ruchia日記

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2021-09-01 16:17:00 | 日記
とうとう雨が降りました。
今日は空いっぱい雲に覆われた雨空です。
私は雨もまた不思議と好きな方で、私の心の汚れた部分を洗い流してくれるかもしれないと、中学生の頃より雨空を好みました。また、運動会や持久走大会などは『今日、雨が降って中止にならないかなぁ』と願掛けするほどでした。
内向的な私は、目立った行動を嫌い静かに絵を描く時間が大好きでした。
中学生の時、ダイエットの為に友達と運動部に入った私は、体が弱くしょっちゅう部活動を休みました。二年生の時には麻疹になり、三年生では盲腸を患い入院しました。その為、ほとんどの授業も受けれず、皆んなの勉強にも追いつけず、志望校も受験できずに両親に心配をかけてばかりでした。心配した父はせめて環境を考えて高校生活を楽しんで欲しいと、通学にかかる時間や授業中の周りの環境、また勉強について行けるかなど様々な事を考慮してくれ志望校を変えるよう勧めてくれました。お陰様で無事に高校を卒業することも出来、先生方や周りの友達にも恵まれ、感謝してます。そんな学生時代でしたが、高校二年生の春に兄が帰って来ました。東京での事業が失敗したとの事。兄は以前と違い物静かな兄に変わってしまっていました。。外出を嫌がり、友達と会う事さえ避けてるようにさえ感じました。都会で様々なストレスを抱えて、心が病んでしまったと母に聞きました。嫌いで仕方なかった兄が、憎かった兄が苦しんでる…私の心も痛みました。兄は父の葬儀にもくることが出来なかった。兄に何かしてあげたいと切に思った私は、毎晩、止めど無く繰り返される兄の話に静かに耳を傾け共に泣きました。
父が生きていたら、何て言葉を掛けてあげただろう。父は家に帰ってくることに反対して、また男らしくたたかいなさい、と言っただろうか。いや、きっと命に変えても息子を守っただろう。そして、電話で『頑張ったな、疲れだだろ?そろそろ帰ってきなさい』と声をかけただろう。優しい笑顔で駅まで迎えに行っただろう。それなのに、私は兄が上京した時…内心嬉しくて仕方なかった。最低だ。
今でも当時の感情を忘れません。今では兄弟達との交流もなく、私も心の病を抱えて毎日自分自身と闘ってます。
命あることに感謝。
穏やかにいられることに感謝。
祈りを捧げれることに感謝。
そして、私の心の病に感謝。
何故なら、心の痛みを人より多く知ることが出来たから。
家族の為にご飯を作り、帰りを待とう。

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