あるファイターズブロガーさんへ

　このような公開の場で、あなたへの私信と言ってもいいエントリを書くことをお許しください。
　このところブログの巡回を怠っていたので、数日ぶりにRSSを動かしてみたところ、あなたのブログに新着記事があるのを見つけました。
　久しぶりにエントリを書かれたのかと楽しみにしていたところ、概要を見た瞬間、嫌な予感が頭をよぎりました。
　なんなのだろう？　恐怖心を振り払ってエントリを開いた私の目の前に、信じられない、信じたくもない言葉が表示されました。
　その気持ちは、かなり経った今も、強く私の中で動いています。

　思えば、あなたとのブログ上での交流が始まったのは4年前、私が「プレイバック・ファイターズ」を始めて、あなたが参加されたときでした。
　それ以来、あなたは折に触れて私のブログに遊びに来てくださいました。また、私もあなたがエントリを書かれるたびに、読ませていただきました。
　ストレートで辛口のチームや選手への批判。ゆるいだけの私とは対極にあったのかも知れませんが、それでも私は嫌な気持ちを感じてはいませんでした。
　それは、あなたがファイターズの現状を真正面から捉え、どうすればいいのか真剣に考えた結果を、飾ることなく真摯に書いていたからです。
　そう、あなたがファイターズを真っすぐに愛していたからです。あなたの愛情が、文面から素直に伝わっていたからです。
　一度でいいから、その思いをじっくり伺う機会がほしかった。それが今となっては叶わないのが、悔しくてなりません。
　せめて、あなたが愛するファイターズが、これからもさまざまなファンに夢と希望と楽しさを与えるチームであり続けるように……今は、そう強く願っています。
　そして、あなたが天上より見守るファイターズをファンとして支え続けることが、今私に捧げることができる、ただ一つの誠だと、私は思っています。
　しがないブロガーの私に、できることがどれだけあるかは分かりません。
　ですが、ファイターズの素晴らしさを、あなたとはまったく違う形ですが、伝えていくこと。
　ブロガーという仲間として、ファイターズファンという仲間として、それだけは続けていくつもりです。
　あなたの分までファイターズを応援する、とは言いません。
　なぜなら、あなたはこれからもどこかで、ファイターズを厳しくも温かく見守っていくだろうから。
　だから、ファイターズとともに、あなたは、私たちと、ずっと一緒にいるのです。
　来年も、一緒に戦いましょう！