土屋⇔ベイスターズ北のトレード成立

■　横浜DeNAベイスターズとトレードが成立（公式・2012年11月14日）
■　トレードのお知らせ（☆公式・2012年11月14日）

　トレードの報道自体は先週から出ていました。確か第一報が報知のこの記事だったと思います。
　この時点では何とも判断のしようがなかったのですが、今週に入って他紙でも報じられるようになり、きょう正式に発表に至りました。
　で、率直な感想なのですが、土屋は時代の左腕先発として期待していただけに、放出は実に残念だなぁと。
　左では確かに勝さんと吉川がいますが、特に吉川のひじの具合が気になりますし、乾辺りを先発に回すというのでもなければ、どうしても不安は感じます。
　ただ、今季までなかなか一軍入りの機会に恵まれなかったのも事実。その点に関しては、ベイスターズの方がある意味恵まれているのかも知れません。
　それだけに、新天地でぜひともローテ入りを果たしてくれればと期待しています。
　ちなみに、ベイスターズは多村、後藤、小池、荒波、石川、筒香、乙坂と元横浜高校出身者が勢揃い。ここに土屋が加われば8名の大所帯です。で松坂は獲るの？
　土屋にとってこの環境が過ごしやすいか、あるいは緊張してしまうかは分かりませんが（できれば前者であってほしい）、とにもかくにも「横浜高校には負けない」というベイスターズの意地も感じられます（謎

　さて、新加入の北篤は、2007年の高卒ドラフト1位でベイスターズに入団。もとは投手でしたが内野手に転向し、次いで外野に移って現在に至ります。
　これまで一軍経験には乏しいのですが、各紙報道を見る限りは伸びしろに期待したということです。一部では守備が不安視されているようですが、糸井・中田・岱鋼を育てた実績をもってすれば、何とかなる気もします。
　左打ちということで、ゆくゆくはポスト糸井を狙うことになるのでしょう。先日ポスティング要求という話が出て一瞬で消えましたが、それは別としても、いずれは糸井の後釜も必要になるわけです。
　ただ、直近の目標は一軍外野のサブメンバーでしょう。実際、今のスタメン3人に次ぐ選手というと、どうにも決め手に欠けるのが正直なところ。いつまでも稲葉に頼るわけにもいきません。
　北の加入で競争が盛り上り、全体のレベルが上がってくれれば、トレードによる最低限の成果が出たことになるとは言えそうです。