82回の歴史の中で関西で初めて開催された2011年の都市対抗野球大会もいよいよ決勝戦。カードはNTT東日本対JR東日本。ともに東京都代表による対戦です。
関西の野球ファンとしてはいささか残念ではありますが、日本選手権が中止となった今年、社会人最強を決めるのはこの一戦、ぜひとも見届けたい試合です。
しかも、JR東日本の応援席にはSUICAのペンギンが来るはず。となれば見逃す手はありません。何とか時間をやりくりして、京セラドームにやって来ました。
私が座ったのはJR東日本側の応援席。SUICAペンギンを見るのですから迷いはありません。受付に行くと応援用の緑のビブスに加え、こんなにも差し入れを頂いてしまいました。これで応援しないわけにはいきません(笑)
本日のスタメン。大方の予想通り十亀対小石、猛猫魂あふれる対決です。
私が到着して早々に両チーム選手が登場。もうすぐ試合開始です。
手前のネットのせいでピンボケしてしまって済みませんが、この日の始球式はなんと赤星。元JR東日本所属とあって、スタンドからは大喝采。赤星は赤星でかつての上司が多いのか、やたらあちこちに頭を下げていました。
始球式。さすが元プロ、文句なしの投球でした。
いよいよ試合開始です。三塁側スタンドはそろいの緑のビブスに黄色い応援スティック。反対側から見たら壮観でしょうね。
まずは応援団による一般的な応援。男子応援団のユニホームの色は、やはり「はやぶさ」をイメージしているようです。
チアリーダーの衣装は「こまち」でしょうか。あるいは特に元ネタはないのかも知れませんが。
一方のNTT東日本も、外野にまで行き渡る大応援団で迎え撃ちます。
さて、先ほども書きましたように、NTT東日本の先発はライオンズがドラフトで2位指名した小石。なかなか興味深いサイドスローです。彼がモノになったら松永がどうなるのか、気になります。
一方のJR東日本は十亀。同じくライオンズの1位指名です。こちらは見るからに先発候補という感じでしょうか。
この2人の投げ合いに対し、先に点を取ったのはNTT東日本。平野の1死2塁からのタイムリーで1点を奪います。
大盛り上がりのNTT東日本応援席。神輿まで出てきました。この後NTT東日本は小石が好投、JR東日本に1本のヒットすら許しません。
ただ、JR東日本応援席も盛り上がりなら負けていません。入れ替わり立ち替わり登場するチアと応援部員、しかも部員の多くは客席狭しと巡回。どうにも応援しないと済まされないような雰囲気です[;;0J0]
そして、ついに来ました!SUICAペンギン!!
……なのですが、SUICAペンギンだけでものすごい量の写真を撮ってしまったので、こちらは別エントリで特集させていただきます。しばしお待ちを。
ってやってると試合がそっちのけになってしまうのですが、グランドでは十亀が2回1/3で降板。後を片山に託します。
それはそれとして、相変わらず盛り上がる応援席。
NTT東日本も負けじと神輿を担ぎ出してきました。
向こうがそう来るのなら、JR東日本が担ぎ出したのは……はやぶさ!
これ、昔はこまちだったりはやてだったりつばさだったりしたんでしょうね。
という感じでスタンドはヒートアップするのですが、試合は完全に膠着状態。JR東日本は6回まで1本のヒットも打てません。
そして7回。このまま手も足も出ないのか。そろそろ不安がよぎってきます。
ところが、沈黙を破ったのは松本のなんと同点ソロ!たまっていた鬱憤を一気に振り払うような一撃で、JR東日本、いきなり同点です!
これでさらに勢いに乗る駅員(乗務員?)。もう止まりません。
ここで流れを断ち切りたいのはNTT東日本。二番手に末永を送り、後続は斬って取ります。
ヒートアップしていたのがさらに加速したJR東日本。ついに団長が脱ぎました。日立台じゃないんですから。
そんなのはどこ吹く風なグランド。9回途中から3番手の金が登板しました。
一方のステージはもう必死です。誰も止められません。止まりません。とはいえ9回裏のJR東日本も無得点で、そのまま試合は延長戦に突入。
さらに10回、11回表とゼロが続き、ひょっとしてタイブレーク突入かと思われた(規定を知らないので間違ってるかも)11回裏、ついに試合が再び動きます。先頭の4番石岡が2塁打で出塁。いきなりチャンスです!
そして続くのは5番松本。敬遠もあり得る場面ですがNTT東日本は勝負に出ました。そして松本が打球を放つ、ボールはレフトを越えていった!
2塁から石岡が還ってきます。遮るものは何もない、そのままホームイン!
JR東日本、サヨナラ勝ちで優勝を決めました!!
喜びを爆発させるJR東日本ナイン、敗戦を見届けてホームベース前に集まってきたNTT東日本の面々。明と暗がくっきりと分かれるひとときです。
試合終了。JR東日本、これが初の優勝です!
沸きかえりに沸きかえりに沸きかえるスタンド。もう応援スティックや何やでマトモに写真が取れる状況ではありません。そしてついに汽笛一声、ステージ上の3基のSLっぽいのが煙を吐きました。
歓喜のJR東日本。途中まで完全に封じ込められながらも、最後は東京都第1代表としての貫録を示しました。
優勝監督インタビュー。優勝できた、というよりは、大震災がありながらも、都市対抗の最後の試合まで戦い抜くことができたことの喜びが伝わってきた気がするのは私だけでしょうか。
今日の千両役者はもちろんこの人、松本のインタビューです。
この後は閉会式ですが、長くなってきたので、続きは後ほど。
関西の野球ファンとしてはいささか残念ではありますが、日本選手権が中止となった今年、社会人最強を決めるのはこの一戦、ぜひとも見届けたい試合です。
しかも、JR東日本の応援席にはSUICAのペンギンが来るはず。となれば見逃す手はありません。何とか時間をやりくりして、京セラドームにやって来ました。
私が座ったのはJR東日本側の応援席。SUICAペンギンを見るのですから迷いはありません。受付に行くと応援用の緑のビブスに加え、こんなにも差し入れを頂いてしまいました。これで応援しないわけにはいきません(笑)
本日のスタメン。大方の予想通り十亀対小石、猛猫魂あふれる対決です。
私が到着して早々に両チーム選手が登場。もうすぐ試合開始です。
手前のネットのせいでピンボケしてしまって済みませんが、この日の始球式はなんと赤星。元JR東日本所属とあって、スタンドからは大喝采。赤星は赤星でかつての上司が多いのか、やたらあちこちに頭を下げていました。
始球式。さすが元プロ、文句なしの投球でした。
いよいよ試合開始です。三塁側スタンドはそろいの緑のビブスに黄色い応援スティック。反対側から見たら壮観でしょうね。
まずは応援団による一般的な応援。男子応援団のユニホームの色は、やはり「はやぶさ」をイメージしているようです。
チアリーダーの衣装は「こまち」でしょうか。あるいは特に元ネタはないのかも知れませんが。
一方のNTT東日本も、外野にまで行き渡る大応援団で迎え撃ちます。
さて、先ほども書きましたように、NTT東日本の先発はライオンズがドラフトで2位指名した小石。なかなか興味深いサイドスローです。彼がモノになったら松永がどうなるのか、気になります。
一方のJR東日本は十亀。同じくライオンズの1位指名です。こちらは見るからに先発候補という感じでしょうか。
この2人の投げ合いに対し、先に点を取ったのはNTT東日本。平野の1死2塁からのタイムリーで1点を奪います。
大盛り上がりのNTT東日本応援席。神輿まで出てきました。この後NTT東日本は小石が好投、JR東日本に1本のヒットすら許しません。
ただ、JR東日本応援席も盛り上がりなら負けていません。入れ替わり立ち替わり登場するチアと応援部員、しかも部員の多くは客席狭しと巡回。どうにも応援しないと済まされないような雰囲気です[;;0J0]
そして、ついに来ました!SUICAペンギン!!
……なのですが、SUICAペンギンだけでものすごい量の写真を撮ってしまったので、こちらは別エントリで特集させていただきます。しばしお待ちを。
ってやってると試合がそっちのけになってしまうのですが、グランドでは十亀が2回1/3で降板。後を片山に託します。
それはそれとして、相変わらず盛り上がる応援席。
NTT東日本も負けじと神輿を担ぎ出してきました。
向こうがそう来るのなら、JR東日本が担ぎ出したのは……はやぶさ!
これ、昔はこまちだったりはやてだったりつばさだったりしたんでしょうね。
という感じでスタンドはヒートアップするのですが、試合は完全に膠着状態。JR東日本は6回まで1本のヒットも打てません。
そして7回。このまま手も足も出ないのか。そろそろ不安がよぎってきます。
ところが、沈黙を破ったのは松本のなんと同点ソロ!たまっていた鬱憤を一気に振り払うような一撃で、JR東日本、いきなり同点です!
これでさらに勢いに乗る駅員(乗務員?)。もう止まりません。
ここで流れを断ち切りたいのはNTT東日本。二番手に末永を送り、後続は斬って取ります。
ヒートアップしていたのがさらに加速したJR東日本。ついに団長が脱ぎました。日立台じゃないんですから。
そんなのはどこ吹く風なグランド。9回途中から3番手の金が登板しました。
一方のステージはもう必死です。誰も止められません。止まりません。とはいえ9回裏のJR東日本も無得点で、そのまま試合は延長戦に突入。
さらに10回、11回表とゼロが続き、ひょっとしてタイブレーク突入かと思われた(規定を知らないので間違ってるかも)11回裏、ついに試合が再び動きます。先頭の4番石岡が2塁打で出塁。いきなりチャンスです!
そして続くのは5番松本。敬遠もあり得る場面ですがNTT東日本は勝負に出ました。そして松本が打球を放つ、ボールはレフトを越えていった!
2塁から石岡が還ってきます。遮るものは何もない、そのままホームイン!
JR東日本、サヨナラ勝ちで優勝を決めました!!
喜びを爆発させるJR東日本ナイン、敗戦を見届けてホームベース前に集まってきたNTT東日本の面々。明と暗がくっきりと分かれるひとときです。
試合終了。JR東日本、これが初の優勝です!
沸きかえりに沸きかえりに沸きかえるスタンド。もう応援スティックや何やでマトモに写真が取れる状況ではありません。そしてついに汽笛一声、ステージ上の3基のSLっぽいのが煙を吐きました。
歓喜のJR東日本。途中まで完全に封じ込められながらも、最後は東京都第1代表としての貫録を示しました。
優勝監督インタビュー。優勝できた、というよりは、大震災がありながらも、都市対抗の最後の試合まで戦い抜くことができたことの喜びが伝わってきた気がするのは私だけでしょうか。
今日の千両役者はもちろんこの人、松本のインタビューです。
この後は閉会式ですが、長くなってきたので、続きは後ほど。
ロッテの清田の応援歌に聞こえて仕方ありませんでした。
あと、私が観た試合では東京音頭も披露していましたよ。
「いつの間に、ここは神宮球場になったんだ」とベタな突っ込みを入れてしまいました。
さすがに「くたばれ○○」とやってる人はいませんでしたが[;;0J0]