ジョンが「ヘビーメタル」と評した曲、邦題「涙の乗車券」。原題はただの(無賃ではない)乗車券
なのですが、「涙の」をつけるあたり、日本人ならではのセンスを感じます。どなたがつけられたので
しょうか。
ビートルズの楽曲を再生しながらギターの練習をします。しかし、この曲になり以前から「ハタ」と
疑問を感じていました。
「涙の乗車券」のキーは何だろうか?
「そんなもん、Aメジャーに決まっているっしょ」
そうなん・・・です。市販のスコアやライブの映像でもAメジャーなんですよね。でも・・・。なんか
レコード(今や死語。んでもってCD、あるいはサブスク音源)で再生したキーだと、ギターのチュー
ニングとあわんのですよ、これが。かといってA♭メジャーでもない。でもやや低い。「いったいどう
いうことなんだ、チミは」てなことで、結論として、レコーディング編集時の再生速度の調整とらば~
そうるは考えた次第です。
もうひとつ。
「涙の乗車券」ではベースを除くギターは何本演奏されているのか?
それらは誰が弾いているのか?
マルチトラック・レコーディングの恩恵を受け、ビートルズも初期の「一発録り」から「オーバー・
ダブ」を駆使するようになりました。最初はベーストラックだけ、ヴォーカルやコーラスはその次にと
いうレコーディング・スタイルとなったのもこの頃でしょうか。最近、いろいろな方が考察されたコン
テンツが至るところで公開されているので、詳細はそちらに委ねるとして・・・。ここでは簡単に。
1.曲を牽引する煌びやかな12弦のリフ(ジョージのリッケン12弦)
2.ベースと「ほぼ」ユニゾンの単音(ジョンのストラト)
3.ヴァースAのブレイク時の強弱ペダルを使ったと思われるGM7の和音(ジョージのリッケン弦)
※1と同じプレイヤー、ギターだがレコーディングでは別々に収録したと思われる
4.ヴァースBのブレイクやアウトロのやや甘めのトーンのライン(ポールのカジノ)
5.奥に引っ込んでいるが、職人的でシブいカッティング(ジョンのストラト)
いかがでしょうか。1~4は聴いていてとても目立ちますが、5はともすると聞こえないかもしれま
せんね。らば~そうるもその存在を知ったのは最近のことです。
それでは、お聴きください。
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