3月はいつも危機的な状況に立たされる、そんな感じがします。
東日本大震災のときもそうでした。
大きな余震や津波の被害の恐ろしさと寒さに震えながら過ごしていたところに、福島の原発事故の一報がもたらされたときの衝撃は忘れられません。
コロナウイルス。
原発事故の時のような衝撃度は無いにせよ、背筋がゾッと寒くなるような、気がついたらすぐそこに危機が迫ってきているような怖さを感じます。
それが世界的に広まっていることを思えば、恐ろしさはいや増してきます。
午前中、近所のスーパーに買い物に行きましたが、普段の倍以上の買い物客でごったがえす様子に、かなり驚きました。
東戸塚の大手スーパー、イオンで従業員さんにコロナウイルス陽性の患者が出て一時閉店、消毒という流れになり、
買い物ができなくなっては大変、とばかりに買い物客が他店舗に押し寄せたようです。
サミットストアやガーデン、OKストアも品薄状態だとか。
政府は「在庫はあるから心配するな、落ち着いた消費行動を」とはいうものの、
大手スーパーが消毒閉店ですからねぇ・・・買い物ができなくなったらマズいということで、ヒトの心理は買いだめの方向に動くのでしょう。
まして週末はできるだけ家にいなさい、というお達しが出ていますから、なおさら買い物に走るのもわかる気がします。
拙僧の知り合いが日曜日に結婚披露宴出席のため横浜に来る予定でしたが、その披露宴自体が首都圏の移動自粛要請もあり、一昨日、急きょ延期となりました。
新郎新婦、また親御さんがたの胸中はいかばかりかと・・・
この週末に二件葬儀があるのですが、それも常と同じように行くかどうかも心配です。
葬儀場はまだしも、横須賀の火葬場では「読経はご遠慮ください」という御触れが出ていると言います。
人が集まって焼香や読経禁止、ということでしょうかね・・・?
ウイルスに振り回されて、故人を送るせつない気持ちを慰撫しようにもできない状況になってしまうのではないか・・・と危惧するのであります。
まずはうがい手洗い、正しい知識。
適度な運動と十分な休養。
お互いに気配りする心の余裕。
あの時の判断があったからこそ今こうして元気でいられる、そんなふうにできるよう互いに気をつけましょう。
合掌の郷の桜もようやく咲き出しました。
まだ1,2分の咲き具合です。
今週末に不要不急の外出はお控えくださいという御達しが出ていますし、29日は大雪警報が出るかもという異様な天気予報。
写真だけですが、春の気分を味わっていただけますように。
今日はここまで。