■ 阪神・金本東の横綱に「日本野球界番付編成会議」(スポニチ・2007年1月28日)
去年もネタにした「日本野球界番付編成会議」による日本野球界番付ですが、先日2007年版が完成したそうです。
昨年はファイターズがアジア一を達成しただけに、どうなったかと思いきや……
少なっ!
SHINJOと小笠原が抜けたとはいえ、幕内1人と十両1人だけとは……
ただし、昨年書いたエントリに関係者の方から頂いたコメントから判断する限り、この番付では若手選手は下から(特に新人選手は序の口から)あがってこなければならないとのこと。
ということは、ダル、八木、森本、田中賢など、一昨年まで一軍の実績が少なかったファイターズの若手は、今年の活躍だけでは番付入りはできなかったということではないかと思います。
こういうシステムがいいかどうかはさておき(個人的には、もう少し柔軟にできればいいのにとは思いますが)、今シーズン活躍すれば彼らも徐々に番付に現れることでしょう。そういう面でも、今シーズンは頑張ってほしいですね。
去年もネタにした「日本野球界番付編成会議」による日本野球界番付ですが、先日2007年版が完成したそうです。
昨年はファイターズがアジア一を達成しただけに、どうなったかと思いきや……
少なっ!
SHINJOと小笠原が抜けたとはいえ、幕内1人と十両1人だけとは……
ただし、昨年書いたエントリに関係者の方から頂いたコメントから判断する限り、この番付では若手選手は下から(特に新人選手は序の口から)あがってこなければならないとのこと。
ということは、ダル、八木、森本、田中賢など、一昨年まで一軍の実績が少なかったファイターズの若手は、今年の活躍だけでは番付入りはできなかったということではないかと思います。
こういうシステムがいいかどうかはさておき(個人的には、もう少し柔軟にできればいいのにとは思いますが)、今シーズン活躍すれば彼らも徐々に番付に現れることでしょう。そういう面でも、今シーズンは頑張ってほしいですね。
なので、今年も頑張れ、ということになるでしょうね(苦笑)
私は1回目から野球界番付の編成の携わっているものです。今回、私も12球団の戦力分析をした結果、確かに日本ハムの関取が2人しかいないことに気づきました。それだけ、小笠原の移籍とSHINJOの引退が大きかったわけですね
さて、その他の新戦力について解説いたします
実は、ルーキーの八木は見事に序の口優勝をして、三段目に昇進いたしました
マイケル中村は三段目で全勝(7戦全勝)しましたが、優勝決定戦で青木(ヤクルト)に敗れました。新番付は幕下20枚目ぐらいでしょうか。ちなみに、ダルビッシュは三段目で6勝1敗でした
日本一に貢献したので配慮があってもいいというご意見ですが、実は三段目から幕下を飛び越して十両入りしたケースが2度あります。200安打をした際のイチローと20勝をあげた際の斉藤和巳です
これだけの実績を見ると、やはり今回は見劣りするとしか言えません
ちなみに、幕下から十両に昇進するには、幕下全120人のうち上位8位以内に入らないといけません。やはりタイトル争い、優勝争いに絡まないといけないでしょう。また、ご質問があればコメントをお願いします
>日本ハムの関取
確かに、SHINJOと小笠原が抜けたというのは大きいですね。
八木の場合も、序の口スタートなら、一気に関取というのは無理なんでしょうね。
幕下付け出し制度でもあれば話は変わってくるのでしょうが、さすがにそんなのまで作るのは難しいのかも知れませんね。基準作りに苦労しそう……
>三段目から幕下を飛び越して十両入りしたケース
なるほど、イチローと斉藤和巳ですか……確かに、勝てませんわな(苦笑)
というわけで、彼らには今年も頑張ってほしいのですが、さてどうなるやら……
ともあれ、詳細なご解説ありがとうございました。
やはりプロ野球で実績を残すといったことが大前提になります
今年は番付編成時に所属球団が決まっていなかった中村紀洋とタフィ・ローズが十両付出に再編成されました。実は2人とも元大関ですが、中村はメジャー帰りで幕内最下位で付出になりながら、1勝14敗と大負け。十両落ちした扱いになっています。ローズも2年前は幕内でしたが、1年のブランクを考慮して十両で再編成しました
それ以外に十両以上に昇進していない選手については、もう一度序の口からやり直すことが基本になっています
この番付ではあの松坂大輔投手でさえも、十両入りまで3年、小結昇進まで5年かかっています。つまり、3年以上続けて安定した成績を残さないとスムーズに昇進できないようになっています
そのあたりのシステムをご理解していただけば幸いです
序の口(120人)はルーキー・新外国人枠
序二段(237人)二軍選手枠、三段目(241人)・一軍半選手枠、幕下(142人)一軍レギュラー枠と考えていただければわかりやすいでしょう。その中でも突出した実績を残した選手が十両(28人)、幕内(43人)に格付けされていると考えていただければよいと思います
つまり、ダルビッシュやマイケル中村は、ようやく一軍レギュラーとして認められたと判断できるわけです
ちなみに、日本ハムの選手で、最も十両に近いのは金子誠。昨年は西幕下8枚目で5勝3敗(幕下は8番で相撲成績を換算しています)の成績を残し、東幕下4枚目に昇進しました
続いて東幕下43枚目で6勝2敗の成績を残したセギノールが、東幕下12枚目まで昇進しています
ちなみに、幕下では7勝以上の成績を残せば、無条件で十両昇進できるシステムです。昨年はタイロン・ウッズが8戦全勝、7勝1敗は福原忍、藤川球児、和田毅、新垣渚、朝倉健太の5人。全員が十両に昇進しています
日本ハムの選手が今年、昨年並みの成績を残せば、大量に十両昇進も夢ではありません。ぜひそんな観点でプロ野球観戦に役立ってくれればうれしい限りです
>付出
どうするのかなぁと疑問に思っていたら、ちゃんと制度として作られていたんですね。
プロでの経験が基準となると、適用者はかなり限られそうですね。
しかし、一軍レギュラークラスで幕下、さらに上に行こうと思うと、かなりの安定した実績が求められるわけですか。
今年うちの選手が頑張ってくれれば、大量昇進という可能性もあるとのこと。そうなってくれると私としても非常に嬉しい限りなのですが、このところの試合を見る限り、うーむ(苦笑)