ポニョちゃんとキナコちゃん 時々薔薇と猫

ワンコ大好きな母さんが 保護犬ポニョちゃん、キナコちゃんを迎え 彼女達との毎日を綴ります。猫や趣味の薔薇についても。

ふぉん しいほるとのむすめ 吉村 昭

2018-05-29 10:04:57 | 面白い本
紫陽花の季節が 来ましたね。
鎖国時代 長崎出島に滞在した ドイツ人医師シーボルトは
愛妾オタキの名前を取って 紫陽花に学名をつけたと 言われています。

ということで 紫陽花から この本に飛びました。



実は この本は みゃー大工さんのオススメです。
読みたくなって アマゾン古書で買いました。
第1刷が 昭和53年になっています。

あらまあ、大学2年生の時ね。
あの頃 何をしてたのやら、吉村昭さんのこの本を読まなかったことだけは確かです。
せっせと 遊び呆けていたんでしょう。おそらく。

本て いいですね。
何十年経っても こうやって 読めるもんね〜
過ぎ去った年月は戻ってはこないけれど
本の世界にはいつでも入れます。

さあ❗️読むぞ〜

ちなみに 紫陽花の花言葉は 「家族の結びつき」「家族団欒」だそうです。
今は 亭主と二人になった我が家で この言葉って なにやら 空虚です。
そのうち おひとり様になり 風船のように ふわふわ漂うのかも。







お。。。。こいつらも 家族だったな。






猫のいる日々 大佛次郎

2018-04-07 08:29:16 | 面白い本
みゃー大工さんの紹介された「 猫のいる日々」を読んだ。



これが なかなか格調高い名著である。
主に昭和の時代に 彼があちこちに書いた猫に関する随筆を集めたものである。
猫好きの私にとっては いちいち
う〜むと唸ってみたり
キャラキャラと笑ってみたりしつつ

彼の心の広さや人間的暖かさにひとしお心打たれるのであった。
やはり、猫好きはいい❗️

あまりに 共感 感動し黄色い付箋をつけた。

私たちは明日の仕事のことを心配しなくてよい。
親や兄弟のことで頭を煩わさなくていい。
子供が不良になろうがもう一向に関係がない。
まだ寝るのに早いと思ったら、夜気の中に藤の花の匂っている庭に降りて行こう。
もっと遠くへ行きたかったら、道路を横切って公園へ入り、
港に来ている船の灯を眺め、
真夜中の噴水の囁きをいつまでも聞こう、
私たちには、区切られている時間なんてない。
星は光るし、海は皺を寄せて動くだけだし、
天地は実に悠久だ。


と彼は まるで 猫になった気分で これらのエッセイを書いている。
猫に学ぶ事って いっぱいあると思う。

今まで興味の対象外だった大佛次郎を 読んでみたくなったのです。


オジャちゃん


おチボウさま

マイケル ポーラン 人間は料理をする

2018-03-21 09:09:58 | 面白い本


今 この本を読んでいる。
マイケル ポーラン ご興味ある方は こんな本も👇
欲望の植物誌
(Tedで 面白いことも喋っています。)

中に 面白いフレーズがあった。

「私たちが摂る塩分の大部分は 加工食品からのもので
標準的なアメリカ人が日常摂取するナトリウムの 80%を占める。
だから 加工食品をあまり食べないのなら 心配はない。
調理する時に加える塩は 人が食事から摂る塩分のごくわずかでしかない。」

ここの部分は ポーランが 料理人のサミン ノスラットの主張を書いた部分で
彼の意見ではないが これを肯定している。
つまり 真っ当な食生活を送っていれば 塩分制限はナンセンスという事で
塩を怖がるな なのだ。

こんな事を書くのも
自分の友人 知人が シニアになってから
塩を目の敵にし始め やたら 薄味を主張しているからなのだ。
彼女達は ほとんど 自分で料理をし 加工食品 スナック菓子など無縁なのに。

また、ある友人は 最近体調崩して
リンパの流れが悪いのだと言う。

ナトリウム不足でしょ!
この本を進呈してあげたい。

世の中には 色んな食に対する考え方があるが
ポーランの考え方は 私のとよく似ていて 納得している。

料理によって 人類は社会的になり 礼儀正しくなった。
料理のおかげで 消化能力を倹約し
余ったエネルギーで認知能力を発達させられるようになった。
人間の大きな脳と小さな胃腸は 料理された食べ物に支えられている。
人間は料理無くしては 存在しえない。

つまり 料理は人間のアイデンティティ、生態、文化の拠りどころである。


村上 元三 足利尊氏 村上さんちのじいちゃんが書いた。

2018-03-06 09:31:08 | 面白い本


ふらりと立ち寄ったBOOK OFFで
村上元三の足利尊氏を 200円で 買った。
昭和57年 13刷 レトロ〜

実は この村上元三 村上ンチのじいちゃんなのだ。

かれこれ 20数年前のこと
私は東京の高輪に住んでいた。
目と鼻の先に 大楠のある 敷地の広い 古いお屋敷があり
そこに 娘と同級生の村上が居た。
高輪台小学校の同じクラス。

彼は 大人しく ボーッとしていて 娘は 村上❗️と呼んでいた。

高輪三丁目、坂を下ると品川駅
こんなところのお屋敷に住むのは 相当リッチな家族だろうと思っていたら
意外と 奥さん(村上の母ちゃん)は 気さくで 心温かい人であった。
田舎人の様な 純朴なおばちゃんだった。

それから わたし達家族が 海外など転々として
岡山に戻ってから 作家の村上元三さんの家だったということを知った。
当時 村上元三は そこに住んでいたのだ。
全然 知らんかった。
じいちゃん 居るとは聞いていたが。

それから しばらくして 村上さんちが更地になって
高級マンションが建ったと聞いた。
相続税を払う為に 処分したのか。
村上元三をググると 住所は 世田谷になっている。
だとすると 死ぬ前に処分したのかしら?
固定資産税半端ないもんね。
そこんところは不明だが
彼は2006年に 96歳で 没している。

と、郷愁を感じて こんなレトロな本を買ってしまった。
そして 読んでいる。

話は飛ぶけれど
世の中 非常に便利になって
質の高い書評をブログで読めるのが 嬉しい。
私が いつも参考にしているのが ここ

松岡正剛の千夜一夜

白川静の漢字の世界を今度は読もうと思っているのだ。


おチボウさまと オジャちゃん

香りはなぜ脳に効くのか 塩田清司

2018-02-15 13:17:01 | 面白い本
Kindle Unlimitedで 香りはなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療
(2012 NHK版新書 塩田清二)を 読んだ。

学術書と一般書の中間のような本である。
引用文が無いので読みやすいが 根拠があいまい。
とはいえ、私の興味や信念に合致しているので
やっぱ アロマはいいんだわい❗️と 相成った。


アロマセラピーを使った医療は フランス ベルギーなどで
上図の補完医療として盛んだそうだ。
香りの成分を取り込む方法は 匂いを嗅いで 鼻から取り込む方法と
肌に塗布して皮膚から吸収させる方法がある。
アロマセラピーは その両方を使う。

香りの成分は100% 嗅覚から 脳に到達して
いい気持ちになったり リラックス出来ると思っていた。
肌からも吸収されるのね〜 有効成分として。

実は きなこママ 毎晩入浴時に 精油を数滴湯船に垂らして
アロマバスを楽しんでいる。
昨日は キャベッジローズ おとといは ガーデニア その前は ラベンダー。。。
シャキッとするのはラベンダー
うっとりするのは 百合
ぼ〜っと 夢見心地になるのは 匂いスミレ。。。。などなど
リラックスする事 この上ない❣️

この本のお陰で アロマバスは
鼻からと 皮膚からで バッチリ👌じゃん。
思ったのでした。



さらに この本の最後には 認知症の治療に 香りが有効であるとかいう データも載っていました。
真偽のほどは 不明ですが
ノリやすい 私は
アロマ万歳❣️と 叫んで
また こんなもんを Amazonで ポチってしまいました〜


使ったら 使用感アップしますね。

実のところ アロマバスは 浮世のチリゴミから離れて
まるで天国にいるような 幸福感を お安く味わえますので おススメです。