紺田引退、コーチ就任。ファームコーチングスタッフも決定

■　紺田選手現役引退のお知らせ（公式・2012年11月15日）

　現役10年ですか……最初の方はさすがに知りませんが、それを除いても、気がつけばそんなに年月が経っていたのかとあらためて驚きます。
　紺田と言えば、当初のイメージは鎌ケ谷の主力で、期待の若手……だったのが、なかなか出番が回って来ず、いい加減出てこないとまずいんじゃないかと思ったり、そう思う間に代走や代替要員で定着。
　2008年には交流戦でホームランを打って驚かされたこともありましたが、この年を境に再び出場機会が減少。そして2010年オフ、須永とともに選手もあろうにオビスポとのトレードで巨人に移りました。
　が、巨人では故障もあって出番がさらに減り、1年で戦力外。その後ご存じの通りファイターズに復帰しましたが、結局一軍での出場はなく、というより鎌ケ谷でも出場試合がどれだけあったのか、今年引退に至りました。
　それにしても思うのが、巨人で戦力外になった時点で故障持ちだった選手を、冷徹ドライさでは12球団随一のファイターズが獲ったのは、よくよく考えてみると不思議なことです。
　あるいは、こうなることも承知の上で、コーチやチームスタッフになることまで計算しての獲得だったのか。しかし、それにしては紺田はさすがに若いですし、この辺はいまいち分かりません。
　ともあれ、今季限りで紺田は引退を決意、二軍の外野守備・走塁コーチに就任しました。選手としても鎌ケ谷でコンタコンタコンタコンタコンタ言われているイメージが強かったのですが、コーチでも鎌ケ谷です。
　お疲れ様、と言いたいところなのですが、むしろこれからが大変。一日も早くコーチの仕事に慣れるよう、頑張ってもらわないといけません。
　そして同じ日に、他の鎌ケ谷のコーチングスタッフも合わせて発表されました。

■　2013ファームコーチングスタッフについて（公式・2012年11月15日）

　うーん、若い。30代のコーチがこれだけ多いチームは、過去そんなに例がないのでは、とすら思えてきます。
　それだけでも驚きなのですが、個人的にさらに驚いたのが田之上新投手コーチの就任。選手でもコーチでもホークス一筋、しかも今季もそのホークスのコーチだっただけに、どういう経緯で引き抜いたのかが不思議です。
　ともあれ、来季は伊藤・小田・紺田新コーチに、まだ1季を終えたばかりの加藤コーチと、鎌ケ谷でコーチとしての育成が必要な人材が多いわけです。
　この辺、ホークスで5年務めた田之上新コーチに中田の育成を終えた幸雄さん、留任する福沢コーチ、さらには元壊れた信号機西新監督がどうするのか、選手の育成に劣らず関心が湧いています。