にわか日ハムファンのブログ記念館

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2004年日本シリーズ第3戦:壮絶な打ち合い、制したのはライオンズ!

2004-10-20 00:41:13 | プロ野球あれこれあれこれ
 本当に凄まじい試合でした。テレビで見ていただけの私でさえヘトヘトです。シーズンでのチーム防御率では共にリーグトップの両チームですが、終わってみれば大量点の奪い合い。満塁ホームランが1試合で2本出たのはシリーズ史上初なのだそうです。
 ただ最後はわずかな差で、軍配がライオンズに上がりました。

 さて、秋風吹きすさぶ西武ドームへと舞台は移り、なんとトム・クルーズによる始球式で幕を開けたこの試合、両チームの先発投手はライオンズが帆足、ドラゴンズがドミンゴでした。
 今から思えば信じられない気もしますが(^^;)序盤は投手戦で淡々と進みます。ドラゴンズは4回までヒット1本、ライオンズは3回までノーヒット。どちらのチームも攻めあぐねます。
 このまま進むかと思っていた矢先の4回裏、ゲームが動き始めます。先頭の佐藤がチーム初ヒットで出塁すると、続く赤田は送りバントこそ成功しないものの、2ストライクからセカンドに進塁打を打ち1死2塁。するとフェルナンデスがレフトにタイムリーを放ち、まず1点を先制します。さらに次のカブレラはレフトに2ランホームラン!これで3-0とします。
 ライオンズは5回にも先頭打者サザエさんの中島君の特大応援ボードは今日も出てましたっけ中島のアーチで4-0と点差を広げます。前の試合で痛い逆転負けを喫しているだけに、ここは何としてもリードを守りたいところです。
 しかし、その後の6回表、先頭打者の荒木がエラーで出塁すると、今日もドラゴンズが恐怖の逆襲を展開します。1死1,2塁の場面で4番アレックスがバットを折りながらのセンター前ヒットでまず1点を返すと、次の高橋光は四球で満塁。
 ここで伊東監督は帆足を諦め、2番手に長田を送りますが、これが裏目に出ます。迎えたバッター谷繁は5球目のストレートを完璧に捉え、左中間に叩き込みます!見事なグランドスラムで第2戦に続く逆転勝ちへの道を開きます。
 ドラゴンズは7回にも荒木、井端の連打の後立浪が死球を受け、無死満塁のチャンスを作ります。ここでアレックスがタイムリーを放ち1点を加えますが、続く高橋光が空振りの三振。その次の谷繁はキャッチャーゴロ。橘高がいないせいかこれがダブルプレーとなり、絶好のチャンスにもかかわらずライオンズに大差をつけることができません。
 逆にこのピンチを最少失点で切り抜けたライオンズは、7回裏、ドミンゴの跡を継いだ岡本に襲い掛かります。1死の後中島のヒットから石井が歩き、高木浩之が死球を受け、これで満塁。まさにピンチの後にはチャンスあり、というところでしょうか。
 これで打順がトップに返ると、その佐藤がライトに2塁打を放ち同点とします。続く赤田は倒れますが、フェルナンデスが死球を選んでまたも満塁のチャンス到来。ここでバッターはもちろんカブレラですが、落合監督は岡本を続投させます。
 しかし、今度はドラゴンズが失敗する結果となりました。岡本は直球勝負を挑みますが、3球目が真ん中に入ってしまいます。カブレラが見逃すはずもなく、打球はレフトスタンドへ。札幌ドームなら天井に当たったかも知れませんが、ここは西武ドームですからっ!残念っ!これで逆に4点差を逆につけられてしまいました。
 このまま負けたくないドラゴンズは8回表、先頭のリナレスがソロホームランを放つと、その後無死3塁の場面で代打いのうえかずき君の内野ゴロの間に3塁ランナーが生還、2点差に詰め寄ります。しかし後続が続かず、この回は2点止まり。
 一方その裏のライオンズも、先頭のきよしのズンドコ節細川がレフトフライに倒れるなどで三者凡退となり、ダメ押し点が奪えないまま9回表を迎えます。そしてライオンズのマウンドにはもちろん守護神豊田。おなじみの祈りのポーズで集中力を高めます。
 ドラゴンズは3番立浪からの攻撃でしたが、豊田はその立浪を三振に斬って捨てます。続くアレックスはショートゴロ。最後は高橋光も三振に仕留め試合終了。終わってみれば僅差の試合をライオンズがものにしました!それにしてもこんなピッチャーからプレーオフ土壇場で同点ホームランを打った木元は偉い

 ライオンズの側からすれば、この試合は勝ったことより負けなかったことの方が意味があるようにも思えます。もしこの試合を落としていれば、2試合続けて大量失点で逆転負けとなっていたところですから、それ以降は心理的に非常に厳しい状態に追い込まれていたことでしょう。
 ドラゴンズの側からすれば、この負けが痛くないわけはないでしょうが、第4戦で追いつければ問題にはならないとも思われます。
 ただし、そううまくいくかどうかは継投失敗の反省いかんにかかっているのではないでしょうか。岡本を代えなかった(代えられなかった?)ことをどう反省し、第4戦以降に活かすのかがポイントとなりそうです。
 いずれにせよ、試合の内容からすれば、この1勝は試合前に考えていたほど大きい差にはならないのかも知れません。むしろ、第4戦がシリーズ全体のカギを握ることになりそうです。
 その第4戦なのですが、台風接近のためどうも明日の開催が危ぶまれているようです。中止の決定は早ければ午前中にも出るそうですので、チケットをお持ちの方はご注意ください。

 さて、第2戦の後のインタビューで落合監督がぶち上げたと思ったら、今度は伊東監督がやってくれました。スポーツ紙の速報などでは出ていませんが、試合後のインタビューでは谷繁に満塁弾を打たれた場面について一言、





ハンデです







第1戦から遺恨試合になりそうな予兆はありましたが、








今や加藤哲の応酬です(怖



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25 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラバありがとうございます! (ヒロキ)
2004-10-20 01:17:13
白熱日本シリーズですねぇ。

自分は4勝1敗でドラゴンズの勝ちを予想していたので、この時点で、予想は外れてしまいました。



でも、そんなことはもういいです!って思わせてくれる試合を両チームは見せてくれますね。

明日もいい試合を期待します!
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ヒロキさん (ルパート・ジョーンズ)
2004-10-20 01:24:28
こちらこそ、TBありがとうございます(^^)

なかなか予想というのは難しいものですね。ただ、おっしゃる通り白熱した試合が見られるのが何よりです。

明日は台風が心配なのですが(なにせあの球場ですし…)、またいい試合を見せてほしいですね。
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ドーム (JJ)
2004-10-20 04:56:28
>なにせあの球場ですし

ええ。まだ作りかけの球場ですから(笑)

場外ホームランが見れる唯一のドーム球場です。



いや~それにしても今年のシリーズはドラマチックですね。

今後語り継がれるかも?
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加藤哲郎 (ハムぞー)
2004-10-20 06:25:14
出ましたね。久々にこの名前が。

二人の監督とも、とぼけた顔して言いますなあ。
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JJさん (ルパート・ジョーンズ)
2004-10-20 08:29:21
そういえば、西武ドームは屋根が未完成の時期もありましたね。

私は先日プレーオフで初めて行ったのですが、外の景色が見えること自体は悪くないと思いました。ただ、横を完全に空けるのではなくて、何か他に建て方もありそうな気がするのですが…

そのせいか、昨日のカブレラの満塁ホームランもスタンドで跳ねたか何かで場外に達したみたいですね。またあんな当たりがもう1発くらい出るでしょうか?
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ハムぞー所長 (ルパート・ジョーンズ)
2004-10-20 08:36:47
第2戦後の落合監督といい昨日の伊東監督といい、かなり相手を挑発していますよね。

確かにどちらもイメージとは違うので、少々意外でした(伊東監督は自分からは言わないものの、言われたら言い返しそうではありましたが)。



話と全く関係ないのですが、昨日から「加藤哲」と打ち込もうと思ったら、どういうわけか「かとう」が真っ先に「過投」と変換されて困っています(苦笑)
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面白いですね~ (risa-ferunandesu)
2004-10-20 12:36:34
日本シリーズが中日VS西武と決まった時、「地味やな~」と思いましたが、どうしてどうしていろんな意味で楽しいですね!

しかし西武は昨日ははっきり言って負け試合。

伊東監督も舌戦より投手交代のタイミングをもう少し考えてもらいたいです。

(いちいちランナー背負って出てくるリリーフ陣が可哀想で)

ところで私も谷繁を「たにしげる」と打たないと変換できませんが、たにしげる・・・・古~っ!
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ドラゴンズ最強 (うううううううううううううううう)
2004-10-20 14:30:53
西部なんかやっつけちまえ
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よろしくお願いします。 (ハンボウキ)
2004-10-20 15:39:04
どうもはじめまして。私もファイターズブログはじめました。よろしくお願いします。



本当に今回のシリーズはおもしろいですねぇ。今日は中止ですが明日からが楽しみです。
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リサ・フェルナンデスさん (ルパート・ジョーンズ)
2004-10-20 18:15:19
この対決は確かに派手ではありませんが、野球そのものは面白いですよね。もっとも、当初予想していた面白さとは微妙に違うような気もしますが(^^;)

今日は水入りとなってしまいましたが、継投で失敗している両チームが明日以降どう策を練り直すが気になるところです。



さて谷繁ですが、やはり「たにしげる」としないと変換されませんよね。「たにしげ」ですとあり得ない言葉が生まれてきますし。

それにしても、「たにしげ」ではなくて「たにしげる」、今どうしているんでしょうね?
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