後から空間系エフェクトをかけられるので配置感も自由です。
アンプ手前にコンプレッサーを入れるにはハードエフェクターを買うしかないですけれどね!
かなりの防音性能なのでアンプを本来の味が出るボリュームで鳴らせます!
近所迷惑にならずにすみます。
小音量では出ない低音もバッチリ録音できてブリッジミュートもいい感じ!
元音が大きいので余計な外音を拾わない!(子供が急に騒ぎだしても大丈夫w)
中には吸音材を置いているので、余計なリバーブや回り込みが無く音クッキリ!
DAWでのエフェクト処理が自由に!
ダイレクトモニターすればレイテンシーがない!
ベンチにもなるw
その効果はラウドネスメーター(人の感覚に近い音圧計測器)で15dB!!
なんと82%カット、5分の1以下ということになります!
5台のスピーカーで鳴らしていたものが1台分以下になったということになります。
(400Hz以上ではかるく10分の1を下回っています。)
ちなみにdB差の換算ですが
YがdBの値でXが音量だとすると
ということになりますので、計算もできますがこれを覚えておくと便利
20dB 10倍
14dB 5.01倍 ≒5倍
10dB 3.16倍 ≒3倍強
6dB 2.00倍 ≒2倍
1dB 1.12倍 ≒1割増し
0.1dB 1.012倍 ≒1%増し
☆作ってみよう
※お約束、製作、使用は自己責任でお願いいたします。
記載にはミスがあるかもしれません。寸法などは必ず自身で確認してください。
小中学生くらいでやった工作を思い出しましょう!
そのころの技術でたぶんできます。
【必要な材料】
板6面分(MDF材、密度が高い板です)
<MDF材>
・広い側面用
600mm×450mm 12mm厚
×2枚
・狭い側面、内板用
300mm×450mm 12mm厚
×2枚
・底面・天面用
600mm×300mm 12mm厚
×2枚
※参考
<必要寸法>
・広い側面
600mm×380mm 12mm厚
×2枚
・狭い側面)
300mm×368mm 12mm厚
×2枚 (380-12=368)
・内板、狭い側面の端材から作る
576mm× 20mm 12mm厚
×1枚 (600-24=576)
・底面・天面
600mm×300mm 12mm厚
×2枚
※小窓を設けるなら一枚は600mmを160mm、440mm程度にカットしておくとよいです。
<木ネジ>
2.6×27mm ×30本程度
羽目板用極細を使いました(太いと裂けます)。
<吸音材>
ホワイトキューオン® 適量
参考:50*300*415×4個を適当に詰めてますがアンプの側面には厚くて入りませんでした。
内張りするなら薄い奴のほうが良いかと思います。
※参考
<蝶番>
4個(天板数×2個)+これ用の木ねじ
板の厚みからはみ出さない程度の小さめのもの
<取っ手>
なんでもいいので2個つけておくと移動に便利
端材をねじ止めしてもいいと思います。
※参考
<防カビ処置>
ウレタンカラーニス(半ツヤ透明) 0.7L
ニス用刷毛
ニスを薄めるための小バケツ(下げ缶)
ペットボトルきればOK
<必要工具>
プラスドライバー
キリ(ネジの下穴があけれればなんでもよい)
ノコギリ(切り欠きなど用、あると色々便利です。一家に一本!w)
ヤスリ(角落とし、面取りに)
(あると便利な工具)
電動ドライバー
ドリルビット刃(電ドラにつけられるドリル刃)
ケーブル直径+1~2mmのもの
参考:φ6.5mmをつかいました。
さて、製作(ほぼ組立)方法です!
まずは
1.天板以外の5枚を何とかして組み上げて箱にしますw
板の重ね方は、
底板を挟む感じで広い方の側面板をとめます。
そのコの字の内側に狭い方の側面板をとめる感じです。
【ねじ止め】(コツ)
①上側に重なる方に最初にキリで下穴をあけて木ネジを通して、でっぱらせます。
②取り付ける方の板をあわせてネジの先で跡を付けます。
③ネジの跡をキリでもう少し掘り下げます(1.5cm位)。
(掘りが足りないと板が割けてしまうことがあります。)
④ネジをもう少し出っ張らせてキリ穴にはめて締めていく。
(木なのでしめすぎるとネジがバカになってしまうので注意)
2.内板をつける
内板はどこにネジが当たるかよくわからないので直刺しでいいと思います。
斜めになるとはみ出すのでそれには注意しましょう。
写真は切り欠きついてますが、後で欠いてOKです。
3.天板を切る
好みによりますが、アンプのツマミに楽にアクセスできるように天板を分けることにしました。
私は後から思いついただけなので、最初にカットしておいてもらっていいですし、切らなくてもいいですw
天板に線を下書きし、まっすぐ切りましょう!
角尺が無ければ端辺から同じ距離に点を2つ書いて、点を結ぶ直線をひきましょう。
(書くほどのことではないですが、こういうことをサボると失敗しますw)
のこぎりでまっすぐ切るコツは反対端の到着点へ切り口を引っ張ってくるように切ることです。
その都度右に寄った左に寄ったと気にするとジグザグになってしまいます。
4.角落とし
箱や天板の角がなんか痛そうだなと思う方はヤスリで削りましょう。
ベンチにするなら天板は少し頑張って削っておくと座り心地がいいですw
※角を落としすぎると蝶番をつけられなくなるので注意です!
5.蝶番で天板をつける、取っ手をつける
蝶番や取っ手はあててみて、穴からキリでマークをつける。
マークを掘り下げる。
キリ穴に取り付ける。
というようにやるとうまくいきます。
6.ケーブル通し用の切り欠きをつくる
最初にどの辺に作るか考えて、あらかじめ切り欠きの両脇にネジを打って補強しておきます。
ケーブルの太さより1mmくらい広く鋸で切りとります。
ドリルがあれば終端に先に穴をあけておくことでふちが丸くなります。
ドリルがなければうち板の端まで切り落とせばいいかと思います。
ケーブルがあたりそうなところは(蓋側も)ヤスリをかけておいた方がいいかもしれません。
ケーブル例:ギターのシールド線、アンプの電源、マイクの同軸ケーブル
7.ニス塗り
ニスを塗るなら最後でいいと思います。
(先に塗るとニスの厚みで内板が入らなかったりするかもしれません)
木くずなどを払ってきれいにしておきます。
ニスを下げ缶に出して20%の水を足して少し薄める(塗広げやすくなる)。
ニスは垂れます!
気を付けても垂れます!(経験者は語るw)
こぼれてもいいように新聞紙等を敷いておきましょう。
また、横面の下の方をちゃんとぬれるように底面からはみ出ないようなサイズの端材などに乗せるとよいです。
塗る。なるべく薄く塗った方がきれいにできます。
1時間程乾かす(ほんとは2時間置いた方がいいけど、ほとんど乾いていたので)。
再度塗る。同じく薄く。
2時間乾かす。
ひっくり返して塗ってない方を塗る。
1時間程乾かす。
塗る。
2時間乾かす。
ほとんど乾くと思いますが、さらに一晩おけばかなりスルスルになります。
完全に固まるには1週間ほどかかるらしいですが触っても大丈夫なくらいには固まります。
乾いたら完成です!
アンプや吸音材を中において弾いてみてください!
ビバ生録!!