ダルビッシュ、順調に量産中

　中村勝と運天がドラフトで指名された際、それぞれ「埼玉のダルビッシュ」「沖縄のダルビッシュ」と言われていたのを覚えている方は少なくないと思います。
　かと思えば、今年は東京・足立学園の吉本投手が「下町のダルビッシュ」という「いいちこ」じゃないんだからと言いたくなるような煽り文句をつけられています。
　確かに、今やダルビッシュと言えば、野球好きなら知らぬ者はいないと言っても過言ではないような、日本を代表する投手です。
　それだけに、かつて「韓国のイチロー」「九州のイチロー」「上州のイチロー」「四国のバース」が登場したように、「○○のダルビッシュ」がいろいろ生まれるのもむべなることです。
　と思ってたら、先月には群馬県でまた1人登場。

■　プロ注目！群馬・高崎商のダルビッシュ（ニッカン・2011年6月25日）

　「高崎商」という狭すぎる範囲に一抹の疑問も感じますがってかこれがOKなら日本中「○○高のダルビッシュ」だらけだろ、プロ注目というのが本当なら、相応の実力はあるのでしょう。
　そして、最近さらに1人、量産型ダルビッシュが誕生したようです。

■　「九州のダル」に西武スカウト「九州Ｎｏ．１ピッチャー」（スポニチ・2011年7月15日）

　「九州のイチロー」の次は「九州のダル」ですか。
　そのうち九州のおかわりとか九州のT-岡田とか九州の多村とか出てくるのでしょうか。

　それにしても、高校野球地方大会真っ盛りの時期だけに、この調子だと他の都道府県でも「○○のダルビッシュ」が続々と登場することになるかも知れません。
　当の本人がどう思っているのか、非常に気になるところです。だからってTwitterに突撃かけてもいいってもんじゃないですが。