2015年春にであった不思議な縁のある男性とのことを思い出しつつ書いてあります
2016年9月
Sさんをお誘いし、食事にいくという話は一転二転
結局月を跨いだ9月に決まりました。しかも2人でではなく、気がついたら人数が増えていました
戸惑いと焦りとがある中、あきらかにその連絡手段に執着していたというか、今思っても大変重い感覚でいたとおもいます
その時には正式に離婚もしていたのですが、これでやっと前にすすめる、明るい気持ちでいられると考えていたのです
あるいは土壇場でキャンセルになるとか、ありとあらゆるネガティブなことも考えついたくらいでしたが、なんとか会うことはできました。Sさんは普段こんな感じなのか、というくらい日頃とは違った顔をみたように思います。話し方も雰囲気も。その時に来ていたSさんの同僚である男性とも親しくなったので、その日はそれはそれでたのしく終わりました。
そしてみたもの聴いたものは、のちのち繰り返しテーマのように現れるようになります
一つはある映画 一つはある曲でした
そしてその同僚さんとのことも
またみんなでいきましょう、とたのしく連絡しあいながらどうしてもワタシの中にはわだかまりがありました
考えにかんがえて、実はワタシは離婚をするにあたって大変辛い状況にあって、あなたにどれだけ助けてもらったのかわからない。
そのお礼をいいたくてあなたと食事にいきたかったのだとつたえました。そして二人で会えるか?と
この時のワタシは、自分を守るために、何度も何度も『こう言われたらこう言おう』というシミュレーションのようなものをいくつも用意していました
まるで自分の言葉ではないような、でもできるだけしっかりと伝えようとしていました
彼のこたえはというと、結婚する人がいるから2人ではあえない、ということでした
あんなにあっさりと会うことを承諾したのに? と思いつつも、そうかこの人は彼女を守ろうとしたんだな、と自分を納得させたワタシは、Sさんへ素直に想いを伝えることにしました
好きな人だということ、感謝し尊敬していると
それに対する返事はとても明るく、相手もワタシに感謝しているという言葉でした
なのでこれからもよろしく、ととても心地よくメッセージを送り合いましたし、その翌日またしても顔を合わせた時『心がつうじる』という感覚を体験しました
そらはもちろんワタシの一方的なものかもしれませんが、そればかりは確かでした
その「好き」がなんだったのかわからなかったワタシは、この人のことはだいすきだけれど、じゃあどうしたいのか? ということはまるでわからなかったのです
でも、好きを伝え、受け止められそして相手からもはっきりと喜びを感じた、という感覚は今までないものでした
ワタシはこれでよかったのだと、消えない寂しさは抱えつつ思っていました
それは9月後半へ進むにつれ、またしても急激に展開した仕事のこと、そして彼の同僚とワタシが親しく話すようになったことで急変していきました
体重はおちる一方でしたし、
なぜかたった一度だけ、Sさんから
『大丈夫ですか?』
といわれたとき、なにが? と思いました
『いや』と言葉を濁した彼のことは今も鮮明です
そしてそれ以降、また更なる変化が訪れます