岩手県で、電車に飛び込んで自殺した、中学2年生(村松亮くん)の話だけど・・・
いじめを受けていることを何回もノートで担任の先生に相談して「もう死ぬ場所は決まってる」とまで真剣なSOSを発信してるのに、「めんどくせー」と言わんばかりの対応で、無視か皮肉かワカランようなコメントばかり返していた、あの担任教師・・・
なんで、こんな対応しか出来ない教師が生まれるんだろうね?
たぶん、この担任に「道徳心がない」とか「正義感がない」とか、そういう事じゃない。
他の教師たちに相談する事もできず、自分でイジメ対応をするのも怖くて、勇気が出なかった・・・
それだけの事だと思う。
「自分の問題は自分の力だけで解決するべきだ」
一見、立派な教えであるかのように聞こえる、こういった日本の教育を、この担任も受けて育っただろうから「自分の事は自分で責任を持つべきであって、他人に迷惑をかけてはいけない。」という固定観念に縛られているんだろうね。
その結果、どうなるのか?
他の教師たちに気軽に相談できない。
「それは、アナタの問題でしょ?」
「自分が受け持つ生徒の問題なんだから、アナタが責任を持って、いじめ対応をしなさい。」
「我々も忙しいんだから、迷惑を掛けないでくれ。」
↑こういった反応が返ってくるに違いない思い込むように、この担任教師は洗脳されている。
だから、誰にも相談できず・・・
なのに、自分の力で、いじめ対応をする勇気も出ない・・・
なぜか?
「うまく対応できればいいけど、ヘタに対応してしまうと、余計に問題を拡大させてしまって、本当に自殺されてしまうかも知れない。」
「そしたら、本当に自分の責任にされてしまって、世間から激しくバッシングを受けて、仕事を失う事になる。」
「それに、いじめる側を注意するのも労力がいるし、ヘタに注意すると、モンスターペアレント(毒親)が出現して、不当なクレームの嵐を受ける事になって、仕事どころではなくなってしまう危険性もある。」
「そんな面倒くさい事に巻き込まれるなら、いっその事、時期が過ぎるのを待って、自然とイジメが消滅してくれるのを期待しよう。」
「そうなれば、勝手に問題は解決するし、自分も責任追及されずに済むし、他の教師たちにも迷惑を掛けずに済むし・・・」
↑こういった心理が働いた結果、村松亮くんが「もう死ぬ場所は決まってる」とまで相談したのに、無視か皮肉かワカランようなコメントで、軽く受け流すような対応しか取れなくなってしまった。
その結果、計算は裏目に出てしまって、本当に村松亮くんは自殺してしまった。
神様から「モニタリング」を仕掛けられている事に気づかず、「自分だけは良い人のままでいたい」という欲望を押し通すために、村松亮くんの真剣なSOSを無視し続けた結果、神の逆鱗に触れてしまった。
この偽善者め!!
・・・まあ、結局は「自分の問題は自分の力だけで解決するべきだ」という一見、立派な教えであるかのように聞こえる、この教育こそが「何が何でも、自分が責任追及されてしまう事だけは免れたい」という恐怖に怯えた人間を乱造しまくっているという事。
そういう人間が教師になってしまった結果、誰にも相談できず、かといって、自分の力で問題を解決しようともせず、いじめを認識していながら、ほったらかしにする事しか出来ないという状況を生み出しているという事。
この学校の校長先生も、コメントしてるけど、やっぱり「何が何でも、自分が責任追及されてしまう事だけは免れたい」という恐怖に怯えてるから、報道陣の質問に対しても、必死に「受け流し、受け流し、受け流し・・・」という態度を取っているような気がする。
まあ、今回の校長に限らず、今までだって、こういった「学校」が絡んだ事件が起こるたびに、同じような事を、ずっと繰り返してる気がするんだけどね。
だから、一見、この学校の校長や担任教師たちが、悪人「のように見える」けど、本質的な問題は、どこにあるのか?という事を、一歩下がった視点から探ってみて欲しいな・・・
担任教師や校長を「悪人」だと裁いて「お前たちの問題は、お前たちの力だけで解決するべきだ」と、あんまり責めてばかりいると、今度は、担任の教師や校長が自殺するよ。
そして、その次は・・・
イジメ・虐待問題:その心理と原因::平和の絵本クイックツアー
根っこからイジメ・虐待問題を考える
http://www.j15.org/izime-index.htm
で、こういう事件が起こるたびに、やっぱり、これまでの日本の教育を大幅に見直さなきゃいけない時代が来てるんじゃないか?っていう気がするんだよね。
だから、これからは・・・
自分の問題は自分の力だけで解決しなくてもいい。
何でも自分の力だけで解決しようとするのは、誰とも信頼関係が築けていない証拠だ。
他人の力はアテにならない?そう思い込むなら、他人の力を見下した差別的な考え方だ。
こういった教育が必要なんだろうと、個人的には思ってる。
だからと言って、何でもかんでも他人任せにすれば良いという意味じゃないよ。
あと、こういった話題に興味がある人は、以前も、似たよーなテーマの記事を書いてるので、ちょっとは参考になるかも知れません↓
「言い訳するな!」「口ごたえするな!」「態度が悪い!」などの間違った教育が犯罪者や暴力団を生んでいる
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/d7dc8d96f991d351bf3fa6c4430553b3
発達障害の原因は親
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/774aac4791e789170adacf99297de0a5
余談ですけど・・・
約半年前から、いろいろと考えすぎて、抱え込みすぎて、うつ状態になってたので、しばらくブログ更新できずにいました(汗)
最近になって「マイペース」というものが、やっと少し分かってきたような気がします(苦笑)
「マイペース!」 じゃなくて 「マイペース(^-^)」
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/b0436fa296f34a855de608540056a9c2
そこら辺、もうちょっと真剣に考えて欲しいな・・・
普段から本音で話し合う事なんて、ほとんど無かったんだろうね。
だって・・・
「人に迷惑をかけるな」
「家族にも迷惑をかけるな」
たぶん、こんな教育ばかりされてたんじゃないかな?
だから、いつも「いい子」でなきゃいけないし、場の空気(雰囲気)が壊れるような事をしてはいけない。
その為には、本音を言ってはいけないし、嘘を見破るような事も言ってはいけない。
いつも取り繕って、偽りの自分を演じることによって、見せかけだけの「幸せ」や「平和」な状態をキープしましょう!
・・・こんなんじゃ、本当の意味での、家族の信頼関係なんて生まれないんだよ。
まあ、村松亮くんも、その親や家族たち本人も、自分たちで気づいてないのかも知れないけど、上記のような考え方が深く根付いてしまっている家族だったんじゃないかな?(僕の家族みたいに)
だから結局、自殺を考えるほど悩んでいても、家族には何の相談もできなかった。
家族は、村松亮くんが深刻なイジメにあっている事に、気づいてあげる事が出来なかった。
『学校でのイジメが自殺の一因』
ニュースとか見てると、話の流れが、そんな風になってきてるけど・・・
たしかに『一因』と言えば、そうなんだろうけど、そもそも、そこまで深刻な状態になっているのなら、村松亮くん対して・・・
『学校に行きたくないなら行かなくてもいいんだよ』
と言ってくれる家族さえいれば、村松亮くんは自殺せずに済んだ・・・
以前、NHKのドラマで『キャットストリート』というのがあってて、その感想文を書いてたけど↓
http://blog.goo.ne.jp/rollingstar648000/e/a42369450b62cdbbacf2bd21dd770c5f
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あのフリースクールを開業した 学校長の子供は 学校でイジメに合って 命を落とした・・・
無理に「学校に行け!」と言わなければ・・・ 子供の辛さを分かってあげていたら・・・
そんな気持ちから あの学校長は フリースクールを開業した・・・
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もう7年も前のドラマだけど、こんなに以前からNHKがドラマにしてまで・・・
『学校に行きたくないなら行かなくてもいいんだよ』
という事を訴えていたのに、活かされなかったの?
悲しいけど、これからも訴え続けていく必要がありそうだね。
村松亮くんの親は、世間的には「被害者」という事になるんだろうけど、深刻なイジメにあっているのに、学校に行かせ続けたという意味では『加害者』と言われてしまっても、仕方がないと思うよ?
たぶん、かなり残酷な事を、僕は言ってるのかも知れないけど、取り繕ったりせずに、本音を書いてみました。
何で人は 動物とは違う 本能ではない 理性 を 持っていると思う❓
本当の納得のいく答えが一生のうち 見つかるとは思う❓
私は 質問こそするが まだ見つからないよ。でも生きて行くしかないのだよ。死にたくないそれが一番の理由。死が怖いそれだけ。
そしたら・・・
「元・高校教師の、●●●●さん54歳が行方不明なので、目撃情報がありましたら、警察署までご連絡ください。うつ病の方ですが、病院で処方された薬を服用していないため、情緒不安定です。足腰が弱っているため、遠くには行っていないと思われます。」
こんな情報が出てくるし(汗)
どちらかと言えば、熱血教師の部類の人だったし、一見、うつ病なんかとは無縁なイメージがしてたけど、まさか、あの人が?
いったい、何があったんだ?
もう少し調べてみたら、無事に発見されたって事らしいので、とりあえず安心したけど(汗)
やっぱり、教師の仕事をしてる人って、色んな人達を相手にしなきゃいけないから、板挟みの状態とか、八方塞がりの状態とかに陥りやすいだろうし・・・
本当に思ってる事(本音)を言うわけにもいかず、嫌でも、きれいごとを言わなきゃいけない場合も多くて、ジレンマに陥りやすい職業なのかも知れないね。
たとえ「善悪中毒」とかに気づいていたとしても、「だったら、どうすればいいの?」という部分への気づきが追い付いてくれないと、どうにもならない葛藤を、色々と抱え込んでしまう一方だろうし・・・
人生って分からないもんだね。
ところで、ニコニコリンクさんが
「何で人は 動物とは違う 本能ではない 理性 を 持っていると思う❓」
という質問をしてるけど、人間以外の動物たちが「理性を持っていない」というのは、もしかしたら人間の勘違いじゃないのかな?なんて、最近、思う事があったね。
とある池で、100匹くらい?の魚たちが、驚くほどきれいに行列を作って、軍隊で泳いでたりしてるし・・・
人間で言えば、運動会での集団行動みたいな感じ?
「前にならえ!」
「まわれ右!」
「前へ進め!」
こういうのと同じ事を、魚たちがやっている・・・
彼らが、とても「本能」だけで生きているとは思えない光景でした^^;
そして最後に「本当の納得のいく答えが一生のうち 見つかるとは思う❓」への回答ですけど・・・
YUI「feel my soul」
http://www.uta-net.com/song/24345/
なるほどね・・・
「自分の問題は自分の力だけで解決するべきだ」(人のせいにするな)という便利な言葉を使って誰かを責めれば、自分の責任を免れる事ができて、人のせいにする事ができる。
ほとんどの人は(僕自身もだけど)こんな感じの事を、知らず知らずのうちに、やっちゃってるんじゃないのかな?(汗)
もうちょっと突き詰めて考えてみると・・・
「自分の問題」とは何なのか?
どこからどこまでが「自分の問題」で、どこからが「他人の問題」なのか?
もし「自分の問題」が解決しない事によって、他人の迷惑が掛かり続けている状況があるなら、「自分の問題」=「他人の問題」になるんじゃないかな?
もし「他人の問題」が解決しない事によって、自分に迷惑が掛かり続けている状況があるなら、「他人の問題」=「自分の問題」になるんじゃないかな?
そんな風に考えてみると、何が「自分の問題」で、何が「他人の問題」なのか?
そんな線引きは非常に困難というか、現実には、そんな区別は存在しないのかも知れないね。
ただ、色んな状況に応じて、その場限りの便宜上の表現として「自分の問題」とか「他人の問題」などと言ったりする場合があるというだけの話で・・・
そんな風に考えて行くと・・・
「自分の責任」とは何なのか?
どこからどこまでが「自分の責任」で、どこからが「他人の責任」なのか?
という線引きも非常に困難というか、現実には、そんな区別は存在しないのかも知れないね。
それなのに、それを無理やり線引きしようとして「それはアイツの責任だ!」「あれはお前の責任だ!」みたいな事ばかり言ってるから、ひたすら責任の押し付け合い&逃れ合いの競争に全力を注ぐばかりになってしまって、肝心な部分で、誰も動こうとしなくなる・・・
上記の文章、色々と説明不足な感じがするので、意味不明になっている部分があるかも知れないので、とりあえず「詩」みたいなものだと受け止めておいて下さい。