今シーズン夏の日曜劇場21時のドラマは、スポーツマネジメントの業界を舞台にしたヒューマンドラマ。福田靖脚本X]綾野剛主演「オールドルーキー」第7話「ぶち壊せ! 車いすテニスプレイヤー」見ました。
車いすテニスの有力選手・吉木(福山翔大)がマネジメントを依頼してきた。パラアスリートとの契約経験がないため、皆が二の足を踏む中、なぜか梅屋敷(増田貴久)が前向きな発言をする。その後、吉木の練習や車いすのメカニックとの調整の様子を視察した梅屋敷と新町(綾野剛)、塔子(芳根京子)は、高柳(反町隆史)を説得し、契約がスタート。実は梅屋敷の熱意には理由があり…。
まっすいーの無駄使いなドラマかと思った増田貴久演じる梅屋敷にフォーカスがあたり、彼がこのどらまにいる意味がよくわかりました。パラスポーツと言えば、見ない、知らない世界。もちろんパラリンピックで4年に1度は見るのですが、このドラマがかなり挑戦的なのはスポーツマネージメントが単なる金儲けのドラマとして描かずあくまで「アスリート」と正面から向き合い、殻らのためになぜが出来るかを考え、要求に応えられるよう奮闘努力する姿を描くというやや理想的な、ちょっと現実とは違うものをみせていることです。映画「ジェリー・マクガイア」と同じ思想ですよね。そこにフォーカスを充てればよいし、セカンドライフのオールドルーキー新町を中心にビクトリーの目指すものを見せてもらいたいのですが、どういうわけか、大人の事情で消化、新町夫人にスポットライトが当たり、その光は妹まで届き、本来の主旨からは外れたサイドストーリーに尺を取られることがやや不満。今回の車いすテニスプレイヤーの話も、道場ではなくひとりのアスリートとして見るまでの変化に僕らは感情を高められたのに、ノイズが。。。ちょっと残念。
☆☆☆1/2