さきほど大きな地震がありました
ご不安もあると思いますが、どうぞゆったりと落ち着かれますように
こちらは2015年春に出会った不思議な縁のある男性とのことを思い出しつつ書いている場所です
2017年初夏のこと
あんなに紆余曲折あったというのに、5月には実家を出ることをきめ、6月には家もきまり、両親には快く引っ越しも手伝ってもらい、新しい生活が始まりました
そこは残業がちだったことを考慮して職場の近くでした
そしてまさかその引っ越しの日にSさんとばったりと会うということが起きたのです
その初日に彼へ自宅を教えることになるなんてと思いましたが、その頃には以前ほど、わだかまりもなく話すことができるようになってきていたのです
ですがやはり時折送るメッセージには仕事のことはともかく、少しでもプライベートに近い話となると、いつも返事はありませんでした
いわゆる既読スルーです
とまどいましたし、これまで、返事をしないという人にであったことがなかったため、まだ昨年のことが尾をひいているのかなと考えたり自分は何かよくないことを言ったかなとおもったりとその意図を考えては、落ち込むことが何度もありました
気がつくと、2017年も年末あたり、ただ忙しい毎日を過ごす中、相変わらず両親とは完全に打ち解けたとは言い難いながら関係性は随分良い方へかわってきていました
そして同様にSさんへの気持ちというものも、結果変わることがないと気づいたのです
食事にいったあの日、たまたま店内で流れていた映画やそれにまつわるものを至る所でみたり、関わったり、その時に聴いた曲がよりによってというところでかかったりするたび、思い出されて消えてくれないのです
何度かそんな体験をしたころ、きちんと彼にきいてみよう、と思うに至りました
会えるなら会いたいと言わなくてはと
数ヶ月ぶりにワタシはSさんへ連絡をしました。会えるかな? というような気軽なものでした
結果、結婚をひかえているとのこと。そしてやはりその飲むということに対しては『断られない』のです、しかもまるで期待をもたせるような返事でした
流石に、なぜはっきりと断らないのか? という気持ちで、そうかこれが最後の連絡だな!と思いました。
もう2度と連絡はしないという覚悟で、ワタシは今度こそ本当の自分の言葉を言おうと思ったのです
まだ好きだし、結婚は残念ながら祝えない、と
自分の心を殺して相手を祝福することはいまはできないと感じたからです
思えばひどい言葉です。誰も幸せになっていない言葉でした
それを今も反省します
しかしそれでスッキリとしました
今度こそこれでよかったと感じたからでした
結局全く顔をあわせることなく年が明けました
2018年1月。
また別の大きな扉があく瞬間が訪れます