大谷、ファイターズ入団表明！

■　大谷　日本ハム入り表明　功を奏した説得力ある交渉（スポニチ・2012年12月9日）

　あえてスポニチで（意地悪
　まずは良かったです。嬉しいです。大谷君、ようこそネタ球団ファイターズへ！
　ドラフトから今日に至るまで、いやドラフト以前からでしょうが、自分の進路について悩むことが本当に多かっただろうと思います。その原因の一部は間違いなくファイターズにもありますし、その点は心苦しくはありました。
　ですが、入団を決めてくれた以上は、その決断が大谷自身にも、ファイターズにも利益となることを願うのみです。
　大谷の夢に向けて、まずはファイターズでネタ的にも大きく成長してくれることを期待していますし、ファンとして心から応援したいと思います。マウンドでの雄姿を見るのが今から楽しみです！

　と、ファンモード満開全開のコメントはこのぐらいにしといてですね。
　大谷がファイターズに入団することで、ファイターズとしては一件落着です。これからが本当の勝負なのでハッピー「エンド」とは言えませんが、とりあえず今は落ち着いたと言えます。
　ですが、NPBや日本野球にとっての問題は残ります。
　まず、MLB志望を表明したアマ選手の扱いをどうするのか、議論は置き去りにされたままです。
　いわゆる「田澤ルール」はこのままでいいのか、特に高校生について、MLBとNPBで接触可能性が実質異なるの現状をどうするのか、今回のようにNPB側が強行指名した場合のMLB球団の立ち位置、すべて放置されたままなのです。
　さらには、大谷が事実上の「一本釣り」になった経緯が悪用される恐れも否定できません。志望球団への入団を確実にするために、MLB志望を公言しておいて、他球団からの指名の回避を企てることも可能だからです。
　大谷の入団は、ファイターズにとってもNPBにとっても朗報ですが、それで話が終わるわけではありません。この点は釘を刺しておきたいと思います。

　とはいえ、めでたいことは間違いなくめでたい。これからお祝いです。