いまだに怒りが収まりません。なんでこんなふざけたことが起きてしまったのか。責任者出て来い!
事件の経緯についてはすでに新聞等で報道されていますし、実際に中継でご覧になった方もいらっしゃると思います。
私もトップを走っていたデ=リマが歩道に押し出されたのを見たときは、何がなんだか分かりませんでした。
直感的に「これはテロではない」とは思いましたが(テロだったらコースで危害を加えるはずです。その方が目立ちますから)、デ=リマも男も観衆の中に紛れ込んでしまい、何が起きているか見えてきません。
しばらくしてデ=リマがまた走り出すのがテレビに映し出されましたが、彼の怯えた、また悲しそうな表情を見るのは辛いものでした。
実際、彼が事件のときに感じた恐怖や怒り、悲しみは、私などには理解できないほどのものでしょう。
相手は何者か分からないし、何をしてくるかも分からない。コースには戻れたものの、もうそれまでの走りはできない。4年に1度しかない舞台なのに…
そう思うと、彼は途中棄権してもおかしくない状態だったと思います。
それが見事に完走しただけでなく、3位に踏みとどまったわけです。デ=リマの走りはいくら賞賛しても足りないくらい、本当に素晴らしいものでした。
それだけに…この事件を起こした男と、事件を防げなかった警備の担当者に対しては、この上ない怒りを感じています。
新聞報道によると、この男は元司祭で、しかもF1英国GPや全英オープンでも乱入事件を起こした常習犯だというのです。
また(現段階で断定的な発言は控えるべきなのでしょうが)、供述として報道されているのを読む限り、通常の思考や判断ができる男ではなさそうです。
おそらく、当の本人は正しいことをしたと確信しているんでしょうね。シャレにもなりません。
そうなると、こういう輩に乱入や妨害を止めるよう説得したり、あるいは真摯な反省や謝罪をさせるというのは、まず不可能と考えていいでしょう。そもそもどんな言葉も多分「壁」にはね返されて、本人の思考回路には届かない。
またギリシアの法律は知りませんが、これがもし日本ならば、この男に法的責任が問えるかどうかすら問題になるところです。
悔しい話ですが、加害者であるはずのこの男を責めても、おそらくは空しさが残るばかりです。
一方、警備担当者の責任は大いに問われるべきでしょう。
テロ対策という理由で空前の規模の警備体制を敷いたという話だったのに、なぜこんな事件を許してしまったのか?
それに、もしこの男がテロリストで、警備をくぐり抜けて爆弾でも持っていたらと思うと…現実にそんなことが起きる可能性は少なかったのでしょうが、それでもそういう恐れを否定することはできません。
2年前に日韓サッカーW杯が開催されたときには、フーリガン対策として要注意人物のリストが作成され、リスト掲載人物の入国を拒否するということがありました。
今回このような対策が全くなかったということはないでしょう(と信じたい)し、EUの中にあり、人の流れが日韓両国より自由なギリシアでは、要注意人物を水際で食い止めるのは難しいとは思われます。
ですが、現実に事件が起き、競技は乱されてしまったのです。理由はどうあれ、責任は問われるべきでしょう。
アテネは終わってしまいましたが、4年後の北京の警備担当者には、この事件を教訓とされるよう希望します。
ちなみに、IOCはデ=リマのスポーツマンシップを讃え、特別メダルを授与するのだそうです。
ブラジル側はあくまでも金メダルを求めているので、これがどうなるかはまだ分かりませんが、少なくとも銅メダルを渡して終わり、というのではなかったことに、せめてもの救いを感じました。
事件の経緯についてはすでに新聞等で報道されていますし、実際に中継でご覧になった方もいらっしゃると思います。
私もトップを走っていたデ=リマが歩道に押し出されたのを見たときは、何がなんだか分かりませんでした。
直感的に「これはテロではない」とは思いましたが(テロだったらコースで危害を加えるはずです。その方が目立ちますから)、デ=リマも男も観衆の中に紛れ込んでしまい、何が起きているか見えてきません。
しばらくしてデ=リマがまた走り出すのがテレビに映し出されましたが、彼の怯えた、また悲しそうな表情を見るのは辛いものでした。
実際、彼が事件のときに感じた恐怖や怒り、悲しみは、私などには理解できないほどのものでしょう。
相手は何者か分からないし、何をしてくるかも分からない。コースには戻れたものの、もうそれまでの走りはできない。4年に1度しかない舞台なのに…
そう思うと、彼は途中棄権してもおかしくない状態だったと思います。
それが見事に完走しただけでなく、3位に踏みとどまったわけです。デ=リマの走りはいくら賞賛しても足りないくらい、本当に素晴らしいものでした。
それだけに…この事件を起こした男と、事件を防げなかった警備の担当者に対しては、この上ない怒りを感じています。
新聞報道によると、この男は元司祭で、しかもF1英国GPや全英オープンでも乱入事件を起こした常習犯だというのです。
また(現段階で断定的な発言は控えるべきなのでしょうが)、供述として報道されているのを読む限り、通常の思考や判断ができる男ではなさそうです。
おそらく、当の本人は正しいことをしたと確信しているんでしょうね。シャレにもなりません。
そうなると、こういう輩に乱入や妨害を止めるよう説得したり、あるいは真摯な反省や謝罪をさせるというのは、まず不可能と考えていいでしょう。そもそもどんな言葉も多分「壁」にはね返されて、本人の思考回路には届かない。
またギリシアの法律は知りませんが、これがもし日本ならば、この男に法的責任が問えるかどうかすら問題になるところです。
悔しい話ですが、加害者であるはずのこの男を責めても、おそらくは空しさが残るばかりです。
一方、警備担当者の責任は大いに問われるべきでしょう。
テロ対策という理由で空前の規模の警備体制を敷いたという話だったのに、なぜこんな事件を許してしまったのか?
それに、もしこの男がテロリストで、警備をくぐり抜けて爆弾でも持っていたらと思うと…現実にそんなことが起きる可能性は少なかったのでしょうが、それでもそういう恐れを否定することはできません。
2年前に日韓サッカーW杯が開催されたときには、フーリガン対策として要注意人物のリストが作成され、リスト掲載人物の入国を拒否するということがありました。
今回このような対策が全くなかったということはないでしょう(と信じたい)し、EUの中にあり、人の流れが日韓両国より自由なギリシアでは、要注意人物を水際で食い止めるのは難しいとは思われます。
ですが、現実に事件が起き、競技は乱されてしまったのです。理由はどうあれ、責任は問われるべきでしょう。
アテネは終わってしまいましたが、4年後の北京の警備担当者には、この事件を教訓とされるよう希望します。
ちなみに、IOCはデ=リマのスポーツマンシップを讃え、特別メダルを授与するのだそうです。
ブラジル側はあくまでも金メダルを求めているので、これがどうなるかはまだ分かりませんが、少なくとも銅メダルを渡して終わり、というのではなかったことに、せめてもの救いを感じました。
あたしも今回の事件今朝知ってびっくりするやら腹が立つやらでした
一生懸命走ってる人に出来ることじゃないです
警備の人は何してたのか
そのあとの走りをみてあたしも涙が出そうでした
今後絶対絶対あっちゃいけないこととして
ちゃんと原因を究明して欲しいです
アスリートの4年間の努力が詰まったマラソンなのに、それを踏みにじるなんて…
我々はそう思うのですが、世の中にはそういう考え方のできない人もいるんですね。
全く腹立たしいし、悔しくてなりません。
警備の責任者、またIOCも、心から反省して、二度とこんなことがないようにしてもらいたいです。
ただデ=リマはよく立ち直って頑張った!本当に素晴らしい走りでした。
もし今回のオリンピックで一番「強い」アスリートを選べと言われたら、私は間違いなく彼を選びます。
あの後、たくさん書き足していますんで、
良かったら読んで下さい。
警備ですが、完全に防ぐのは難しいかもなぁって。
過去にもある事ではありますし。外の公道を走っていますもんねぇ。
でも、入ってきた時にもう少し早く取り押さえる事ができれば
影響ももっと少なくできただろうなぁって事は思います。
(一番憎むべきは、あの暴漢ですよね。
過去の事件の時にもっと処罰されて入国禁止とかされてれば、
ってのは思いますね。)
リマ選手は、さすがに一流のマラソンランナーだったと思います。
めたかさんがおっしゃる通り、完全な対策というのはないのかも知れませんね。
ただどうしても、あの男が沿道にたどり着くまでに、なんとか排除できなかったのか、という気持ちは強く持っています。
その場に来てしまえば押さえるのが難しくても、それこそ入国を拒否するなどはできたと思いますし。
ちなみに、あの男は執行猶予付き禁固1年の刑を宣告されたのだそうです。
もしこれが日本だったらと思うと、ぞっとします…