今日の午前中、
ラムちゃんの好きな場所のひとつ、
逢山峡入ってすぐにある
奥山川砂防ダム直下の
コンクリートでかためられた
平らで緩やかな流れの場所を
ウロウロ歩いて足を冷やしてたの。
荷物はぜんぶ岸辺に置いて。
だからこの時のことは
写真に撮ってない。
(撮れてたとしても
goo blogには載せられないんだけど!泣)
ポケットにスマホぐらい
突っ込んで川に入れば良かった、と
少し後悔してる。
足下は平らなコンクリートだから、
流れの中に落ち葉や石があると
そこで水が遮られて
周囲の滑らかな流れと違って
すごく目立つから、
ほんの小さな障害物でも
わりと目につきやすいんだよね。
で、ふと下に目線を落とすと
なにか小さなものが
水からほんの少しだけ顔を出してる。
月「んんー?なんだあれ?」
なせか強烈に引き付けられた。
小石とかではない。
たぶん生き物だ。
ラムちゃん「なんだなんだー?」
月「おわっ!!!(⊃ Д)⊃≡゚ ゚」
ラムちゃん「どーした?」
月「カマキリが水の中にいる!」
カマキリ「た、たすけてくだされー!」
月「なんでそんなとこにいるんだ?」
カマキリ「着陸したら水でー・・・」
月「てか、よくそこで耐えたな。」
カマキリ「いいから早く助けてー。」
たぶん全身全霊の力をふりしぼって
必死にそこで仁王立ちして
流されないようにふんばってたカマキリ。
水から出てるのは顔だけ!
ある意味凄い!!!
月が同じ状況なら
絶対とっくに流されてる。
人間には真似のできないことだと思う。
いくらカマキリがすごくても、
月に見つけられなかったら
そのうち力尽きて
流れに飲み込まれてたはず。
すくいあげると意外と元気。
すぐに月の腕を
テケテケ肩までのぼりつめた。
岸に戻って
フサフジウツギの
葉っぱの前に連れていくと、
ススッと乗り移ってジーッとしてた。
月「元気でね!」
カマキリ「命拾いしたわー。
ここで体を乾かして休も。」
そんなに特大でもないカマキリで、
よくあんな状態で流されずに踏ん張っていたなー、と
つくづく感心してしまった。
元気で生き延びて、
ちゃんと恋人見つけろよー!