正直なところ菅野への関心を失いかけてたのですが、そんな折に入団発表に続いてこの報道です。
■ 東海大・菅野、来年も大学JAPAN!浪人期間中にガチンコ勝負(報知・2011年12月5日)
■ 菅野、アジア選手権出場も決定的(同上)
率直に言って、ドラフトも軽く見られたもんだよね、もっと言えばプロ野球も馬鹿にされたもんだよねと。
さすがにニッカンの記事(同日)には触れてありますが、浪人中は選手登録期間が切れるため、学生として公式戦や対外試合には参加できないのが決まりです。
「アマチュア」が条件なら菅野も含まれるともありますが、なにをどう解釈したら国際試合が「対外試合」でなくなるのか。国外が「外」でなければ、この世界のどこに「外」があるんでしょうか。
なにより、入団拒否した選手の代表入りを歓迎することは、事実上の逆指名をアマ野球側が後押しすると理解されても仕方ありますまい。
先ほどのニッカン記事のように「制度そのものを“否定”した菅野」というのは言い過ぎでしょう。菅野の入団拒否自体はドラフト違反ではないのです。
むしろ、菅野の代表入りを認めることは、それを認めたアマ側がドラフト制度を否定したと考えられるべきなのです。
……と書いてみると、素朴な疑問が一つ思い浮かびました。
菅野の代表入りを思いついたのは誰か?
まず、ここからは推理に推理を重ねていますので、状況証拠以上のものがないことをお断りしておきます。その上でお読みいただければ幸いです。
報知やニッカンの報道を読んでみると、どうしても引っかかる点があります。菅野を代表に入れるというのが、全日本アマチュア野球連盟の発案とはどうしても思えないのです。
まず、一番最初に掲載した記事では、そもそも連盟側の人物のコメントが出ていません。その後の報知、ニッカンの記事には連盟鈴木副会長のコメントが出ていますが、まず報知の記事では、
「大学と社会人のベストメンバーを選んで、アマチュアの最強チームを編成する」
「ドラフトはプロアマ間の問題でもあるので、軽はずみなことは言えない」
「能力的にはずば抜けている」
一方のニッカンの記事では、
「選択肢としてはあり得る」
「指名された選手はその球団に入るのが基本」
「慎重に協議しないといけない」
こうなっています。
読んでみると、確かに菅野の代表入りが文字通り選択肢としてのレベルであり得ることは認めたものの、積極的に実現させようとする意思が読み取れそうな発言はありません。
もしあるとすれば、報知の「能力的にはずば抜けている」という発言ぐらいでしょうが、これだって一般的な話の可能性もあるのです。
気を付ける点は、発言の解釈を記者が行っていることです。そうである以上、これをもって菅野代表入りGOサインと、記事の読み手までが判断する必要はどこにもありません。
そもそも、これらのコメントは記者からの質問に対する回答をまとめたもののように思われます。もちろん連盟の動きを記者が事前につかんで質問した可能性はありますが、「別の可能性」も考慮しておくべきでしょう。
その「別の可能性」とは、記者がつかんだのが連盟の動きではないというものです。つまり、連盟ではない別の人物なり組織なりが、菅野を日本代表に押し込もうとしていて、それが明らかになったというものです。
それが誰か、どのような組織か?ここで断言するほどの証拠は私にはありませんので、黙っておきましょう。それに、合理的に考えれば、「誰のサイドに立つ人(組織)か」は、言わずと知れたことでしょうし。
ただ不思議なのは、なぜここまでさまざまな動きが明らかになるのか、という点です。
記事から判断して、アマ野球連盟側が自ら菅野の代表入りを広報したと考えづらい以上、ならば誰がバラしたのかが、新たな疑問となるのです。
答えとしてまず考えられるのが、「連盟側の観測気球」という点です。連盟主体で菅野の代表入りを進めているという推理が正しければ、そのような動きに出るのは理解できます。
そして、報道のされ方からしても、試みとしては成功したと言えるでしょう。もっとも、こうなると思惑通りの報道をしたスポーツ紙ってなんなんだろうという気になりますが。
一方、「別の可能性」が正しいとすれば、情報を流した人物は代表入りを画策したサイド内部にしか求められません。しかし、何のために?
せいぜい考えられるのは、「来年のドラフトに向けたアピール」というぐらいです。早い話が、「代表に入って実戦経験を積んだので浪人期間も問題なし!1位指名は東浜ではなく菅野を!」というアピールです。
ただ、そのようなアピールが必要なケースというのは、巨人が菅野を1位指名するかどうか分からない、という場合です。
そう考えると、菅野やその周囲の巨人への熱意ほど、巨人は菅野への熱意を持っていないのではないか、とする疑問が湧いてきます。実に、疑問が疑問を呼ぶ状況です。
それにしても、すでに述べたように、菅野が日本代表に入るというのは、アマが入団拒否を後押しする行為に極めて近いか、行為そのものです。
にもかかわらず、それを程度の差はあれ好意的に伝えるスポーツ紙というのはなんなんでしょうか。ここにも病巣が潜んでいる気がしてなりません。
■ 東海大・菅野、来年も大学JAPAN!浪人期間中にガチンコ勝負(報知・2011年12月5日)
■ 菅野、アジア選手権出場も決定的(同上)
率直に言って、ドラフトも軽く見られたもんだよね、もっと言えばプロ野球も馬鹿にされたもんだよねと。
さすがにニッカンの記事(同日)には触れてありますが、浪人中は選手登録期間が切れるため、学生として公式戦や対外試合には参加できないのが決まりです。
「アマチュア」が条件なら菅野も含まれるともありますが、なにをどう解釈したら国際試合が「対外試合」でなくなるのか。国外が「外」でなければ、この世界のどこに「外」があるんでしょうか。
なにより、入団拒否した選手の代表入りを歓迎することは、事実上の逆指名をアマ野球側が後押しすると理解されても仕方ありますまい。
先ほどのニッカン記事のように「制度そのものを“否定”した菅野」というのは言い過ぎでしょう。菅野の入団拒否自体はドラフト違反ではないのです。
むしろ、菅野の代表入りを認めることは、それを認めたアマ側がドラフト制度を否定したと考えられるべきなのです。
……と書いてみると、素朴な疑問が一つ思い浮かびました。
菅野の代表入りを思いついたのは誰か?
まず、ここからは推理に推理を重ねていますので、状況証拠以上のものがないことをお断りしておきます。その上でお読みいただければ幸いです。
報知やニッカンの報道を読んでみると、どうしても引っかかる点があります。菅野を代表に入れるというのが、全日本アマチュア野球連盟の発案とはどうしても思えないのです。
まず、一番最初に掲載した記事では、そもそも連盟側の人物のコメントが出ていません。その後の報知、ニッカンの記事には連盟鈴木副会長のコメントが出ていますが、まず報知の記事では、
「大学と社会人のベストメンバーを選んで、アマチュアの最強チームを編成する」
「ドラフトはプロアマ間の問題でもあるので、軽はずみなことは言えない」
「能力的にはずば抜けている」
一方のニッカンの記事では、
「選択肢としてはあり得る」
「指名された選手はその球団に入るのが基本」
「慎重に協議しないといけない」
こうなっています。
読んでみると、確かに菅野の代表入りが文字通り選択肢としてのレベルであり得ることは認めたものの、積極的に実現させようとする意思が読み取れそうな発言はありません。
もしあるとすれば、報知の「能力的にはずば抜けている」という発言ぐらいでしょうが、これだって一般的な話の可能性もあるのです。
気を付ける点は、発言の解釈を記者が行っていることです。そうである以上、これをもって菅野代表入りGOサインと、記事の読み手までが判断する必要はどこにもありません。
そもそも、これらのコメントは記者からの質問に対する回答をまとめたもののように思われます。もちろん連盟の動きを記者が事前につかんで質問した可能性はありますが、「別の可能性」も考慮しておくべきでしょう。
その「別の可能性」とは、記者がつかんだのが連盟の動きではないというものです。つまり、連盟ではない別の人物なり組織なりが、菅野を日本代表に押し込もうとしていて、それが明らかになったというものです。
それが誰か、どのような組織か?ここで断言するほどの証拠は私にはありませんので、黙っておきましょう。それに、合理的に考えれば、「誰のサイドに立つ人(組織)か」は、言わずと知れたことでしょうし。
ただ不思議なのは、なぜここまでさまざまな動きが明らかになるのか、という点です。
記事から判断して、アマ野球連盟側が自ら菅野の代表入りを広報したと考えづらい以上、ならば誰がバラしたのかが、新たな疑問となるのです。
答えとしてまず考えられるのが、「連盟側の観測気球」という点です。連盟主体で菅野の代表入りを進めているという推理が正しければ、そのような動きに出るのは理解できます。
そして、報道のされ方からしても、試みとしては成功したと言えるでしょう。もっとも、こうなると思惑通りの報道をしたスポーツ紙ってなんなんだろうという気になりますが。
一方、「別の可能性」が正しいとすれば、情報を流した人物は代表入りを画策したサイド内部にしか求められません。しかし、何のために?
せいぜい考えられるのは、「来年のドラフトに向けたアピール」というぐらいです。早い話が、「代表に入って実戦経験を積んだので浪人期間も問題なし!1位指名は東浜ではなく菅野を!」というアピールです。
ただ、そのようなアピールが必要なケースというのは、巨人が菅野を1位指名するかどうか分からない、という場合です。
そう考えると、菅野やその周囲の巨人への熱意ほど、巨人は菅野への熱意を持っていないのではないか、とする疑問が湧いてきます。実に、疑問が疑問を呼ぶ状況です。
それにしても、すでに述べたように、菅野が日本代表に入るというのは、アマが入団拒否を後押しする行為に極めて近いか、行為そのものです。
にもかかわらず、それを程度の差はあれ好意的に伝えるスポーツ紙というのはなんなんでしょうか。ここにも病巣が潜んでいる気がしてなりません。
あきれ果ててしまいました。
過去にも入団拒否して意中の球団に入った選手がいましたが、、菅野の件では、さらに一族が絡んで着てしまいややこしい事になっているから少し気の毒に思っていましたが。
社会人に進むという選択肢が無いのが不思議でなりません。
それと、もはやハムファンとしてはどうでもいいのですが、本人がもっとはっきり拒否して、今後の進路について言わないのが不思議です。
入団して活躍してFAで意中の球団に行くという選択肢を選んだら、FAで意中の球団に行くとなっても私は快く送り出せたと思います。
(入団してしばらくして須永のような形で入団という可能性もありますが(苦笑))
しかし、万が一こんな理不尽な抜け道を進むとなると、いずれ意中の球団に入団しても、ぱっとしないで鳴かず飛ばず成績でいつのまにかフェードアウトしてしまうのではないかと考えてしまいます。
けれども、どんな道に進もうとも、ガンバッテくださいね(棒読みで)。
もちろん、本人は意中の球団に入りたいのでしょうが、
そのための行動に関しては、周囲がレールを敷いてしまって、
それに乗っかっているような感は否めません。
それで「個人事業主」としてやっていけるのか、という疑問も出てきますね。
来年巨人に入れたら、あとは読売グループに抱え込んでもらえるとは思いますが、
某OBみたいに、グループ外でお呼びがかからない程度の人材になりそうな。
もっとも、本当に指名してもらえるかというと……