建山、FA権行使によるMLB移籍希望を表明

■　建山選手がFA権行使を表明　米国でのプレーを希望（公式・2010年10月5日）

　「建山メジャー挑戦」という話を最初聞いた時は半信半疑でした。
　いや、半分も信じていたかどうか。面白い話もあるもんだ、ぐらいにすら思ってたのが正直なところです。
　ところが、同じ日に異なる報道機関からニュースが入ってくる。となると、ガセネタとは考えられなくなってきます。とはいえ、まったく想像していなかった話なだけに、虚を突かれた気分はありました。
　そして今日、本人の口からMLB移籍を目指すという発言が出てきました。ここまできたら腹を括るよりほかありません。
　確かに建山の流出は痛手です。打たれた時のイメージが強いとはいえ、防御率1.80、1勝4セーブ25ホールドという成績を見れば、彼が今シーズンも中継ぎの柱だったことはお分かりでしょう。
　なにより、今年1年の投球回数は55イニング、過去3年間では41～67イニング、これだけのイニングを誰が代わりに投げるのかと考えると、チームにとっては地味でこそあれ、大きな穴が開いたと言わざるを得ません。
　ただ、行くと決めた以上は頑張ってもらわないと……ねぇ。
　今は日本人がMLB入りする上で、状況は決して好ましくはありません。
　ただでさえ景気悪化で高年俸は期待しづらいうえ、今年は日本人で目立った活躍をした投手もおらず、いかに日本での実績がある建山でも、契約を結ぶだけでもかなり苦労することになりそうです。
　とはいえ、ファイターズが送り出す選手が買い叩かれたり、ロクな評価をされないのも、一ファンとしては癪に障るんですよね。
　これからの交渉がどうなるかは分かりませんが、まずは建山本人にとって満足のいく条件で移籍してほしいもの。
　そのうえで（あるいは、契約は交渉事なので思い通りの条件にならない可能性もありますが）、思う存分MLBで活躍してくれることを願っています。



　ところで、アメリカに瓶詰めのウニってあったっけ？