今日は本当なら糸井のポスティングの話について書くつもりが、気がつけばこんなことに。
で、ようやく公式にもトレード成立(公式・2013年1月23日)の発表が出てきました。
当然ながらいろいろ思うところはあるのですが、選手が多い分、話を全体としてまとめきれないので、以下箇条書きで挙げていきます。
1. 今回一番の注目はやはり糸井放出でしょう。ただ、糸井が出されるのは今オフの契約交渉がこじれた時点で読めた話ですし、その時点でもはやファイターズで現役を全うする可能性はゼロになっていたのです。
意外だったのは、今季終了後まで待ってポスティングにかけなかったことです。その方が高く売れるのではと私は思ったのですが、球団にとってはもはやそれすら面倒臭かったのでしょうか。
あるいは邪推ですが、契約が保留になって代理人云々の話が出てきた時点で、既に球団は放出に向けて動いていたのかも知れません。ならば、今の今まで交渉の進捗について伝わってこなかったのも納得です。
もちろん、同一リーグのチームに譲り渡して大丈夫か、という懸念はあり得ますが、逆に大丈夫だと判断したからこそ手放したとも言えます。現時点、というより、今後の糸井の能力を考えての判断でしょうが。
2. 八木に関しては、球団はよくぞ去年1年待ったと思います。にもかかわらず、結果が出なかったのですから致し方ありません。
もっとも、彼を放出して人脈上大丈夫か、という素朴な疑問はありますが、それを言うなら高口がすでに放出されているので問題はないのでしょう。
3. 獲得した選手については、こちらが切り札を切っただけあって、トレードで獲るにはかなりの大物が揃いました。能力を十分発揮してくれれば、結果は期待できるはずです。以下個々の選手について述べます。
4. 檻側3選手の目玉は木佐貫になるでしょうか。計算できる先発の補強は実は課題だったので、彼が獲れたのは成功です。
というのも、吉川は去年大ブレイクしたとはいえひじに不安を抱え、ケッペルは病み上がり。ウルフも大幅な勝ち星の上澄みは難しそうですし、中村勝は1年通じて活躍できるか未知数。
となると、先発のうち計算できるのは勝さんと、谷間で多田野ぐらいですし、あと1枚はカードが欲しかったところ。その点では的確以上の補強といえそうです。
5. 木佐貫が客観的な目玉なら、大引は私にとって主観的な目玉です。なんたって地元選手ですし、以前実家の神社に参詣したこともありますし。
ただ、檻側がよく放出したものだとは思います。普通に考えれば幹部候補ですし。ひょっとしたらFA移籍した平野のあおりを喰らったのかも知れませんが。
とはいえ、ポスト金子誠が積年の課題だったところ、ついにその低く厚く長い壁を乗り越えられそうな選手がやってきたのは大きいです。他の内野手に危機感を煽る上でも大きな補強です。
6. 赤田については、これで満足してくれるであろう人が身近に何人かいるので、安堵の気持ちが先立ちます。
といいつつ、むろん期待はしています。檻では残念ながらチャンスに恵まれなかった部分もあるかと思いますので、文字通り心機一転、陳腐な言葉ですがそうなってくれればと思います。
7. 以上各選手についてみてきましたが、このトレードで最大のポイントは、各選手というよりも選手数が増えたことではないかと思います。それも、単なる数合わせでなくてです。
これまで選手層の量的な面での薄さについてはさんざ述べてきたのですが、これでかなり改善されるのではと期待しています。実は一番期待しているのはその点だったりします。
8. 最後に、糸井の放出ついて不満や異論が出てくるのは当然の話です。糸井個人を特に応援してきたファイターズファンの方々の心情は察するに余りあります。
その上で断言しますが、これがファイターズです。高い年俸を出してまで選手を抱え込むことは経営上できないのです。だからこそ、これまでも主力選手をFA・トレード・ポスティングで簡単に放出してきたのです。
そして何より大事なことに、そうやってチームに穴を開けても、いや開けることで、費用対効果の高い新たな戦力が出てくるのです。それがファイターズの強みであります。
それゆえに思うのですが、ファイターズを応援したければ、あるいは関心を持って見続けたければ、特定の選手に感情移入するのは避けた方がいい。それはほぼ100%の確率で悲しい結末に終わります。
むしろ、選手に対しては心のどこかでドライな、あるいは冷酷な部分を持っておくのが身のため、何より心のためなのです。
個人に入れ込んでチームを応援するのは、残念ながらファイターズでは賢明な選択ではありません。もしそうしたければ、悪いことは言わない、別のチームを探すことをおすすめします。
ゆえに、私自身もこの8年半ぐらいで、少しは冷酷になることを覚えた、と少なくとも自分では思っている、わけです。
……といいつつ、まだ実感が、どうにもないんですよね……
で、ようやく公式にもトレード成立(公式・2013年1月23日)の発表が出てきました。
当然ながらいろいろ思うところはあるのですが、選手が多い分、話を全体としてまとめきれないので、以下箇条書きで挙げていきます。
1. 今回一番の注目はやはり糸井放出でしょう。ただ、糸井が出されるのは今オフの契約交渉がこじれた時点で読めた話ですし、その時点でもはやファイターズで現役を全うする可能性はゼロになっていたのです。
意外だったのは、今季終了後まで待ってポスティングにかけなかったことです。その方が高く売れるのではと私は思ったのですが、球団にとってはもはやそれすら面倒臭かったのでしょうか。
あるいは邪推ですが、契約が保留になって代理人云々の話が出てきた時点で、既に球団は放出に向けて動いていたのかも知れません。ならば、今の今まで交渉の進捗について伝わってこなかったのも納得です。
もちろん、同一リーグのチームに譲り渡して大丈夫か、という懸念はあり得ますが、逆に大丈夫だと判断したからこそ手放したとも言えます。現時点、というより、今後の糸井の能力を考えての判断でしょうが。
2. 八木に関しては、球団はよくぞ去年1年待ったと思います。にもかかわらず、結果が出なかったのですから致し方ありません。
もっとも、彼を放出して人脈上大丈夫か、という素朴な疑問はありますが、それを言うなら高口がすでに放出されているので問題はないのでしょう。
3. 獲得した選手については、こちらが切り札を切っただけあって、トレードで獲るにはかなりの大物が揃いました。能力を十分発揮してくれれば、結果は期待できるはずです。以下個々の選手について述べます。
4. 檻側3選手の目玉は木佐貫になるでしょうか。計算できる先発の補強は実は課題だったので、彼が獲れたのは成功です。
というのも、吉川は去年大ブレイクしたとはいえひじに不安を抱え、ケッペルは病み上がり。ウルフも大幅な勝ち星の上澄みは難しそうですし、中村勝は1年通じて活躍できるか未知数。
となると、先発のうち計算できるのは勝さんと、谷間で多田野ぐらいですし、あと1枚はカードが欲しかったところ。その点では的確以上の補強といえそうです。
5. 木佐貫が客観的な目玉なら、大引は私にとって主観的な目玉です。なんたって地元選手ですし、以前実家の神社に参詣したこともありますし。
ただ、檻側がよく放出したものだとは思います。普通に考えれば幹部候補ですし。ひょっとしたらFA移籍した平野のあおりを喰らったのかも知れませんが。
とはいえ、ポスト金子誠が積年の課題だったところ、ついにその低く厚く長い壁を乗り越えられそうな選手がやってきたのは大きいです。他の内野手に危機感を煽る上でも大きな補強です。
6. 赤田については、これで満足してくれるであろう人が身近に何人かいるので、安堵の気持ちが先立ちます。
といいつつ、むろん期待はしています。檻では残念ながらチャンスに恵まれなかった部分もあるかと思いますので、文字通り心機一転、陳腐な言葉ですがそうなってくれればと思います。
7. 以上各選手についてみてきましたが、このトレードで最大のポイントは、各選手というよりも選手数が増えたことではないかと思います。それも、単なる数合わせでなくてです。
これまで選手層の量的な面での薄さについてはさんざ述べてきたのですが、これでかなり改善されるのではと期待しています。実は一番期待しているのはその点だったりします。
8. 最後に、糸井の放出ついて不満や異論が出てくるのは当然の話です。糸井個人を特に応援してきたファイターズファンの方々の心情は察するに余りあります。
その上で断言しますが、これがファイターズです。高い年俸を出してまで選手を抱え込むことは経営上できないのです。だからこそ、これまでも主力選手をFA・トレード・ポスティングで簡単に放出してきたのです。
そして何より大事なことに、そうやってチームに穴を開けても、いや開けることで、費用対効果の高い新たな戦力が出てくるのです。それがファイターズの強みであります。
それゆえに思うのですが、ファイターズを応援したければ、あるいは関心を持って見続けたければ、特定の選手に感情移入するのは避けた方がいい。それはほぼ100%の確率で悲しい結末に終わります。
むしろ、選手に対しては心のどこかでドライな、あるいは冷酷な部分を持っておくのが身のため、何より心のためなのです。
個人に入れ込んでチームを応援するのは、残念ながらファイターズでは賢明な選択ではありません。もしそうしたければ、悪いことは言わない、別のチームを探すことをおすすめします。
ゆえに、私自身もこの8年半ぐらいで、少しは冷酷になることを覚えた、と少なくとも自分では思っている、わけです。
……といいつつ、まだ実感が、どうにもないんですよね……
外野手としての稲葉の穴を埋めてほしいという期待をしています。
今季ライトのスタメンがどうなるのか分かりませんが、
「何かあったら稲葉にお願いする」ところを、これからは赤田に、という感じで。
今季は檻が積極的に動いているので、見逃せない試合が増えました。
怪我を抱えている身体のはずですので、
これまで以上に広い札幌ドームでどこまで出来るのか不安もありますが、
温かく見守って頂ければと思います。
しかし、これで今季の京セラ(神戸)の試合は
否応なしに観なければいけない所が増えましたね。
オリックスの選手のいじり方は、ファイターズとはまた違ったところがあるので、
最初は戸惑うかも知れませんが、いずれ慣れ……てほしいようなほしくないような(苦笑)
ちなみに、大阪での週末のハム戦には、これまで糸井の地元から応援が大勢きてました。
トレードとなれば出場試合数がぐんと増えるわけで、さぁどうするのか気になります。
これが関西でのオープン戦を見たら変わるのでしょうが、それが少し怖いような……
ただその解説も、例えばスポニチとニッカンとでは持ちかけた側が正反対だったりするので、
どこまで正しいのかはイマイチ分かりませんが。
とはいえ、選手への思い入れが強い人には、このトレードは納得しがたいでしょうね。
それが悪いことだとも思いませんが、ことファイターズに限っては、
チームと特定選手と、双方に同様に入れ込むのは不可能に近いとは思います。
大引の神社は住宅地に囲まれた緑のオアシスという感じで、散策中に立ち寄るには向いてます。
大好きな選手が引退やメジャー移籍やトレードでいなくなり、特に好きな選手はいないままこの数年応援していた事もあって糸井選手と八木選手のトレードも冷静に受け止められました。
私は選手個人も好きですがやっぱりファイターズという球団が好きなんです。好きなら信じて応援するしかないのですよね。
ただ、捕球体勢に入った中田選手の前に走り込んでボールをキャッチしたり、スリーアウト後にレーザービームで2塁に返球など実際に目撃した謎のプレーがなかなか見られなくなってしまうのがすごく寂しいです。
よしおはオリックスに行ってやっていけるのかなぁと思いましたが福良さんや真喜志さんがいるから大丈夫なのかな。八木ちゃんも信ちゃんもいますものね。
会見でそれぞれ新しいユニホームを着て、来週末から春季キャンプに参加という流れでじわじわ来るんだろうなあと思っております。
唯一無二という言葉がファイターズで一番ぴったり当てはまっていたであろう(と私は思っていました)糸井の個性が、新天地でも輝いていてほしいですね。
今回のトレード速報が道内向けテレビの速報テロップで流れたらしいです。
丁度生情報番組を放送していた局(TBS系列のHBC)と、4時からの生情報番組(NHKとテレ東系以外)もトップ項目で扱ったようですし、放送スタンスも「なぜ糸井放出なの?」という扱いだったらしいです。
言い方が悪いですが、この時間帯の視聴対象が「チームより選手を応援する層」だからかも知れませんね。
一晩明けて、道新スポーツを読むと、ルパードさんが仰ってる「薄い層を埋めたり活性化させるための大放出」という切り口に変わってますし。
ファイターズというチームはだからこそおもしろいと割り切れる人と、理由がわかれば納得な人には理解できるトレードですが、お気に入りの選手が居てなんぼという人には恐らく永遠に分かり合えない一件のような気がします。
自分も理解は出来るが心情としては寂しい、ですし。
…でも、木佐貫と大引は好きな選手でしたので、ファイターズに来てくれて嬉しいですけどねw
そして、あまり悪くは言いたくないのですが、オリックスさんの一部広報さんが「間違えた糸井の使い方」をツイッターで取り扱わない事だけをひたすら願いたいです。
でも、それがファイターズなんですね…。
大引選手の実家の神社には、今後はファイターズファンが押しかけるのでしょうか。
もっとも、彼の場合は自分の発言で自滅していたことは間違いないので、
これも仕方ないだろうとは思いますけどね。
木佐貫はそれでなくても幸薄いイメージの選手だったのですが、
幸薄い元巨人選手の枠を東野に取られたので、放出も已む無しだったのでしょう。
そして、うちでも援護が期待できないだろうことは私も全く同意見です。
>四球で自滅するタイプ
1人先発型で即座に名前が浮かんだ投手がいます。
ただ、トレードの弾になればまだいいぐらいじゃないか、とすら思ったり。
外野では青木がそれなりに成功したので、手を挙げるMLB球団はあるかなと思ったのですが、
その青木で、当時のレートで2億円弱ですから、やはり割に合わないのかも……
いなくなったことを徐々に私自身も実感するのだと思っています。
それぐらい、どこかふわっとした気分があります。
一方、大引の獲得については、球団は本当に良くやったと思います。
杉谷や中島にとってはもちろん脅威ですが、一方で学ぶことも多いと思うので、
キャンプから彼の一挙手一投足をよく見てほしいなと。
もっとも、大引自身にとっては地元から離れることになるわけで、
何より小瀬のいたチームを離れることをどう思うのか、察するに余りありますが……
で、大引はこれまでのポスト金子誠とはわけが違うとは思うのですが、
それでも、なんというか、金子誠は金子誠なんですよね……
気がつけばポスト飯山の座を獲得、とかでなければいいのですが。
「おいおい、ほんとにやっちゃったよ(笑)」といいますか。
もっとも、それも現実感がないからかも知れませんが……
檻はポスティングを認めるとなれば早いと思いますが、
もし認めなかった場合は確かに年齢上条件が厳しくなりますね。
あと、国内FAと海外FAの違いを糸井が理解しているかどうかも不安です。
あのヒーローインタビューが主催試合で聞けなくなるのも残念です。
しかし、早くトリプルスリーを達成して「トリプルスリーに最も近い男」から卒業してほしいです。
この調子では中田が三冠王になる方が早いような気がします。
もしかすると、あのキャラクターは球団から強要されてそれが本当の自分とあまりにもかけ離れていて、演じているのがつらくなったからトレードを志願した、とわけがわからないことを考えてしまうほどです。
木佐貫はムエンゴ投手の印象が強いのですがハムではより一層のムエンゴになる予感がします。
ムエンゴ王の武田勝がいるのでムエンゴ投手のコレクションを始めたのでしょうか。
それならば、各球団のムエンゴ投手を集めてみてはどうでしょうか。牧田や高崎など。
トレードの相手は四球で自滅するタイプの投手で。
2億以上の年棒分は取り返せないから放出なのかな
今回のトレードについて、私はルパート氏と同様の考えです。やっと「ポスト金子誠」が現れたと、そして大引が好きなんですよね。いい人が来てくれると、これだけは手放しで喜びたい。杉谷や中島では力不足ですし。
でもこれで大引相手でも金子誠がレギュラーだったらどうしましょ?
それと同時に大してショックを感じていない自分に同じく慣らされたんだなあと感じました(笑)
糸井は大好きな選手なだけに尚更です。
個人的には同じく大引選手の獲得が大きかったと思います。ただFAが近いようなのであくまでつなぎという扱いかもしれません。(木佐貫もですね)
気になるのはオリックスが糸井のポスティングを認めるかですね。
海外FAの獲得が36歳になるのでポスティングでなければメジャー挑戦は絶望的でしょう(36まで驚異的な成績を残し続ければ可能かもしれませんが)。
興奮のあまり長文失礼しました。