【『ミスDJリクエストパレード 1981-1985』】
中学生、高校生からすれば、「すこ~しだけ年上のおねえさん」。
そんな「もう、たまらない」女子大生たちが1980年代の冒頭、ラジオ
の深夜放送に登場した。
文化放送の『ミスDJリクエストパレード』。略して『ミスDJ』。
この番組は1981年10月にスタート。この後にCX系で『オールナイト
フジ』なるテレビの深夜番組がヒットした。思えば、『ミスDJ』は
1980年代の「空前の女子大生ブーム」の黎明だったのかもしれない。
それでは、番組スタート時のラインアップを紹介しよう。
月曜日:加藤エミ
ロックバンドのヴォーカル。女子大生には見えなかった。「お姉
さま」という感じ。
火曜日:川島なお美
アイドル歌手で知名度あり。開始時は青学3年生。『アッシュ・
ウェンズデイ』などのヒット曲あり。
水曜日:千倉真理
第1回ミスDJコンテストに優勝し業界入り。開始時は成城大学
1年生。
木曜日:川口雅代
どちらかというと、このラインアップの中ではすこ~しだけ地味
な存在であった。
金曜日:ぽん太(小林寛子)
昭和女子大に通う文化放送の局アナ。「ぽん太」の名の由来は、
不詳。風貌が天地真理に似ていた。
※この他、月曜日~金曜日までキャンパス・レポーターを担当した
大西良子がいた。
『ミスDJ』の放送時間帯は深夜 0時30分から 3時。この時間帯は
あの『オールナイト・ニッポン』が君臨していたが、人気をほぼ二分
していた。パーソナリティの中では、川島なお美と千倉真理の人気が
絶大であった。
川島なお美は、当時落合恵子(レモンちゃん)に代わる存在として
注目された。既に『お笑いマンガ道場』等のテレビで活躍しており、
『GORO』等の雑誌では、「脱ぎそうで脱がないタレント」として
神聖不可侵のアイドル的存在であった。
いっぽう千倉真理は、この番組でデビューした「素人の」女子大生。
他のパーソナリティがなんらかの形で「業界」に関わっていたことも
あり、逆にその「素人さ」が人気爆発につながった。
この「素人さ」。これが、1980年代以降の芸能界や放送界のキー・
ワードとなった。一般市民からすれば「アイドルではあるが、自分に
届きそうな位置にいる存在」を志向するニーズが高まったのかもしれ
ない。このように書くと、キャンディーズのあの「発言」を連想する。
その件との関連については、別途書いてみようと思う。
今では「私の血はワインでできてる」ってか?
ユニークなコメントありがとうございました。
懐かしい内容のコメントありがとうございました。
ふ、ふかい・・・。
お久しぶりです。シュールな展開ですね。