SF傷だらけの天使 92話
ショーケン
「りゅうちゃんは、失敗することがあるの?」
「中途半端なことをやると、だいたい失敗しますね」
「そりゃあそうだ」
「人間は、必ず失敗するんです」
「必ず失敗する?」
「そうです、必ずです。プログラムをやってて分かったんです。人間は、コンピュータじゃないから、必ず間違えるんです」
「ふ~~~ん」
「だから、いつも僕は、七十パーセントの確信なんですよ」
「七十パーセントねえ」
「でも、人間には学習能力があるので、後で修正すればいいんです」
「それじゃあ、クルマの運転なんか出来ないんじゃないの?」
「クルマの運転は、実験やプログラムなんかに比べると簡単ですから、百パーセントの確信で運転していますよ。でも、用心していても、人間ですからねえ」
「油断大敵だよね」
「だから、手術なんかでは、手順を見ている助手が、必ずいるんですよ」
「なるほど。これ、まだやってんの?」
「あと十発、十分置きに」
「その後は?」
「食事」
「穀物抜きの夕食ね」笑
「自分を見つめながら、食べることが大切なんです」
「なるほどね。最近、ゴキブリが出てねえ」
「ゴキブリは、生ごみがあると、食べに出てくるんですよ。夜中に」
「台所に多いね」
「そうなんです。生ごみに毒を振りかけておくといいですよ」
「毒?」
「売っていますよ。ネットでも」
「それで死ぬんだ?」
「はい。無いときには、洗剤でも死にますよ。無臭のがいいです」
「へ~~~え、それやってみよう」
「ゴキブリは人を噛むことがあるんですよ」
「ええ、そうなの!?」
「ハチやムカデのように毒はありませんが、ゴキブリの噛む力は非常に強く、ゴキブリが噛んだ箇所から細菌や雑菌が入り込むと、アナフィラキシーショックを起こすこともあります」
「怖いねえ~~」
「人を攻撃しようとしているわけではなく、肌に付着したごみや皮膚の角質を食べようとするからなんです」
「殺さないと、駄目だねえ」
「基本的にゴキブリは夜行性で、餌を探すために活動するといわれています」
「暗くなると、出て来るんだ」
「わたしは、超音波式害虫駆除機を使っています。あらゆる虫を追い払いますよ。ムカデとかも」
「どこで買ったの?」
「ネットで買いました。安いですよ、千円くらいで。寝てるときに噛まれるそうなので、寝床の近くに置いています」
「それ、いいねえ。俺も買おうっと!」
「部屋を常に綺麗にしておくことですね」
「そういうことだね」
「ゴキブリに噛まれたことは?」
「ない。ムカデはあるよ。痛かった!」
「ムカデや蜂の針は、ガムテープで取ればいいんですよ」
「へ~~~え!じゃあ、救急箱にガムテープ、入れておこう」」
よう子
「わたしも使ってますよ。超音波の、まったく出てこなくなりました」
アキラ
「隆二さんも、UFOカッパじゃん」
「これいいですよ。両手が使えますから。傘は、避雷針にもなるから危ないんですよ」
「雷の日の傘は、危ないってこと?」
「そういうことです」
隆二を知っている近所の、UFOカッパの子供が、隆二の発明したカミナリ中和弾の迫撃砲を見ていた。
「発明家のおじさん、これなあに?」
「これはねえ、カミナリを消してしまう大砲だよ」
「うわ~~、すごいなあ~~!」
子供の目は、好奇心で輝いていた。
「りゅうちゃんは、失敗することがあるの?」
「中途半端なことをやると、だいたい失敗しますね」
「そりゃあそうだ」
「人間は、必ず失敗するんです」
「必ず失敗する?」
「そうです、必ずです。プログラムをやってて分かったんです。人間は、コンピュータじゃないから、必ず間違えるんです」
「ふ~~~ん」
「だから、いつも僕は、七十パーセントの確信なんですよ」
「七十パーセントねえ」
「でも、人間には学習能力があるので、後で修正すればいいんです」
「それじゃあ、クルマの運転なんか出来ないんじゃないの?」
「クルマの運転は、実験やプログラムなんかに比べると簡単ですから、百パーセントの確信で運転していますよ。でも、用心していても、人間ですからねえ」
「油断大敵だよね」
「だから、手術なんかでは、手順を見ている助手が、必ずいるんですよ」
「なるほど。これ、まだやってんの?」
「あと十発、十分置きに」
「その後は?」
「食事」
「穀物抜きの夕食ね」笑
「自分を見つめながら、食べることが大切なんです」
「なるほどね。最近、ゴキブリが出てねえ」
「ゴキブリは、生ごみがあると、食べに出てくるんですよ。夜中に」
「台所に多いね」
「そうなんです。生ごみに毒を振りかけておくといいですよ」
「毒?」
「売っていますよ。ネットでも」
「それで死ぬんだ?」
「はい。無いときには、洗剤でも死にますよ。無臭のがいいです」
「へ~~~え、それやってみよう」
「ゴキブリは人を噛むことがあるんですよ」
「ええ、そうなの!?」
「ハチやムカデのように毒はありませんが、ゴキブリの噛む力は非常に強く、ゴキブリが噛んだ箇所から細菌や雑菌が入り込むと、アナフィラキシーショックを起こすこともあります」
「怖いねえ~~」
「人を攻撃しようとしているわけではなく、肌に付着したごみや皮膚の角質を食べようとするからなんです」
「殺さないと、駄目だねえ」
「基本的にゴキブリは夜行性で、餌を探すために活動するといわれています」
「暗くなると、出て来るんだ」
「わたしは、超音波式害虫駆除機を使っています。あらゆる虫を追い払いますよ。ムカデとかも」
「どこで買ったの?」
「ネットで買いました。安いですよ、千円くらいで。寝てるときに噛まれるそうなので、寝床の近くに置いています」
「それ、いいねえ。俺も買おうっと!」
「部屋を常に綺麗にしておくことですね」
「そういうことだね」
「ゴキブリに噛まれたことは?」
「ない。ムカデはあるよ。痛かった!」
「ムカデや蜂の針は、ガムテープで取ればいいんですよ」
「へ~~~え!じゃあ、救急箱にガムテープ、入れておこう」」
よう子
「わたしも使ってますよ。超音波の、まったく出てこなくなりました」
アキラ
「隆二さんも、UFOカッパじゃん」
「これいいですよ。両手が使えますから。傘は、避雷針にもなるから危ないんですよ」
「雷の日の傘は、危ないってこと?」
「そういうことです」
隆二を知っている近所の、UFOカッパの子供が、隆二の発明したカミナリ中和弾の迫撃砲を見ていた。
「発明家のおじさん、これなあに?」
「これはねえ、カミナリを消してしまう大砲だよ」
「うわ~~、すごいなあ~~!」
子供の目は、好奇心で輝いていた。
「これで、カミナリをやっつけちゃんだ!」
「うん、そうだよ」
「やっぱり、おじさんは凄いな~~~」
「大雨になるから、早く帰りなさい」
「は~~~い!」
「うん、そうだよ」
「やっぱり、おじさんは凄いな~~~」
「大雨になるから、早く帰りなさい」
「は~~~い!」
高野山に、雷鳴が轟き冷たい雨が降っていた。
ショーケンが隆二に言った。
「このカミナリ中和弾、まさにブライトン・ロックだねえ~~」
https://ncode.syosetu.com/n0433gw/92/
ショーケンが隆二に言った。
「このカミナリ中和弾、まさにブライトン・ロックだねえ~~」
https://ncode.syosetu.com/n0433gw/92/
KAI BAND ブライトン・ロック
空戦・袖飛車 & 空戦・石田流