研究・考察日誌Δ

日々思った事、考えた事の記録箱。
脈絡の無い事を普通のサラリーマンが考察します。

法則性から学ぶ

2020-08-04 00:47:00 | 日記
昨日 経済新聞から興味深い記事を見かけたので引用

それ自体はシンプルな話で年号による特徴と規則的な動きについてだ。

まず
慶応→明治→大正 と推移する時代を並べる。
同様に
昭和→平成→令和 と並べてみる。

そして起こった出来事をピックアップ

慶応・幕末 内戦勃発 動乱期
明治・文明開化 街並みの大きな変化 安定期
大正・スペイン風邪の流行 文化成熟期

昭和・第二次世界大戦勃発 動乱期
平成・街並みの大きな変化 文化の変化 安定期
令和・新型コロナの流行 文化成熟期

まあ、よく似ている訳でこの後ヤバい事起こるんじゃね的な記事だったんだけれど
抽出すべき共通項と法則性はそこだけじゃないと思うんだよなぁ。

それぞれの時代の民意が大きく動いた西暦での年を書いてみると
1867年大政奉還(内戦終了)
1939年第二次世界大戦
約62年。
って事は
1945年終戦で62を足すと
2008年な訳だけれど
リーマンショック前後なだけで
特に争いは起こってない。満期ってやつだ。

ただ僕が気になったのは
大衆の口頭での伝承力と思想力の保持が
約100年あればすっぽりと抜け落ちてしまう事だ。

例えば戦争などは記録媒体が発達してなければ60年で争いを禁忌とする伝承は抜け落ちてしまう。
第一次世界大戦もあったけれど大衆全てを巻き込むような争いはこの二つだけだ。
それと伝染病もそう。
前回のスペイン風邪からは綺麗に100年周期。
心理学も絡んでくるだろうけど
危機意識を全体の過半数が保持出来る期間はこれより短いって事。

つまり過半数を占める人達はどんなに過去の事実として教育を受けたとしても
前回の事象の発生から短ければ60年、保険掛けて100年あれば、それを他人事のように考えてしまうって事なんだ。
話は戻るけれど、前回の大きな争いから約80年。
今の大衆心理はどちらに傾くだろうか。
他人事感が時に歴史を負の方向に大きく動かしてしまう事だってある。
僕らに出来る事は先人に学ぶって事だ。
思想だとか、そんな物は各々が信じる正義を持ってて良いし、そうすべきだと思う。
ただ、知らぬがまま嘆く事だけは
知らぬがまま後悔する事はあってはならないって僕は思うんだ。

衛生意識も危機意識も美容文化も何もかも。
先人から学んだ事を無駄にしてはならない。
僕は普遍性が好きだから、移ろい行くものが好きになれないみたい。


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