去年とはうって変わって、今年はこの時期になるまで、関西独立リーグの試合を1つも観ていません。
自分でもまさかの展開なのですが、理由はいくつかあります。例えば、大阪に引っ越したことで、住之江の方がはるかに観戦しやすくなったことがあります。
一方で、神戸の主催試合の多くが神戸サブから三田城山に移り、距離的にかなり観戦しにくくなったばかりか、今季は平日デーゲームが増えて、観に行ける試合の数が激減。
さらに、たまに行こうと思った試合も雨で流れたりしたせいで、9月になるまで試合を観に行くことができなかったのでした。
ただ、いくらなんでも観戦ゼロはあり得ない。まして、関西独立リーグはさまざまな問題が相次いで報じられているだけに、いったい何がどうなってるのか、現場を見てみないといけません。
そんなわけで、暑い中のデーゲームに不安はありましたが、頑張って三田まで行ってまいりました。
三田城山球場は大阪からJR福知山線で三田まで行き、そこから神姫バスに乗って6分ほどの丘の上にあります。
ただ、私は思うところあって、梅田から宝塚までは阪急に乗り、JRにはそこから三田まで乗ることにしました。
球場前の植樹。三田に以前あった球場の前に長嶋茂雄氏が植えたものを、移植したのだそうです。
ようやく球場前に到着。しかし、様子が去年までとは明らかに違います。はっきりいえば、去年までの週末デーゲームではあり得ないほど閑散としているのです。
去年まであった飲食系の露店は1つもなし。球場前のデスクには、神戸のグッズと駄菓子のセットが並んでいるだけ。昼ご飯を当てにしていた私にとっては大誤算です。
なにより、観客の姿がほとんど見当たりません。怪訝に思いながらスタンドに行ってみたら、末期の川崎球場もかくやというほどの惨状。
(付言すれば、スタンド入り口前にはスタッフが数名いたのに、チケットのチェックがありませんでした。こちらはファンクラブ特典のチケットを持っていたのですが……)
熱心なファンは決していないわけではありません。ですが、去年神戸サブで中心になって応援していたはずの人たちはごそっと抜けています。
そのせいもあって、数が決定的に少ない。特にビジターの明石ファンと分かる人は、どうひいき目に見積もっても10人はいません。
ちなみに、私自身が数えた観客数は、試合開始直後で54人、5回終了時で60人。多少の誤差はあるでしょうが、いくらなんでも……
我ながらよほど驚いたのか、スタンドの写真を撮るのも忘れてしまいました。証拠となる画像は撮っておくべきだったのに、不覚というよりほかありません。
気が滅入りそうになった私の目の前に現れたのが、神戸のマスコット、ガーリー。
この分だと今年は出てこないんじゃないかと思っていただけに、救われた思いがしました。
水撒きが気になるガーリー。
手伝おうとしますが、結局断られます。
引き上げようとしてホースに引っかかるガーリー。
ライン引きも気になりますが、これはこれで手伝うわけにもいきません。
仕方がないので、気づかれないようにホースに近づいていきます。
なんとか水撒きに加わりました。
って、加わったって言えるのかな?
グランド整備の合間に本来の仕事が入ります。この試合でアナウンスを担当する、ウグイス嬢の研修生紹介に混ざるガーリーです。
そうする間に水撒き終了。ホースの片付けを見に行ったガーリーでしたが、水を掛けられそうになり慌てて防御。
今度は明石のベンチ前に登場。選手にいじられてるのか、いじってるのか(笑)
明石の選手にもすっかり人気のようです。
神戸のベンチ前に戻って休憩。というか、休憩中の選手に寄って行ったわけですが。
そんなことをやってる間に試合開始が近づきます。この日のスタメン。
……のはずが、どういう理由か神戸からシート変更の申し出があり、結局試合開始時の守備位置はこうなりました。
神戸の先発山上。この日は制球が良いようにはとても見えませんでしたが、3回まで明石打線を0点に抑えます。
一方の明石はエース格の百合が先発。こちらも要所を締める投球で神戸打線を手こずらせます。
ゲームが動いたのは4回表。四球2つと送りバントで1死2,3塁となり、続くランデル(昔ジャイアンツにいた選手とは多分異なる)がが放ったセカンドゴロが送球エラーを誘い、1点を先制します。
直後の小川はレフト前にタイムリーを放ち、2-0。
さらには米田の犠牲フライで3-0とリードを拡げます。
しかし山上は5回に立ち直り、三者凡退。さすがに暑いのか、ガーリーもグランド整備の合間に呑みももを買ったりしています。
そして6回には2番手小池を送り、継投で流れを変えようとします。
小池は1イニングで3番手福泉に交代。
さらに9回には今村が登場。追加点を食いとめます。
しかし神戸は打線がまるでふるいません。前日から続くゼロ行進で、気がつけば2試合連続の完封という憂き目をみることになってしまいました。
最終スコア。投手陣は頑張った方だと思うのですが、攻撃面と守備面が……
ヒーローインタビュー。左側が小川、右が百合です。
久しぶりの関西独立リーグ観戦は、リーグの1年での変化を如実に示していました。もっとも、観客数などを考えれば、この変化が良いものだったとは言えないのですが……
ともあれ、こんな状況でもガーリーが去年通りだったことに、一抹の安堵感を覚えたのも事実です。
帰りに球場正面まで出てきたガーリー。リーグについて思うことはいろいろありますが、ともあれもう一度ぐらいは三田城山に行くことにします。
自分でもまさかの展開なのですが、理由はいくつかあります。例えば、大阪に引っ越したことで、住之江の方がはるかに観戦しやすくなったことがあります。
一方で、神戸の主催試合の多くが神戸サブから三田城山に移り、距離的にかなり観戦しにくくなったばかりか、今季は平日デーゲームが増えて、観に行ける試合の数が激減。
さらに、たまに行こうと思った試合も雨で流れたりしたせいで、9月になるまで試合を観に行くことができなかったのでした。
ただ、いくらなんでも観戦ゼロはあり得ない。まして、関西独立リーグはさまざまな問題が相次いで報じられているだけに、いったい何がどうなってるのか、現場を見てみないといけません。
そんなわけで、暑い中のデーゲームに不安はありましたが、頑張って三田まで行ってまいりました。
三田城山球場は大阪からJR福知山線で三田まで行き、そこから神姫バスに乗って6分ほどの丘の上にあります。
ただ、私は思うところあって、梅田から宝塚までは阪急に乗り、JRにはそこから三田まで乗ることにしました。
球場前の植樹。三田に以前あった球場の前に長嶋茂雄氏が植えたものを、移植したのだそうです。
ようやく球場前に到着。しかし、様子が去年までとは明らかに違います。はっきりいえば、去年までの週末デーゲームではあり得ないほど閑散としているのです。
去年まであった飲食系の露店は1つもなし。球場前のデスクには、神戸のグッズと駄菓子のセットが並んでいるだけ。昼ご飯を当てにしていた私にとっては大誤算です。
なにより、観客の姿がほとんど見当たりません。怪訝に思いながらスタンドに行ってみたら、末期の川崎球場もかくやというほどの惨状。
(付言すれば、スタンド入り口前にはスタッフが数名いたのに、チケットのチェックがありませんでした。こちらはファンクラブ特典のチケットを持っていたのですが……)
熱心なファンは決していないわけではありません。ですが、去年神戸サブで中心になって応援していたはずの人たちはごそっと抜けています。
そのせいもあって、数が決定的に少ない。特にビジターの明石ファンと分かる人は、どうひいき目に見積もっても10人はいません。
ちなみに、私自身が数えた観客数は、試合開始直後で54人、5回終了時で60人。多少の誤差はあるでしょうが、いくらなんでも……
我ながらよほど驚いたのか、スタンドの写真を撮るのも忘れてしまいました。証拠となる画像は撮っておくべきだったのに、不覚というよりほかありません。
気が滅入りそうになった私の目の前に現れたのが、神戸のマスコット、ガーリー。
この分だと今年は出てこないんじゃないかと思っていただけに、救われた思いがしました。
水撒きが気になるガーリー。
手伝おうとしますが、結局断られます。
引き上げようとしてホースに引っかかるガーリー。
ライン引きも気になりますが、これはこれで手伝うわけにもいきません。
仕方がないので、気づかれないようにホースに近づいていきます。
なんとか水撒きに加わりました。
って、加わったって言えるのかな?
グランド整備の合間に本来の仕事が入ります。この試合でアナウンスを担当する、ウグイス嬢の研修生紹介に混ざるガーリーです。
そうする間に水撒き終了。ホースの片付けを見に行ったガーリーでしたが、水を掛けられそうになり慌てて防御。
今度は明石のベンチ前に登場。選手にいじられてるのか、いじってるのか(笑)
明石の選手にもすっかり人気のようです。
神戸のベンチ前に戻って休憩。というか、休憩中の選手に寄って行ったわけですが。
そんなことをやってる間に試合開始が近づきます。この日のスタメン。
……のはずが、どういう理由か神戸からシート変更の申し出があり、結局試合開始時の守備位置はこうなりました。
神戸の先発山上。この日は制球が良いようにはとても見えませんでしたが、3回まで明石打線を0点に抑えます。
一方の明石はエース格の百合が先発。こちらも要所を締める投球で神戸打線を手こずらせます。
ゲームが動いたのは4回表。四球2つと送りバントで1死2,3塁となり、続くランデル(昔ジャイアンツにいた選手とは多分異なる)がが放ったセカンドゴロが送球エラーを誘い、1点を先制します。
直後の小川はレフト前にタイムリーを放ち、2-0。
さらには米田の犠牲フライで3-0とリードを拡げます。
しかし山上は5回に立ち直り、三者凡退。さすがに暑いのか、ガーリーもグランド整備の合間に呑みももを買ったりしています。
そして6回には2番手小池を送り、継投で流れを変えようとします。
小池は1イニングで3番手福泉に交代。
さらに9回には今村が登場。追加点を食いとめます。
しかし神戸は打線がまるでふるいません。前日から続くゼロ行進で、気がつけば2試合連続の完封という憂き目をみることになってしまいました。
最終スコア。投手陣は頑張った方だと思うのですが、攻撃面と守備面が……
ヒーローインタビュー。左側が小川、右が百合です。
久しぶりの関西独立リーグ観戦は、リーグの1年での変化を如実に示していました。もっとも、観客数などを考えれば、この変化が良いものだったとは言えないのですが……
ともあれ、こんな状況でもガーリーが去年通りだったことに、一抹の安堵感を覚えたのも事実です。
帰りに球場正面まで出てきたガーリー。リーグについて思うことはいろいろありますが、ともあれもう一度ぐらいは三田城山に行くことにします。
不況で野球独立リーグはどこも集客やスポンサー確保が厳しくなっているようですね。その上カンドクは昨シーズンから続くごたごたが響いてお客さんが減ってしまったようで。来シーズンがどのような形になるかまだわかりませんが、今は残り試合をきっちり開催して今シーズンを終えて欲しいですね。
四国は……四国・九州ILのスタンドでは、香川や愛媛も感覚的に『お客さんが1、2割減ってしまったなー』という印象で、高知はやや減、そして徳島が大きく観客数を減らしています。今シーズン前期など徳島ISは久々に勝ち越して、浮上のきっかけを掴んだかと思ったんですが球団オーナーの撤退(と、その報道)で開幕からマイナスイメージを背負ってしまい苦しんでいます。
※徳島の地元紙から。
http://www.topics.or.jp/localSports/122545376129/2010/09/2010_128382232834.html
四国に4チームあってこそのILなんで、なんとか乗り越えてほしいと思うのですが、
やはりこの不況では厳しいんでしょうか……
カンドクですが、減らさないでいい客を減らしてしまったな、という印象です。
経費削減などいろいろ理由はあるのでしょうが、
とにかく観に行きにくいのをなんとかしてくれないと、どうしようもありませんわ。
ひとまず四国4チームは存続できそうでホッとしています……
「四国・九州IL 徳島インディゴソックスは来季も継続」
http://www.topics.or.jp/localSports/122545376129.html
2010/9/30 09:58
おまけで報知のこんなのも。
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20100928-OHT1T00288.htm
> また、OBで四国・九州IL・徳島のコーチを務める加藤博人氏(41)の2軍投手コーチ就任が濃厚になった。
長崎だけでも残念な話だったのに、これで四国4県のチームまで存続できないとなったら、
ILのアイデンティティにもかかわる事態だっただけに、ホッとしています。
一方、加藤コーチはヤクルト行きですか。
むしろ後任が気になってきますね。