にわか日ハムファンのブログ記念館

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〔観戦記〕東日本大震災支援チャリティー京都交流試合・準決勝第2試合@わかさ(5/4)

2011-05-09 05:49:49 | 目指すは黒獅子旗!社会人野球
 東日本大震災による影響は、社会人野球でも極めて深刻です。毎年秋の日本選手権をはじめ多くの大会が中止に追い込まれ、例年なら夏に東京ドームで開催する都市対抗野球も、秋に東北・関東以外での開催となるようです。
 加えて、被災地に本拠を置くチームの中には職場自体が被害を受けたために活動に支障をきたしているところもあります。むしろ社会人野球の方が、プロ野球よりも大きな打撃を被ったと言えるでしょう。
 毎年ゴールデンウィーク恒例となっている京都大会も、大震災のあおりで中止となりました。この大会は日本選手権への出場権を懸けたものでもありますし、日本選手権が中止になった以上は仕方ないのでしょう。
 しかし、その代わりに東日本大震災支援チャリティーと銘打った社会人チームの交流試合が、ほぼ同じ日程で開催されることになりました。
 その準決勝第2試合と決勝戦を、わかさスタジアム京都で観てきました。ちなみに社会人の場合、準決勝と決勝が同じ日に行われるのは珍しくないようです。



 この日の西京極駅は以前の京都大会と比べて人出が多く、何かと思っていたら、J2京都サンガの試合が陸上競技場であったようです。


 サンガのマスコット、パーサくんのバルーン。もっとも、Jの試合があったと考えると、逆に人出が少なかった気も……



 ともあれ、わかさスタジアムに入場しました。チャリティー試合ということで入場料は取らず、募金が呼びかけられていました。
 私が着いた時には、準決勝第2試合、日本新薬(京都市)対三菱自動車岡崎戦の開始直前でした。ここではこちらの試合の模様をお届けします。まずはスタメン。



 日本新薬先発の滝谷。初回に早速捕まってしまいます。



 先頭打者に二塁打を打たれると、犠打で1死3塁とされ、3番籾山のタイムリーで1点を失います。



 三菱自動車岡崎の先発山名は、初回は無難な立ち上がり。2回には先頭の箸尾谷に二塁打を打たれますが、1死3塁としてから牽制で刺し、事なきを得ます。



 しかし3回裏、新薬は2死2塁から二番森川のタイムリーで追いつきます。



 ただ、新薬はその直後が締まりません。1死からエラーで走者を出してしまい、2死1,2塁で西村にタイムリーを許し、再び1点を勝ち越されます。



 5回にも走者を出した新薬は、2死1塁の場面で先発滝谷から加藤に交代。追加点は阻止します。



 その裏には8番釜谷がレフトスタンドに同点ソロを打ち込み、試合を振り出しに戻します。



 ところが、追いつかれた直後に再び岡崎が反撃に出ます。二塁打と犠打で1死3塁として、浜垣内がレフト前タイムリーでみたび1点を勝ち越します。



 岡崎はその裏に2死1,2塁の場面を迎えますが、ここで二番手五嶋がワンポイントで登板、ピンチを切り抜けます。



 7回には3番手宇田川が登板し、新薬打線を抑え込みます。



 8回表、新薬の投手は中村に交代。先頭打者は打ち取りましたが、続く籾山の打球をショートが悪送球。二塁に進めてしまうと、続く小林の打席では暴投で三塁進塁を許してしまいます。



 そして小林はレフト前ヒット。岡崎がリードを拡げます。新薬中村は続く加藤のバント処理を誤り二塁に悪送球。結果、またも三塁進塁を許すことになりました。



 そして続く浜垣内はスクイズでしたが、これがフィールダースチョイスを誘い、岡崎が労少なくして追加点を受け取りました。



 9回表、新薬は尾崎をマウンドに送りますが、これが誤算でした。



 1死1,2塁から二番齊藤にタイムリーを打たれ、まずは1点を献上。



 続く籾山は二塁打で、さらに1点。



 さらに小林は右越えの三塁打で、2点を追加。



 ここで新薬は尾崎を下げ、新人の榎田を送ります。



 しかし、岡崎は攻撃の手を緩めません。長谷川がレフト線二塁打を放ち、気づいてみれば10-2の大差。終盤まで僅差だったゲームは、新薬のエラー絡みで大差の試合となってしまいました。



 9回裏、新薬は2アウトまで取られますが、ここで釜谷のタイムリーで1点を返します。



 しかし反撃はそこまで。10-3の大差で三菱自動車岡崎が決勝進出、第1試合で三菱重工神戸を下したNTT西日本と優勝を懸けて戦うことになりました。


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