■ ハグしたかったが、それは我慢した(吉井理人オフィシャルブログ・2009年11月11日)
日本シリーズ終了辺りから出てきた、吉井投手コーチの二軍転身という話。
すんなり決まるのかなと思っていたら、吉井コーチ本人は戸惑っていたようで、以前にはこんなエントリも書いていました。
■ ありがとうございました(吉井理人オフィシャルブログ・2009年11月8日)
「北海道を離れる」という意思表示は、ファイターズ退団というように読めます。実際、その意思もないではなかったのでしょう。
ただ、これを読んだとき、「退団」と明言していないのがどうにも気になっていました。本当に辞めるならそう言い切ればいいものを、やや弱めた表現を遣っているのです。
これは、あるいは二軍コーチ就任の可能性も残っているのではないか?
鎌ケ谷に行ったとしても北海道を離れることには変わりありません。それを分かった上で、含みを持たせた表現を使っているのではないか?
仮に私が吉井コーチの立場で、二軍コーチという仕事に興味があるなら、同じような表現を使います。
なので、このエントリだけで退団と決めるのは早過ぎるような気はしていたのでした。
はたして、現時点では二軍コーチ就任に向けた詰めの話が進んでいるということ。久しぶりに私の読みが外れなかったようです(笑)
契約が決まれば、本人からブログで報告があるはずですが、契約成立が早ければ、今日(13日)鎌ケ谷に吉井コーチが赴くことになるそうです。
はたして、吉井コーチは今日鎌ケ谷に現れるのか? さすがに見に行くわけにはまいりませんが、気になってます。
話は若干変わりますが、この件でもう1つ気になったことがあります。一軍コーチと二軍コーチとの地位の違いです。
これまでの球界では、一軍コーチが格上で、二軍コーチが格下という考えが前提にあったように思われます。
これは100%邪推ですが、吉井コーチが二軍コーチへの異動を打診されて迷った理由の1つに、一軍を外されて二軍に「落とされる」と感じたこともあるんじゃないかとも思われます。
(ただし、これはあくまでも根拠に乏しい憶測です。間違ってたら、吉井コーチ、ごめんなさい)
選手であれば、一軍と二軍で地位が違うのは当たり前です。
しかし、コーチに地位の差はない、というのが私の考えです。一軍・二軍の違いは、地位ではなくむしろ役割にある、と私は考えています。
一軍であれば、やはり結果が優先されますから、毎試合十分なプレーができるように指導をしていく必要があります。
一方、二軍は育成やケアの場です。目の前の試合をどうするかよりも、中長期的な選手の成長や回復を目的とした指導が求められるでしょう。
このような違いは、あくまでもコーチとして求められる仕事の違いです。必ずしも地位の差にはつながらないのです。
(もちろん、コーチによって経験の差はあります。コーチとしての経験を積ませるために、二軍コーチからキャリアを始めさせるという選択もアリです。
ただ、当の吉井コーチがそうであるように、いきなり一軍コーチに就任することもあっておかしくはないのです)
にもかかわらず、「一軍」「二軍」という肩書がコーチにもついてまわってはいやしないか? それって非生産的なことではないか? とは、どうしても思うのです。
この辺、中日と阪神を比較した『自称阪神タイガース評論家』さんのエントリが参考になるので、よろしければご一読のほどを。
日本シリーズ終了辺りから出てきた、吉井投手コーチの二軍転身という話。
すんなり決まるのかなと思っていたら、吉井コーチ本人は戸惑っていたようで、以前にはこんなエントリも書いていました。
■ ありがとうございました(吉井理人オフィシャルブログ・2009年11月8日)
「北海道を離れる」という意思表示は、ファイターズ退団というように読めます。実際、その意思もないではなかったのでしょう。
ただ、これを読んだとき、「退団」と明言していないのがどうにも気になっていました。本当に辞めるならそう言い切ればいいものを、やや弱めた表現を遣っているのです。
これは、あるいは二軍コーチ就任の可能性も残っているのではないか?
鎌ケ谷に行ったとしても北海道を離れることには変わりありません。それを分かった上で、含みを持たせた表現を使っているのではないか?
仮に私が吉井コーチの立場で、二軍コーチという仕事に興味があるなら、同じような表現を使います。
なので、このエントリだけで退団と決めるのは早過ぎるような気はしていたのでした。
はたして、現時点では二軍コーチ就任に向けた詰めの話が進んでいるということ。久しぶりに私の読みが外れなかったようです(笑)
契約が決まれば、本人からブログで報告があるはずですが、契約成立が早ければ、今日(13日)鎌ケ谷に吉井コーチが赴くことになるそうです。
はたして、吉井コーチは今日鎌ケ谷に現れるのか? さすがに見に行くわけにはまいりませんが、気になってます。
話は若干変わりますが、この件でもう1つ気になったことがあります。一軍コーチと二軍コーチとの地位の違いです。
これまでの球界では、一軍コーチが格上で、二軍コーチが格下という考えが前提にあったように思われます。
これは100%邪推ですが、吉井コーチが二軍コーチへの異動を打診されて迷った理由の1つに、一軍を外されて二軍に「落とされる」と感じたこともあるんじゃないかとも思われます。
(ただし、これはあくまでも根拠に乏しい憶測です。間違ってたら、吉井コーチ、ごめんなさい)
選手であれば、一軍と二軍で地位が違うのは当たり前です。
しかし、コーチに地位の差はない、というのが私の考えです。一軍・二軍の違いは、地位ではなくむしろ役割にある、と私は考えています。
一軍であれば、やはり結果が優先されますから、毎試合十分なプレーができるように指導をしていく必要があります。
一方、二軍は育成やケアの場です。目の前の試合をどうするかよりも、中長期的な選手の成長や回復を目的とした指導が求められるでしょう。
このような違いは、あくまでもコーチとして求められる仕事の違いです。必ずしも地位の差にはつながらないのです。
(もちろん、コーチによって経験の差はあります。コーチとしての経験を積ませるために、二軍コーチからキャリアを始めさせるという選択もアリです。
ただ、当の吉井コーチがそうであるように、いきなり一軍コーチに就任することもあっておかしくはないのです)
にもかかわらず、「一軍」「二軍」という肩書がコーチにもついてまわってはいやしないか? それって非生産的なことではないか? とは、どうしても思うのです。
この辺、中日と阪神を比較した『自称阪神タイガース評論家』さんのエントリが参考になるので、よろしければご一読のほどを。
2度目に読み直してみて、ことさらに「北海道」を強調してるのがどうも……と、やはり引っかかりました(笑)。
選手の立場につき過ぎるよ、というのが1軍コーチの立場では「欠点」であっても、2軍コーチとしてなら活かせると期待しています。
一部の人達が言い立てるほど、良くないコーチだなどとは全然思えないんですよね。いなくなられたら寂しいなと思っていましたから、とりあえずほっとしました。
私は選手でもコーチでもないんだけど(--;)
ちょっと身が引き締まる思いを感じました。
来季の鎌ヶ谷、またちょくちょく行こうかな(^.^)
この2年間投手陣のレベルが落ちたわけでもないですし、
新任のコーチとは思えないぐらいの実績を残してくれたと思いますよ。
今度はぜひ二軍というか、一軍半レベルの若手を見てほしかったんで、
オファーを受けてくれて私もホッとしてます。
http://www.fighters.co.jp/news/detail/1005.html
鎌ケ谷には幸雄さんもいますし、来年はもっと足を運べればと思ってます。
かつて(というか今もですが(苦笑))、カープの内田さんは、
技術論はともかく、戦略は立てられないという旨の批判が出ることがザラでした。
(ちょっと調子のいい投手と当たると、途端に無策状態になってしまうため。)
時に、低迷するチームがシーズン途中に打開策の一環として、
1軍のコーチと2軍のコーチを入れ替えることがありますが、
これを「降格」と報じるメディアの責任は大きいと思います。
結局は、マスコミ自身が1軍と2軍の役割を「分かっていない」と宣言しているようなものですが。
>鎌ヶ谷
子猫が絡んだ時は、是非ご一緒に。
ただ、来季からは、件の人物が戻って来ていますが。<苦悩
両方に適性を持ったコーチならいいのですが、現実にはどちらかのみか、
どちらかが突出しているというのが常でしょうし。
>「降格」
今回は小林コーチが「昇格」したという報道を見かけましたが、
これも同じ構造ですよね。
吉井コーチ自身は、一軍コーチとしての再契約がなかったことについて、
日本一を逃した責任を取るかたちになったとは書いてましたが、
二軍コーチ就任については、「降格」とまで書いてなかったんで、
まだ理解があるのかな、とは思いますが……
しかし例のアレ、二軍だったんですね……
…って、ここまで書いて登録し忘れて、ご本人の目の前でこのコメント書いてるのもどうかとw
で、「一軍」「二軍」という言葉に引っ張られて、
あたかもコーチ同士に格の違いがあるように考えてしまうと、
適材適所で人材を配置するのが難しくなるんですよね。
それで育成がおろそかになっている球団もあるかも知れません。