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【SINGLE 「別れの朝」】
1971年ペドロ&カプリシャスのデビュー曲です。チャートの上位に
ランクしたのは、翌1972年の冬から春にかけてでした。1972年前後は
「しっとり系」のすぐれた歌が多く出たような記憶が残っています。
個人的に好きな楽曲をあげてみますと・・・。
「人形の家」 弘田三枝子
「さらば恋人」 堺 正章
「水色の恋」 天地真理
「冬物語」 フォークローバーズ
「さよならをするために」 ビリーバンバン
「喝采」 ちあきなおみ
「あなた」 小坂明子
・・・と、こんな感じです。時代を感じます。
さて、「別れの朝」の原曲のタイトルは'WAS ICH DIR SAGEN WILL'
(「夕映えのふたり」)で、Udo Jürgens の作品です。ペドロ&カプ
リシャスはカヴァーにより「別れの朝」をヒットさせた後、1972年に
「さよならの紅いバラ」、1973年に「ジョニィへの伝言」「五番街の
マリーへ」とヒット曲を立て続けにリリースしました。
「夕映えのふたり」が「別れの朝」に。このセンスは、なかにし礼
氏ならではでしょうか。訳詞の評価は、原作よりもストレートであり
「よい」とのことです。この時代は「夜明けのコーヒー」が流行して
いましたが、ここでは「紅茶」です。しかも「さめた紅茶」・・・。
デビュー当時の「別れの朝」「さよならの紅いバラ」のヴォーカル
は、前野燿子さんでした。グループはヒット曲をリリースし、評価も
上がり始めた時期なのですが、彼女は突然グループを脱退し単独渡米
してしまいます。その理由はいまだもって不明です。帰国後、彼女は
かなり苦労を重ね、ついには「悲劇のヴォーカリスト」になってしま
いました。
1973年の「ジョニィへの伝言」「五番街のマリーへ」から1978年に
至るまでのヴォーカルは、2代目の高橋まり(後の高橋真梨子)さん
でした。この時代にペドロ&カプリシャスのステータスはさらに上昇
しました。彼女は「別れの朝」について、「前の人の持ち歌だから」
という理由でずっと歌いませんでした。しかし、前野さんが病死した
数年後のコンサートで、突然「別れの朝」をアカペラで歌い始めたの
でした。「スタンダードだからね・・・」と言いながら。高橋真梨子
さんについては、「ペドロ&カプリシャス時代」も含めて、別に取り
上げる予定です。
現在のヴォーカルは、3代目の松平直子さんです。ペドロ&カプリ
シャスは現在、サルサ風の楽曲を中心としたラテンバンドとして活動
しています。
名前出てこないです・・・・。
「ジョニィへの伝言」も名曲ですね。
「はぐれ刑事」ですね。
主題歌は「陽かげりの街」です。
「陽かげりの街」ですか。いい曲ですね~♪
・・・しずかに朝陽が 今昇る・・・
たしか、1975年の曲でした。
この年、ペドロ&カプリシャスは「紅白」に
出場しましたね。
高橋まりさん(当時)は、この曲の作曲者
ヘンリー広瀬氏とやがて結婚することに・・・
ナ~イス、フォロ~♪
さすが。