【写真:鶴岡八幡宮の大鳥居(一之鳥居) 2014年01月04日16時18分撮影】
国道 134号線を江の島方面から東進、滑川の交差点を左折します。
すると、眼前に大きな鳥居が見えてきますね。鎌倉には鶴岡八幡宮が
あります。この大鳥居は以前からそれとなんらかの関連があることは
想像していましたが、ここを通るたび特に気にもせずこの鳥居をやり
過ごしてきました。
今回ふと思うことがあって、この鳥居の前に建てられた石碑に記さ
れている文章を読んでみたのです。
一之鳥居の前に建てられた石碑
石碑には以下の文章が刻されていました。
鶴岡八幡宮国宝大鳥居重修の記
此の大鳥居は一之鳥居ともいひ治承四年十二月源頼朝の
創建にかかり寿永元年夫人政子築造の段葛と共に若宮大
路の偉観たり、爾来武門武将により再建修理を行ふこと
数次寛文八年徳川家綱祖母崇源院の大願を承け備前犬島
産花崗岩を以て此の鳥居を始め第二、第三の鳥居を再興
せり、就中此の大烏居は夙に我が国石鳥居の範と仰がれ
明冶三十七年八月国宝に指定せらる。然るに大正十二年
関東大震災の際柱下部を残して悉く顛落大破せり、即ち
文部省に請ひ復旧の速ならむことを計りしが昭和九年文
部技師阪谷良之進、同嘱託大岡實に依り梢く重修の設計
成り同十一年三月国庫補助並に東京上田ちた、近田三郎
両名の献資を以て工を起し同年八月其の功を竣へたり、
本工事は神奈川県知事半井清監督の下に施工し専ら古法
を尊び旧材の再用を旨とし、補足材は之を犬島に求め東
西柱上部笠木及貫中部同東部西沓石北側の七個を加へた
る外苟くも旧観の美を損せさらしむるに力めたり。
昭和十一年九月一日
鶴岡八幡宮宮司 中島正国
鎌倉時代の創建から修理と再興の歴史を経て、今日に至っているの
ですね。実に重みのある建造物です。じっと見つめていると、太古の
昔の源頼朝や北条政子が現れてきそうです。
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