安房国札観音霊場では、12年に二度、丑年と午年に御開帳が行われます。
丑年は本開帳、午年は中開帳または半開帳と呼ばれます。
今年は午年ですので、御開帳の年にあたります。
御開帳について詳しくは こちら と こちら。 前回丑年の時の様子はこちらから。
(下は前回の御開帳の写真です。)
前回の丑年では「本開帳」ということで、とてもたくさんの巡礼の方がお参りに来られました。
受け入れのための準備も、地区の人が総出でおこないます。
先月6日、3メートルを超す大きな角塔婆を書きに観音寺に行きました。
毎回、同じ角塔婆の表面を削りなおして使っているので、少しずつ細くなっているのですが、それでも堂々とした大きな角塔婆。
巡礼の方が触れて御参りして行かれますので、書く方も気合いが入りました。
大雪が降った影響で外まわりの準備は進んでいないようですが、まもなく春寒の空にむけて大きな角塔婆が建てられる見込みです。
開帳期間中は本堂奥に秘蔵してある御厨子の扉が開けられ、ご本尊さまを拝することができます。
巡礼は、観音様のご尊顔はもちろん、温かな人の心にふれることのできる旅でもあります。ぜひ足を運びください。
昌龍寺の裏山の頼朝桜が8分から9分咲きになりました。
保田川の頼朝桜並木はまだ5分くらい(3月1日時点)でしたので、御開帳の頃はきっと見頃になっているかもしれません。
頼朝桜の並木を背に巡礼の方が歩を進めていく、なんて、なんだかいい風景ですね。
今日はここまで。