研究・考察日誌Δ

日々思った事、考えた事の記録箱。
脈絡の無い事を普通のサラリーマンが考察します。

教わった事

2020-08-14 22:26:00 | 日記
今の会社に入って僕は本当に人生において大切な事を学ばせて貰ってばかりだった。

入社して以来 自分よりも非力だけれど
理不尽な先輩や意地悪な先輩を尽く論破して
言い負かし、実力を見せつけ
黙らせてきた。

けれど 出過ぎた杭である僕は
役員クラスの重役によく呼び出され、
部長に呼び出され、課長に呼び出されて
お叱りの言葉を頂いた。

「正当性を主張する事や証明する事が仕事において大事な事じゃあない。
言い負かす事の出来る弁論力は適切な場所で活かせ。
そしてお前を社内の政治家としては雇っていない。」

こういう言葉を何回も何回も
不届きを働く先輩と上司と衝突する度頂いた。

確かに僕に説教して下さった先輩方は
実力があっても相手を言い負かそうとはせず
上手くまとめ上げていた。

それは例えるならば徳川家康公の如くに
上手く人をまとめ上げる才だった。

そして僕を指導して下さった彼らは
誰より忍耐し、漢気を見せ、損得を計算せず
超人的なまでに相手の話を真摯に受け取り
相手を思いやって行動していた。

例え矛先が自分に向かおうとも
その矛をその身に受けながら
人の為、世の為に働くような人達だった。

僕が人生において
家の教えで唯一 絶対に死守してきた事がある。
それは受けた恩は死んでも忘れず
死んでもその恩を返すべしって事。

恩返しの精神と漢気を組み合わせて
僕は行動や仕事を変革していくと
周りに驚くほど仲間が出来て
それは得も言われぬ程、心地良い気持ちになった。

そして理解した。

名のある経営者やビジネスパーソンは
皆 これが呼吸の様に当たり前に出来て
尚且つ 世の中をクールに見えていたんだなと。

僕が参考にしている松下幸之助さんはその典型だ。

苦しい時ほど自社の製品を世に無償で配る様な人だった。

僕は今の会社でお給料を頂きながら
人として育てて貰った世の中への
恩返しをさせて頂きつつ
心まで教育してもらっていたんだなと。

どうしても人間だから疲労や理不尽や感情や他人に翻弄されてしまうけれど

そこを乗り越えた人達だけが見える景色が
僕の次のステージなんだと思う。

だから僕はひたすらに精進して成長していくよ。
これからも。
きっといつしか 偉大な彼らに肩を並べるべくね。


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