マスターズリーグ観戦記：大阪対名古屋第2回戦

　昨日は大阪ドームでマスターズリーグの大阪ロマンズ対名古屋80D'sersの試合を観戦してきました。マスターズリーグは以前から気になってはいたものの、これまで行く機会がなかったので、今回が初観戦です。
　ドームには12時前に着いたのですが、すでにチケット売場も入場口も長蛇の列。私も寒空の下並んでチケットを入手し、ドームに入場。ゲートでは亀山と思しき選手が樽酒を振舞っていました。
　その様子は一応写真に撮ったのですが……亀山と思しき選手の今の容貌を見ると哀しくなるので、アップは控えさせていただきます。現役時代は線が細くて心配させられたのですが、せめて今の姿と足して2で割れないものか（苦笑）
　とはいえお酒は遠慮なく頂いてスタンドにたどり着いたところ、まず目についたのがこの看板。



　去年のまんまです。いや、このまま残してくれるのならそれはそれでいいと思うのですが。
　そういえば、売店にも梨田監督などの近鉄ユニの人形が置いてあったり、「私たちは大阪近鉄バファローズを応援します」というステッカーがそのまま貼ってあったりもしました。こういうものもこれから消えていくのでしょうか。
　……話を戻しましょう。この日のスタメンは下の通りです。



　山田投手と真弓選手の出場は聞いていましたが、「1番センター福本」が見られるとは♪
　スタメン発表の後は試合前のアトラクションが行われました。まずは南海部品のCMチアリーディングチームによるパフォーマンス。



　この後もアトラクションはあれこれと続き、その最後に始球式が行われました。ゲストの名前は直前まで伏せられていたのですが、フタを開けてみるとなんとこの方でした。



　そう、檻ウミウシの仰木彬初代監督です。
　仰木監督の登場に、場内は盛り上がるようなそうでないような不思議な雰囲気に包まれました。もちろん投球には喝采が起こりましたが、場内DJの「オリックス・バ○×▽●ズにご声援ください」（一部修正）には正直鼻白む思いの方も少なくなかったと思います。
　それに、この日仰木監督は大阪ロマンズのユニフォームを着て来られたのですが、確か監督は福岡のチームに登録していたような……
　ただ始球式自体は無事執り行われ、いよいよ試合開始です。
　試合は山田・西本両投手の投げ合いで始まりましたが、山田投手は1回で降板。この後の伊藤敦規投手が代わったばかりの2回表に1点を先制されますが、この後しばらく両チームとも攻めあぐねます。
　ようやく7回になって大阪は本西・南牟礼両選手の連打で同点とすると、1死満塁のチャンスで有田選手が逆転タイムリーを三遊間に放ちます（単にショートが取れなかったという説もありますが……）。
　この後8回には本西選手がダメ押しタイムリーで3点目を奪い、最後は山崎慎太郎投手の気迫十分なピッチングで大阪が逃げ切りました。スコアはこちらからどうぞ。
　こういった試合展開もさることながら、マスターズリーグの場合はプロ野球以上に個々の選手のプレーが気になります。その中で、特に私の印象に残ったものをピックアップしたいと思います。

・サブマリン復活。
・ふくもっさんの打席は期待したんですが、結局出塁できず。
・今日一番盛り上がったのが真弓選手の打席。しかし、こちらも3打数ノーヒット、出塁は四球のみ。
・その代わり本西選手は大活躍。7回には反撃の口火を切るヒットを放つと、8回にはダメ押し2塁打。
・「代走福間」（笑）

　試合後は本西・南牟礼・有田の3選手によるヒーローインタビューが行われた後、大阪ドームでの今季最終戦ということで、大阪ロマンズの監督・コーチ・選手全員が整列し、吉田監督からあいさつが述べられ、最後は全員の記念撮影で締めくくられました。



　どの選手も現役当時のようには身体が動かないでしょうし、とんでもないエラーもありましたが、それでもやはり往年の姿を彷彿とさせてくれる選手も多く、普段のプロ野球観戦とはまた違った楽しみ方ができました。
　ただ今シーズンは試合も半減されていますし、マスターズリーグが興行として成功していると言えるかは微妙なようです。選手がグランドを去った後にバックスクリーンに表示されたメッセージにもあるように、オジサンたちがまだまだ頑張る姿をこれからも楽しく見たいのですが……