石川まで我が家のメンバーさん総勢を連れて行った今回。
勿論、うりも連れて行った。
仔猫の頃からそうぜざる得なかったのだが、仕事場に車で連れて行っていたことが功を奏し、うりは車がなんでもない。
何度も状態が悪くなって家に置いて仕事に行くのがはばかられ、いつも助手席にいた。
原因不明で首のわきが顔の半分くらいの大きさに腫れあがって、それが破裂してしまった時に「もうこのまま一生面倒見よう」と決心した。
今じゃ、猫世界では宇宙一可愛い我が家のメンバーとなった。
行きの殆どはケージの中で寝ていたうり。
到着した後も犬のように表に出してトイレをさせたりはご法度なので、猫砂の入ったダンボールでいつものように用を足し、ご飯も食べて皆と一緒に車中泊。
翌朝は会場でケージでお留守番させ、いちみとわきは頑張って出走。
空き時間を利用して、他のメンバーさんをお散歩させたりしていた。
帰るとうりが「出して～～～」と鳴くのでトイレかなとケージから出す。
車の中で自由にさせることも普通にあるので、そこから自由にさせていた。
いちみを迎えに行ったり、メンバーさんの様子を見に行ったりする度、うりが車のどこに居るかチェック。
大抵、同じ場所にいるうり
せいちゃんと助手席で添い寝か積んである荷物の上で寝ている。
今回は持って行った毛布の上で寝ていたりしていた。
ジャックラッセルのとなりをお散歩に出して戻って来た時、やはりうりの所在を確認。
車はロックしているしどこに行くわけもないのだが、姿を確認しないと済まなくなっていた。
所が、となりをハウスに入れてうりを呼んでも姿がない。
席の下。荷物の裏。ハウスの隙間・・・。
どんなに探しても居ない
ハッと気が付いたのは、メンバーの為に少し開けてあった窓の隙間。
猫ならこのくらいの隙間、出れるではないか
検分も迫っていて脅迫観念にさらされた状況でパニック寸前に・・・。
Ｍ女史に居ない事を伝えに行く。
びっくりしたＭ女史、ＭＣに猫を探して貰える様に放送をお願いしに行ってくれた。
目の前が大きな川で、その河川敷を「うり～～～～」「うり～～～～」と探す。
こんな遠い場所で、今日には帰らなければならないのに、風も冷たくて、見つからなかったらどうしよう。
誰かに保護されたらいいけど、そのまま飼われてしまったらうりにはもう会えない。
半分べそをかきながら、ひたすら「うり～～～～」と呼ぶ。
かなり進んだ所で私の車の方からＳさんの「つきちゃ～～～～ん」と呼び戻す声が。
呼ぶだけなので見つかったのではなく、更なる情報を知りたいのだろうかと戻る。
「ねえ、ハウスに入ってるのうりじゃないの？？？」
指されたハウスには違う子が入ってる。
「そこの子はお預かりの子なんです
」
「違うよこっち」指されたハウスにはとなりが入ってるハウス。
・・・となりの脇に狭そうに顔を覗かせているうりのけだるそうな顔が
となりをお散歩させている時に、うりが入っていたらしい。
それに気が付かずとなりを入れた状態でうりを探しても見つかりっこない。
その日の夕飯。
石川で有名な回転すし屋で、うりの話になった。
「探していた時、このまま見つからなかったらご飯が食べれないんだ・・・って思うとたまらなくなって」と言うのにＭ女史。
「うん、今日はご飯抜きで捜索かと思ったよ
」
「え、うりが・・・って事ですよ～～～
」
みんなで笑ったけど、嬉しいやらホッとしたやらで少し泣いてしまった。
おばはんが泣いても汚いだけなんだけどね（笑）
猫のことがまだ不勉強な渡来。
思いがけない場所に居るし、思わぬ行動にハテナもある
それにしても今回のことは肝に命じて気をつけなければ・・・。
探してくださった皆さん、ご迷惑お掛けしました。
そしてありがとうございました
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