久しぶりにNHK夜ドラがスタート、コロナ禍で激変するニッポンの飲食、物流業界。どこか投げやりだった主人公が、キャバ嬢から宅配ドライバーに転身し、さまざまな困難に立ち向かう中で、自分の人生を肯定できるようになっていくまでの物語。櫻井剛脚本X 仁村紗和X毎田暖乃主演「あなたのブツが、ここに シングルマザーのキャバ嬢、宅配ドライバーになる」第６話見ました。
咲妃（毎田暖乃）は亜子（仁村紗和）がキャバクラで働いていることが原因で学校でからかわれていた。亜子は咲妃になぜ早くに話してくれなかったのかと問いただす。咲妃は、亜子が頑張って働いていることに遠慮して言えなかったのだった。亜子は次の仕事を探すがなかなかうまく見つからない。そんな中、亜子は咲妃と腹を割って話すことにした。宅配の仕事をもう一度してほしいという咲妃。亜子は再びマルカ運輸へと向かった。
コロナ禍の大阪を舞台に娘を連れて必死で生きるシングルマザーが宅配ドライバーになるコメディくらいのつもりで先週から見始めたのですが、結構、重いね。いい意味で。僕の小学校の頃や子供たちの小学校の頃は、クラスの中に水商売の親を持つ子がいるとどっか斜に構えてしまい、関わらないようにしていたと思うのですが、いまどきからなのｋ、大阪だからなのか、「うちのおかあちゃん、キャバ嬢やで」はカミングアウト出来るんですかね。咲妃の健気さと強さは、きっとおばあちゃん、お母さん譲りだと思いますが、そう感じさせる演技をする毎田暖乃ちゃんが素晴らしい上に、キャバクラ閉店で再び宅配を始める亜子の強さが心に刺さりました。さらに、先週は嫌な奴としか思えなかった津田健次郎演じる武田の言葉は、意外と宅配は、ただ数をこなして、物を配達するだけではないという宅配ドライバーの本質を話しているみたいに思えてきたのは僕だけでしょうか？チャラチャラしたかっことは別に亜子が、成長していく姿が見れそうな予感がしました。
☆☆☆3/4
