今シーズン絶不調のドアラ。バク宙がまるで決まらず、ついに二軍での調整を余儀なくされました。
調整の場はナゴヤ球場、時期は7月1日からの対カープ3連戦。試合中に出てくるかもしれないと期待しつつ、2日に観戦に行ってきました。
見にくくて申し訳ないのですが、入口正面にあった2009年のウエスタンリーグチャンピオンフラッグです。
階段を上がると、若手選手のパネルが並んでいます。
提供:矢場とん。どのパネルにも中田亮のイラストが小さく描かれています。
元一軍球場だけあって、売店は非常に充実。東の鎌ヶ谷、西のナゴヤと言っても過言ではありません。
今回は名古屋駅でお弁当を仕入れて行ったのですが、次来るときはここでご飯を買うのが楽しそうですね。
スタンドに出ました。球場周囲は見るからに住宅街です。ここまで住宅が迫っているのを見るのは藤井寺以来です。昔はこんなところで一軍の試合を開催していたのかと思うと、あらためて驚いてしまいました。
3塁側の大きな建物はドラゴンズの練習施設。なので、今はナゴヤ球場もドラゴンズ用ベンチは3塁側です。
球場裏をひっきりなしに東海道新幹線が通ります。私も車窓から何度もナゴヤ球場を見ましたが、球場から新幹線はこんな風に見えているんですね。それにしても、せわしないことで……
ライトスタンド側。よく見ると、かつてのスタンドが少しだけ残っています。
スタンドの土台が残っているのがお分かりかと思います。ドラゴンズの本拠地移転後に外野のフィールドは大幅に拡大されたのですが、その際にスタンドが一部残されることになりました。
ライト側だけスタンドが残った理由としては、応援団が「思い出の場所だから残してほしい」と要望を出したという説が有力だそうです(参考:Wikipedia「ナゴヤ球場」2011年7月8日閲覧)。
さて、今回の観戦での注目はやはりドアラ。絶不調が伝えられる彼の状態は、マスコットファンならずとも気になるものです。
そんなことを考えていると、ドアラが登場してきましたよ。
まずはスタンド各地に愛想を振りまきます。とはいえ、しおらしくなった感じはありません。
練習中のナインにからんでいくドアラ。このあとキャッチボールをしてもらってました。調整と関係があるのでしょうか。
試合開始直前、位置につくカープの3塁コーチにごあいさつ。
続いては始球式のエスコート。二軍でもマスコットの仕事はちゃんとあります。
始球式は無事終了。いい球を投げてました。
始球式を務めた女の子といったん退場するドアラ。この後バク宙はやるんでしょうか?
さて、試合開始です。こちらが両チームのスタメン。スコアボードも昔とはだいぶ変わってます。
ドラゴンズの先発は岡田。高卒2年目ながら、背番号11に球団の並々ならない期待を感じます。
岡田は打者3人を簡単に片づけ、ドラゴンズの攻撃に移ります。ドラゴンズ二軍での仕事が長くなった奈良原コーチ、今年は1塁コーチも務めているようです。
さて1回裏、カープ先発は育成のゲレロ。ところが、こちらは滑り出し大乱調。球がバラバラ、どこに行くかわかったもんじゃありません。
ゲレロは先頭岩崎恭を歩かせると、続く谷にはヒット、藤井には二塁打と打者3人で2失点。
結局ゲレロは1アウトも取れずに降板。この試合での防御率は無限大となってしまいました。後を引き受けたのは相澤です。
カープの謎の投手ゲレロに対抗して、ドラゴンズの5番は謎の打者カラスコ。自称打率4割という怪しさ全開のプロフィールが気になる選手ですが、初打席では打球が前に飛ぶ気配が感じられず、あっさり三振。
続く加藤はセンターへタイムリーを放ち、ドラゴンズが3点目を手に入れました。
カープも直後の2回表、1死2,3塁のチャンスから堂林の犠牲フライで1点を返します。
ところが、ドラゴンズはその裏、谷のタイムリーで再び3点差とします。
それでもカープは反撃をみせます。4回表、無死2,3塁からまずは上村の犠牲フライで1点。
さらに堂林が今度は2塁打を放ち、2打席連続の打点をマークします。
カープは5回から梅津を起用。この回はドラゴンズ、カープとも三者凡退でハーフタイムとなります。
ここで登場したドアラ。バク宙を行うという場内アナウンスにスタンドは大盛り上がりです。
まずは入念に準備運動。
念には念を入れます。
気合を入れて、
神仏に祈ります。
いよいよバク宙スタート!気になる結果は!?
ところで、最近のテレビって注目の場面の前にCMを入れて、CM明けでいったん話を戻しますよね。イメージするなら、
ってのを入れた後に、
「いよいよバク宙スタート!気になる結果は!?」ってのをやり直す感じでしょうか。あるいは、
「ここで登場したドアラ。バク宙を行うという場内アナウンスにスタンドは大盛り上がりです。」ってところまで戻るかも知れません。
……済みません、私もやってみたかったんですが、正直なところあんまり面白くなかったですね。ただ、ここまでもったいぶったのには別の理由もあって、
無残な失敗。胴体着地でした。フォローしてあげようにも、どうしようもないくらいです。
着地に失敗して足を痛めたようなドアラ。トレーナーさんまで出てきます。
痛そうなのか、落ち込んでるのか分からないドアラ。
不甲斐ない結果を受けて、スタンドに土下座。
すっかりしょげ込んで退場するドアラでした。
さて、ドラゴンズは岡田を5回で降ろし、6回には矢地を2番手でマウンドに送ります。
矢地が1イニングを三者凡退に抑えると、7回には清水が登板。こちらもカープ打線を完全に抑えます。
続く7回裏、ドアラが今度はフラッグを持って登場です。
最初は大人しいものでしたが、突然火がついたのか、猛スピードでフラッグを振り回し始めます。
フラッグ捌きの方は、なかなかのもの。
今度は意気揚々と帰っていくドアラでした。
その7回裏に登場したのはあの豊田清。なかなか一軍での出番が巡って来ませんが、二軍では当然格が違います。1イニングをきっちりゼロに抑えました。
8回表、プレー前のグランド整備にドアラがトンボを持ってやって来ました。
7回からサードに移った森越に何やら話しかけています。
どの辺りにトンボをかけてほしいか聞いているようですね。
その後、ドアラは申し訳程度にグランドをならして戻っていきました。
ドラゴンズはこの回途中から久本を投入。継投でカープ打線にチャンスの芽すらつかませません。
その裏、カープのマウンドに立ったのは「あの」弦本。
この回ドラゴンズは先頭の藤井が内野安打で出塁。そして5番久本の場面であの「ぶーちゃん」中田亮が登場します。
この写真だけでは分かりにくいので説明すると、私よりわずかに低い身長で、私の1.7~1.8倍の体重がある計算になるのです。
表現するなら、大阪球場が今もあったら、
「中田ー、日ハム行けー!
選手としてやないー!
商 品 と し て やー!!」
と言われるレベルです(体験者あり)。
で、その中田亮は四球で出塁。すると続く代打福田のタイムリーでドラゴンズがダメ押し点を奪いました。
そして、その間に中田亮は快足を生かして3塁到達。いや、本当に早いんです。あの体型で、下手な細身の選手より早いんです。見た目のスピード感がすごいんです。別の意味ででぶは2倍です。
結局この後は弦本が抑え、中田亮は残塁になりましたが、ホームに突入とかなったら捕手はたまったもんじゃなかったでしょうね。
最終回のドラゴンズは金剛が登板。この人、入団前は一部でかなり騒がれてたと思うんですが……
ともあれ、金剛はカープ打線を2三振を含むシャットアウトで試合終了。
ご覧の通り、ドラゴンズが快勝です。
が、ドアラについては、こりゃかなり時間がかかるかも知れないというのが率直な感想でした。着地がちょっと乱れるぐらいならまだしも、明らかに失敗していましたからね。
その後ドアラは「何かしらつかんだ」という一言とともに再昇格したようですが、はたしてそれで良かったのか……
とはいえ、マスコットの本文たるファンサービスはしっかりやっていたことは、ドアラの名誉のために付け加えたいと思います。
調整の場はナゴヤ球場、時期は7月1日からの対カープ3連戦。試合中に出てくるかもしれないと期待しつつ、2日に観戦に行ってきました。
見にくくて申し訳ないのですが、入口正面にあった2009年のウエスタンリーグチャンピオンフラッグです。
階段を上がると、若手選手のパネルが並んでいます。
提供:矢場とん。どのパネルにも中田亮のイラストが小さく描かれています。
元一軍球場だけあって、売店は非常に充実。東の鎌ヶ谷、西のナゴヤと言っても過言ではありません。
今回は名古屋駅でお弁当を仕入れて行ったのですが、次来るときはここでご飯を買うのが楽しそうですね。
スタンドに出ました。球場周囲は見るからに住宅街です。ここまで住宅が迫っているのを見るのは藤井寺以来です。昔はこんなところで一軍の試合を開催していたのかと思うと、あらためて驚いてしまいました。
3塁側の大きな建物はドラゴンズの練習施設。なので、今はナゴヤ球場もドラゴンズ用ベンチは3塁側です。
球場裏をひっきりなしに東海道新幹線が通ります。私も車窓から何度もナゴヤ球場を見ましたが、球場から新幹線はこんな風に見えているんですね。それにしても、せわしないことで……
ライトスタンド側。よく見ると、かつてのスタンドが少しだけ残っています。
スタンドの土台が残っているのがお分かりかと思います。ドラゴンズの本拠地移転後に外野のフィールドは大幅に拡大されたのですが、その際にスタンドが一部残されることになりました。
ライト側だけスタンドが残った理由としては、応援団が「思い出の場所だから残してほしい」と要望を出したという説が有力だそうです(参考:Wikipedia「ナゴヤ球場」2011年7月8日閲覧)。
さて、今回の観戦での注目はやはりドアラ。絶不調が伝えられる彼の状態は、マスコットファンならずとも気になるものです。
そんなことを考えていると、ドアラが登場してきましたよ。
まずはスタンド各地に愛想を振りまきます。とはいえ、しおらしくなった感じはありません。
練習中のナインにからんでいくドアラ。このあとキャッチボールをしてもらってました。調整と関係があるのでしょうか。
試合開始直前、位置につくカープの3塁コーチにごあいさつ。
続いては始球式のエスコート。二軍でもマスコットの仕事はちゃんとあります。
始球式は無事終了。いい球を投げてました。
始球式を務めた女の子といったん退場するドアラ。この後バク宙はやるんでしょうか?
さて、試合開始です。こちらが両チームのスタメン。スコアボードも昔とはだいぶ変わってます。
ドラゴンズの先発は岡田。高卒2年目ながら、背番号11に球団の並々ならない期待を感じます。
岡田は打者3人を簡単に片づけ、ドラゴンズの攻撃に移ります。ドラゴンズ二軍での仕事が長くなった奈良原コーチ、今年は1塁コーチも務めているようです。
さて1回裏、カープ先発は育成のゲレロ。ところが、こちらは滑り出し大乱調。球がバラバラ、どこに行くかわかったもんじゃありません。
ゲレロは先頭岩崎恭を歩かせると、続く谷にはヒット、藤井には二塁打と打者3人で2失点。
結局ゲレロは1アウトも取れずに降板。この試合での防御率は無限大となってしまいました。後を引き受けたのは相澤です。
カープの謎の投手ゲレロに対抗して、ドラゴンズの5番は謎の打者カラスコ。自称打率4割という怪しさ全開のプロフィールが気になる選手ですが、初打席では打球が前に飛ぶ気配が感じられず、あっさり三振。
続く加藤はセンターへタイムリーを放ち、ドラゴンズが3点目を手に入れました。
カープも直後の2回表、1死2,3塁のチャンスから堂林の犠牲フライで1点を返します。
ところが、ドラゴンズはその裏、谷のタイムリーで再び3点差とします。
それでもカープは反撃をみせます。4回表、無死2,3塁からまずは上村の犠牲フライで1点。
さらに堂林が今度は2塁打を放ち、2打席連続の打点をマークします。
カープは5回から梅津を起用。この回はドラゴンズ、カープとも三者凡退でハーフタイムとなります。
ここで登場したドアラ。バク宙を行うという場内アナウンスにスタンドは大盛り上がりです。
まずは入念に準備運動。
念には念を入れます。
気合を入れて、
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いよいよバク宙スタート!気になる結果は!?
ところで、最近のテレビって注目の場面の前にCMを入れて、CM明けでいったん話を戻しますよね。イメージするなら、
北海道日本ハムファイターズ選手登場曲ベストコレクション2011クリエーター情報なしユニバーサルミュージック |
ってのを入れた後に、
「いよいよバク宙スタート!気になる結果は!?」ってのをやり直す感じでしょうか。あるいは、
「ここで登場したドアラ。バク宙を行うという場内アナウンスにスタンドは大盛り上がりです。」ってところまで戻るかも知れません。
……済みません、私もやってみたかったんですが、正直なところあんまり面白くなかったですね。ただ、ここまでもったいぶったのには別の理由もあって、
無残な失敗。胴体着地でした。フォローしてあげようにも、どうしようもないくらいです。
着地に失敗して足を痛めたようなドアラ。トレーナーさんまで出てきます。
痛そうなのか、落ち込んでるのか分からないドアラ。
不甲斐ない結果を受けて、スタンドに土下座。
すっかりしょげ込んで退場するドアラでした。
さて、ドラゴンズは岡田を5回で降ろし、6回には矢地を2番手でマウンドに送ります。
矢地が1イニングを三者凡退に抑えると、7回には清水が登板。こちらもカープ打線を完全に抑えます。
続く7回裏、ドアラが今度はフラッグを持って登場です。
最初は大人しいものでしたが、突然火がついたのか、猛スピードでフラッグを振り回し始めます。
フラッグ捌きの方は、なかなかのもの。
今度は意気揚々と帰っていくドアラでした。
その7回裏に登場したのはあの豊田清。なかなか一軍での出番が巡って来ませんが、二軍では当然格が違います。1イニングをきっちりゼロに抑えました。
8回表、プレー前のグランド整備にドアラがトンボを持ってやって来ました。
7回からサードに移った森越に何やら話しかけています。
どの辺りにトンボをかけてほしいか聞いているようですね。
その後、ドアラは申し訳程度にグランドをならして戻っていきました。
ドラゴンズはこの回途中から久本を投入。継投でカープ打線にチャンスの芽すらつかませません。
その裏、カープのマウンドに立ったのは「あの」弦本。
この回ドラゴンズは先頭の藤井が内野安打で出塁。そして5番久本の場面であの「ぶーちゃん」中田亮が登場します。
この写真だけでは分かりにくいので説明すると、私よりわずかに低い身長で、私の1.7~1.8倍の体重がある計算になるのです。
表現するなら、大阪球場が今もあったら、
「中田ー、日ハム行けー!
選手としてやないー!
商 品 と し て やー!!」
と言われるレベルです(体験者あり)。
で、その中田亮は四球で出塁。すると続く代打福田のタイムリーでドラゴンズがダメ押し点を奪いました。
そして、その間に中田亮は快足を生かして3塁到達。いや、本当に早いんです。あの体型で、下手な細身の選手より早いんです。見た目のスピード感がすごいんです。別の意味ででぶは2倍です。
結局この後は弦本が抑え、中田亮は残塁になりましたが、ホームに突入とかなったら捕手はたまったもんじゃなかったでしょうね。
最終回のドラゴンズは金剛が登板。この人、入団前は一部でかなり騒がれてたと思うんですが……
ともあれ、金剛はカープ打線を2三振を含むシャットアウトで試合終了。
ご覧の通り、ドラゴンズが快勝です。
が、ドアラについては、こりゃかなり時間がかかるかも知れないというのが率直な感想でした。着地がちょっと乱れるぐらいならまだしも、明らかに失敗していましたからね。
その後ドアラは「何かしらつかんだ」という一言とともに再昇格したようですが、はたしてそれで良かったのか……
とはいえ、マスコットの本文たるファンサービスはしっかりやっていたことは、ドアラの名誉のために付け加えたいと思います。
一軍の経験もある選手が次から次へと出てくるのですから、
投手陣の層が厚いわけですね。
ただ、金剛はもう少し1軍で何とかならないかと…。
このままだと、T-岡田にサヨナラホームランを打たれた選手、で終わってしまいます。
つまり、俺達ではなくて、小竜達?
>弦本
ブログの話で、何と言うか、間の悪い子だというのは分かりました。
肝心の投球ですが、少しばかり劇場がお好きな様子?<オイ
まあ、「腕白でもいい、たくましく育っておくれ」とは彼のことかもしれません。(笑)
当ブログ開始年にいじった選手なんで、年齢的にもそろそろやばいんじゃないかと。
弦本は、よくよく調べてみると、実は筋金入りのカープファンなんですよね。
彼に同情的な声が意外と集まったのも、その辺が影響しているかも知れません。
「あの首脳陣だし」というのも確かによく聞きましたが……