江尻、石井裕(YB)とトレード！（追記済）

■　横浜・石井とハム・江尻が電撃トレード（スポニチ・2010年4月1日）
■　横浜・石井、日本ハム・江尻を交換トレード（サンスポ・2010年4月1日）


　いいのか、ベイスターズ。


　トレード報道で飛ばしは少なくありませんが、複数のメディアから文面の異なる記事が出ているので、確度は高いと思います（もっとも、すっぱ抜かれたことで、トレードがなくなるケースもありますが……）。
　エイプリルフールじゃないかという考えもありますが、それだったら両球団が示し合わせて、真っ先に公式で発表するか、江尻のブログでエントリが出るはずです。
　にもかかわらず、いずれも情報を発表していないわけですから、エイプリルフールの可能性は否定されます。
　ともあれ、このエントリを書いている時点では情報が不足しています。公式発表など、さらなる情報が出た時点で、このエントリには追記・編集を加える予定です。

【2010年4月1日22:10より追記】

　公式にも出ましたね。

■　交換トレードのお知らせ（公式・2010年4月1日）
■　トレードのお知らせ（☆公式・2010年4月1日）

　トレードというのはたいてい予想外のものですが、それにしても今回のトレードは、まったくの不意打ちでした。
　それなのに、自分でもびっくりするぐらい冷静に受け止められています。正直申せば、阿部⇔赤田のトレードの方が、よっぽど衝撃的でした。
　いったいなんなんでしょう？別に江尻になんら悪感情はないですし、いなくなると寂しくなるかも知れない（かも知れないってのも酷い話ですが）のに……
　理由の一つは、今回のトレード自体が、ファイターズにとって決して悪くはなさそうだ、ということでしょう。
　交換で入団する「サイレントＫ」こと石井裕は、左の中継ぎ・抑えとして実績のある選手です。ただでさえ薄い左投手陣の補強にはもってこいですし、あわよくばクローザーになってもおかしくありません。
　加えて、彼は入団以来私が秘かに期待してきた選手です。そんな選手がファイターズに来るとなれば、楽しみでないわけがありません。
　ただ、それだけが理由とも言い切れないのです。
　江尻が移籍するというのに、なんだかんだと言われながらもファンに愛されてきた選手がファイターズを去るというのに、妙に寂しさや悲しさを感じない。
　江尻は江尻で、誰の代わりというわけじゃない。戦力としてはとにかく、存在として、江尻は江尻以外の何ものでもなく、誰が代わりになるというものでもないのに、なんなのか？
　自分でも本当に不思議ですし、理由をうまく説明することはできないのですが、あえて言えば、江尻の性格というか、雰囲気がそうさせたのかも知れません。
　江尻はブログでは好青年ぶりを示していますが、実際には感情を表に押し出す、熱いタイプです。
　ですが、彼には湿っぽいところがない。辛いことがあっても、うまくいかないことがあっても、前向きだったり、アグレッシブになったりで、陰鬱になるというところがない。
　そんな江尻の雰囲気が、トレードが決まったことで、本来私が感じるはずの衝撃や寂しさを、どこか違うところに放り投げたのかも知れないなぁと思ってます。
　トレードは、理屈では分かっても、感情では衝撃的なものだったり、悲しいものだったりします。普通ならば。
　ですが、こと江尻に関しては、そんな感情より何より、ただ一言、



頑張ってこいよ！