らば~そうる “IN MY LIFE”

旅、音楽、そしてスポーツのこと。過去、現在、そして未来のこと・・・「考えるブログ」。

1532.EVERY LITTLE THING

2010-01-15 | 12.THE BEATLES
 ‘Every Little Thing’は、“BEATLES FOR SALE”に収録された
ポップなナンバーで、ジョンとポールの共作です。このアルバムに
収録された‘Baby's In Black ’や‘Eight Days A Week ’と同様
ジョンとポールが曲全体でヴォーカルを分け合っています。

 日本盤『ビートルズ’65』が発売された時、見開きジャケット
の中に‘Every Little Thing’がこのように紹介されていました。

 ジョンとポールの共作&デュエット。その上、この曲だけ
 ジョージ・ハリスンのリード・ギターが入っておりません。
 理由は彼がセッションに遅れて来たから・・・(イギリス
 の音楽雑誌“ニュー・ミュージカル・イクスプレス(※1)”
 のスッパぬき記事より)。ジョージのかわりを、ジョンの
 リズム・ギターがカバーしております。なお、アルバム制
 作はA面の1曲目から順に録音するものではありません。
 念為(※2)!! したがって、このアルバムで一番初め
 に録音したのが、この曲ということになります。リンゴが
 ティンパニを担当。

 と「ロック・アンド・ロール・ミュージック」よりも多い情報量
です。「ありふれた情報じゃないだろっ」という自信がみなぎって
いますね。しかし「ジョージの遅刻」は事実でしたが、彼のリード
ギターの音が‘Every Little Thing’に入っていないという情報は
残念ながら「ガセネタ」だったのです。

 そのジョージのギターですが、リッケンの12弦を使用したとの
ことです。このように表現するのは妥当ではないかもしれませんが
いつもイメージしている「リッケン12弦」の音と比べると「くす
んでいる」印象があります。トーンのコントロールによって、この
ような音も出すことができるのですね。

 歌詞では、ジョンとポールの「個性」が出ていて面白いと思いま
した。ヴァースAの「彼女がいなくて孤独だった」、ヴァースBの
「彼女のすることはみんな僕のためさ」というフレーズを見れば、
どちらがその部分を書いたのか、一目瞭然ですよね。



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