ruchia日記

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2021/08/29

2021-08-29 15:02:00 | 日記
20年ほど前に亡くなった恩師の美しい絵画はもう見れないだろうと半ば諦めて居りましたが、今日、ネット内で久々に拝見する事が出来ました。色々な方々が色々な思いをお持ちになり、時代を越えてネットといった形で再会出来た事をとても嬉しく、また、思い出せば哀しい感情が込み上げて参りました。
当時、母の闘病生活を間近に見て居りました私は生きるとは何ぞやと思い悩んで居りました。
生命あるもの全ては、独りで生まれてきて命を宿し産み育て、孤独と闘いながら何故にこの世を去らなねばならないのか…産声をあげることの意味は?などと絶望して居りました。今、亡くなろうとしている母は誰のために生まれ、何の為に苦労をし子供を愛しみ育て、贅沢な生活をすることも自分を着飾ることもせずに仕事に明け暮れ、そしてこの世を去ろうとしているのか。私には何ひとつしてあげることができない。痛みをとってあげることも代わってあげることすら出来ないと、先生に何度となく話を聞いて頂きました。その優しい恩師が、母が亡くなった数ヶ月後にこの世をさることになろうとは知る由もなく。最後に私が目にした絵画は、とても美しい後ろ姿のそのひとは、今にも歩き出そうとしている女性の絵でした。
私も母の様に強く、そして優しさで溢れんばかりに一歩を踏み出そう…。
その時、恩師の描いた絵はそう私に教えて下さったように思いました。
あれから月日が経ち、私も歳を重ねました。もう若かりし日の純粋さや清らかさは消えてしまったかもしれません。しかしながら、生命の襷を子に託すために、日々の生活を少しでも素直に心美しく、意味のない生命などこの世にひとつもないと言うことを伝えるために、日々祈りを捧げてます。
日々の生活、ご先祖様に、そして神様に感謝。
全ての出会いに感謝。祈りを捧げれることに感謝。それから子に感謝。


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