ゲームシナリオライターMistaの制作メモ@将棋ミステリー「千里の棋譜」PS4/Switch

家庭用ゲーム機の将来は?

久しぶりに以前お世話になった岡本さんのインタビュー記事が
海外のサイトか何かに掲載されたようで、ご健在のようで良かったです。
ただ、ゲームリパブリック社で行っていた高機能ゲーム機の開発は
もう難しいということははっきり述べられており、残念ながら同感です。

ゲームも作品あるいはエンタメである以前にビジネスなので
コストパフォーマンスが悪すぎる据え置き型ゲーム機市場は普通に考えれば
今後も収縮していき、やがてはスマホなどに飲み込まれるでしょう。

個人的にはゲームの質が保てればプラットフォームがどうなろうと良いのですが
特に最近はソーシャルゲームに代表されるようなビジネスに特化したものが多く、
そういったものは長続きしないので、ゲームの将来が心配ではありますね。
ソーシャルでは「自分達では絶対に遊ばない」と公言して作っている所もあり
その割り切りはビジネスには重要でしょうが、長期的に見た時には
業界全体に良いことはないでしょう。

一方で面白いゲームを作りたい一心でゲーム会社に入ったクリエイターでも、
会社の方針で「いかにお金を絞り取るか」という点のみを考えたゲーム制作を
せざるをえないケースも多いでしょう。これは業界の損失ですよね。
少し前まではまだ不景気というだけで済んだのですが、今は制作側のスタンスが
変わらざるをえなくなったのは問題と思います。

これはテレビでも消えるとわかってても一発ギャグ芸人に頼って番組を作るのと
似ていますね。それで本当に面白い芸人が出る機会が失われているのは長期的には
お笑い界にとっても損失ですが、目先の視聴率を追わざるをえないという悪循環。
#余り書きませんが実はお笑いはかなり好き

このようにエンタメ界全体が不景気から来る質の低下スパイラルに入った印象で
抜け出すのは容易ではないと感じています。
などと他人事のように言っていますが、一応私もまだクリエイターのつもりなので
この状況を少しでも変えるような活動をしたいですね。

なお、先の記事で岡本さんがFolksSoulの続編をやり残したと言われていたのは
本音かは分かりませんが、うれしいですね。

コメント一覧

ゆん
こんにちは。
私達表現を受け取る側にとっても、こうした業界の姿勢はとても悲しいことで実際に業界内に居られるクリエイターの方々の苦しみはもっと大きいのだと思います。
そうした中で、「良いものをつくる」「面白いとおもうものをつくる」(解釈が間違ってたらすいません)というMystaさんの一貫したご姿勢は、本当に励まされるし、嬉しいことです。
少しでもそういう方々が表現界に広がって欲しいなぁ、と思いますね。
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