■ ファイターズ基金設立のお知らせ(公式・2009年12月26日)
またいろんなことを考えますなぁ。
プロ野球球団によるチャリティー活動はこれまでも行われてきましたが、そのような活動を基金を設立して恒常的に支援するのは、ファイターズが初めてだそうです。
実際チャリティーといっても、球団や選手ができるのは、お金を集めたり、そのお金で物資を買ったりというぐらい。
実際の支援活動となれば、やはり餅は餅屋というもの。下手に素人が出しゃばるより、その道のプロフェッショナルが動く方がはるかに効果的です。
ただ、先ほど書いた資金集めで言えば、多額のお金を動かすビジネスを行っている球団に優位性があるのは確かです。
なので、具体的な支援活動はプロに任せるとして、基金という形で球団がチャリティー活動に必要な資金を調達、交付するという役割分担は正しいものと言えます。
ただし、この基金が成功するためには、2つの課題があります。
1つは、基金運営の前提となる球団経営のさらなる向上。
球団発表によれば、基金の源泉は北海道日本ハムファイターズが販売するチケット、グッズなどの売上の一部や、チャリティーオークションの収益とのことです。
つまり、チケットやグッズの売上や、オークションの収益が増えるほど、基金は充実していくということになります。
となれば、球団がなすべきことは、いかにして球団の収入を増やすか、ということになります。要はビジネスとしてやるべきことをやれ、ということです。
基金ができたからと言って、球団がやることが大きく変わるわけではないのです。もちろん支援先の選定など、必要な業務は増えますが、ビジネスが大事であるという基本に変わりはないのです。
そしてもう1つは、基金の継続的な規模拡大。
せっかく基金を作っても、簡単に底をつくようでは意味がありません。さまざまな活動への支援を継続的に行い、さらに支援を拡大するためには、基金を安定させるだけではなく、規模の拡大が不可欠です。
そのためには、できるだけリターンが多く、かつリスクが少ない運用を行う必要があるのですが、このご時勢ではそのような運用先を見つけるのは決して簡単ではありません。
となると、いかにして外部からの資金を仰ぐかが課題となります。先ほども書いたように、資金源としては球団の収入やオークション収益がありますが、それら以外に資金があって困ることはありません。具体的には、道内の企業や個人からの寄付を募ることが挙げられるでしょう。
寄付を募ることは、単に基金の安定と拡大のために必要なのではありません。むしろ、北海道をより良くするための活動に、道民自身が参加することを意味するのです。
資金提供というのは、間接的な参加ではあります。ただ、参加であることに違いはありません。
また、もちろん資金提供は義務的になってはならず、活動に賛同できるできる場合に自発的に行うものに限るべきであることも忘れてはならないでしょう。
ですが、自らの地域を向上させていくためには、基金やさまざまな活動家に頼り切るのではなく、自らも可能な形で参画していくことが重要なはずです。
「ファイターズ基金」が、そのような参画の機会を提供するものになることを期待しています。
またいろんなことを考えますなぁ。
プロ野球球団によるチャリティー活動はこれまでも行われてきましたが、そのような活動を基金を設立して恒常的に支援するのは、ファイターズが初めてだそうです。
実際チャリティーといっても、球団や選手ができるのは、お金を集めたり、そのお金で物資を買ったりというぐらい。
実際の支援活動となれば、やはり餅は餅屋というもの。下手に素人が出しゃばるより、その道のプロフェッショナルが動く方がはるかに効果的です。
ただ、先ほど書いた資金集めで言えば、多額のお金を動かすビジネスを行っている球団に優位性があるのは確かです。
なので、具体的な支援活動はプロに任せるとして、基金という形で球団がチャリティー活動に必要な資金を調達、交付するという役割分担は正しいものと言えます。
ただし、この基金が成功するためには、2つの課題があります。
1つは、基金運営の前提となる球団経営のさらなる向上。
球団発表によれば、基金の源泉は北海道日本ハムファイターズが販売するチケット、グッズなどの売上の一部や、チャリティーオークションの収益とのことです。
つまり、チケットやグッズの売上や、オークションの収益が増えるほど、基金は充実していくということになります。
となれば、球団がなすべきことは、いかにして球団の収入を増やすか、ということになります。要はビジネスとしてやるべきことをやれ、ということです。
基金ができたからと言って、球団がやることが大きく変わるわけではないのです。もちろん支援先の選定など、必要な業務は増えますが、ビジネスが大事であるという基本に変わりはないのです。
そしてもう1つは、基金の継続的な規模拡大。
せっかく基金を作っても、簡単に底をつくようでは意味がありません。さまざまな活動への支援を継続的に行い、さらに支援を拡大するためには、基金を安定させるだけではなく、規模の拡大が不可欠です。
そのためには、できるだけリターンが多く、かつリスクが少ない運用を行う必要があるのですが、このご時勢ではそのような運用先を見つけるのは決して簡単ではありません。
となると、いかにして外部からの資金を仰ぐかが課題となります。先ほども書いたように、資金源としては球団の収入やオークション収益がありますが、それら以外に資金があって困ることはありません。具体的には、道内の企業や個人からの寄付を募ることが挙げられるでしょう。
寄付を募ることは、単に基金の安定と拡大のために必要なのではありません。むしろ、北海道をより良くするための活動に、道民自身が参加することを意味するのです。
資金提供というのは、間接的な参加ではあります。ただ、参加であることに違いはありません。
また、もちろん資金提供は義務的になってはならず、活動に賛同できるできる場合に自発的に行うものに限るべきであることも忘れてはならないでしょう。
ですが、自らの地域を向上させていくためには、基金やさまざまな活動家に頼り切るのではなく、自らも可能な形で参画していくことが重要なはずです。
「ファイターズ基金」が、そのような参画の機会を提供するものになることを期待しています。