幾多の困難を乗り越えて、ここ大阪で開催された都市対抗野球は、JR東日本の初優勝で幕。
熱戦の余韻が残る中、閉会式の準備が進んでいきます。
そして、ついに閉会のときがやって来ました。
決勝戦を戦った両チームがグランドに登場、整列しました。ここからは優勝・準優勝チームおよび各賞の表彰です。
まずは、優勝を果たしたJR東日本から。
優勝を記念して賞状が授与されます。
続いて、優勝旗の授与。社会人野球の選手なら誰もが夢見るであろう瞬間です。
優勝旗を受け取ったのは、主将の斎藤。試合中に負傷したため、この日も松葉杖をついての参加です。ただ、介添に助けられながら、それでもしっかりと、黒獅子旗を受け取りました。
続いてはトロフィーの授与。
さらに、優勝したJR東日本に副賞が贈られます。
入れ替わり立ち替わり登場する選手たち。
まだあります。これが優勝の価値と重みです。
さらにはヨーグルトが登場しました。
引き続いて、準優勝のNTT東日本の表彰に移ります。
準優勝旗が手渡されます。
またヨーグルトです。
その後、JR東日本、NTT東日本の選手、監督、コーチに記念のメダルが贈られました。
ここからは個人賞の授与です。大会MVPの橋戸賞には、決勝戦でも殊勲の働きを見せたJR東日本の松本に贈られました。
敢闘賞たる久慈賞には、NTT東日本の小石選手が選ばれました。
大会で目覚ましい活躍を示した選手に贈られる小野賞を獲得したのは、JR東日本東北の完全試合男、そして来季からは我らがファイターズに加わる森内です。
今大会で設立された「がんばろう!日本特別賞」に選ばれたのは、東日本大震災で自ら深い痛手を負いながら、仙台市代表としてベスト4にまで進んだJR東日本東北です。
首位打者賞を勝ち取ったのは、大会通算打率.412のJR東日本東北安田です。ベスト4進出、そして個人賞に選ばれる選手が2人も出たのですから、チーム自体が表彰されるのも当然と言えるでしょうね。
新人賞となる若獅子賞には、JR東日本の石岡が選出されました。
選手以外では、応援団コンクール最優秀賞に住友金属鹿嶋が選ばれました。
高々と賞状を掲げる住金鹿嶋応援団。これも1つの優勝です。
閉会式終了後、応援スタンド前に集まったNTT東日本。結果は結果とはいえ、途中までJR東日本を完全に封じ込め、最後まで激闘を繰り広げたことは、いくら称賛されてもされ過ぎることはないでしょう。
一方、優勝の喜びを爆発させているのはJR東日本ナイン。
応援団がスタンドに集結しての優勝報告。彼らもまた大会を戦い抜いたヒーローとヒロインです。
優勝の記念撮影。
こうして、2011年の都市対抗野球は幕を閉じました。この後も各地で社会人チームの試合はあったようですが、この年の社会人野球シーズンは、これでほぼ終了したということになるかと思います。
思うのです。2011年の都市対抗野球の優勝者はJR東日本。そして、彼らは有り余る称賛になお称賛を重ねてられるに値するチームです。
ただ、都市対抗だけではなくて、2011年の社会人野球そのものに、勝者が存在すると。
そして、その勝者とは、特定のチームや個人だけではない。この年にグランドに立った、ベンチに入った、球場に乗り込んだ、すべての社会人野球の選手、監督、コーチ、そしてスタッフではないかと。
三大大会の1つ、東京スポニチ大会の試合中に発生した東日本大震災。被災地のチームのみならず、日本選手権や対象となる大会がすべて取り止めになるなど、社会人野球全体が深刻な打撃を受けたのです。
だからこそ、それを乗り越えたチームや人々が、それを乗り越えたがゆえに勝者として讃えられるべきだろうと思うのです。
もちろん、中には今シーズン野球を断念したチームや人々もいるでしょう。認めたくないことですが、その中には再び野球に戻れない人もいるかも知れません。
しかし、心さえ負けていなければ、いつか勝者になれる。グランドで、球場で、あるいは別の新たなフィールドで―
今年戦ったすべての社会人野球の選手、スタッフに称賛を。戦えなかった選手やスタッフも、いつか必ず勝者になれるようにエールを。そう思っています。
Suicaペンギン編は、また後日。
熱戦の余韻が残る中、閉会式の準備が進んでいきます。
そして、ついに閉会のときがやって来ました。
決勝戦を戦った両チームがグランドに登場、整列しました。ここからは優勝・準優勝チームおよび各賞の表彰です。
まずは、優勝を果たしたJR東日本から。
優勝を記念して賞状が授与されます。
続いて、優勝旗の授与。社会人野球の選手なら誰もが夢見るであろう瞬間です。
優勝旗を受け取ったのは、主将の斎藤。試合中に負傷したため、この日も松葉杖をついての参加です。ただ、介添に助けられながら、それでもしっかりと、黒獅子旗を受け取りました。
続いてはトロフィーの授与。
さらに、優勝したJR東日本に副賞が贈られます。
入れ替わり立ち替わり登場する選手たち。
まだあります。これが優勝の価値と重みです。
さらにはヨーグルトが登場しました。
引き続いて、準優勝のNTT東日本の表彰に移ります。
準優勝旗が手渡されます。
またヨーグルトです。
その後、JR東日本、NTT東日本の選手、監督、コーチに記念のメダルが贈られました。
ここからは個人賞の授与です。大会MVPの橋戸賞には、決勝戦でも殊勲の働きを見せたJR東日本の松本に贈られました。
敢闘賞たる久慈賞には、NTT東日本の小石選手が選ばれました。
大会で目覚ましい活躍を示した選手に贈られる小野賞を獲得したのは、JR東日本東北の完全試合男、そして来季からは我らがファイターズに加わる森内です。
今大会で設立された「がんばろう!日本特別賞」に選ばれたのは、東日本大震災で自ら深い痛手を負いながら、仙台市代表としてベスト4にまで進んだJR東日本東北です。
首位打者賞を勝ち取ったのは、大会通算打率.412のJR東日本東北安田です。ベスト4進出、そして個人賞に選ばれる選手が2人も出たのですから、チーム自体が表彰されるのも当然と言えるでしょうね。
新人賞となる若獅子賞には、JR東日本の石岡が選出されました。
選手以外では、応援団コンクール最優秀賞に住友金属鹿嶋が選ばれました。
高々と賞状を掲げる住金鹿嶋応援団。これも1つの優勝です。
閉会式終了後、応援スタンド前に集まったNTT東日本。結果は結果とはいえ、途中までJR東日本を完全に封じ込め、最後まで激闘を繰り広げたことは、いくら称賛されてもされ過ぎることはないでしょう。
一方、優勝の喜びを爆発させているのはJR東日本ナイン。
応援団がスタンドに集結しての優勝報告。彼らもまた大会を戦い抜いたヒーローとヒロインです。
優勝の記念撮影。
こうして、2011年の都市対抗野球は幕を閉じました。この後も各地で社会人チームの試合はあったようですが、この年の社会人野球シーズンは、これでほぼ終了したということになるかと思います。
思うのです。2011年の都市対抗野球の優勝者はJR東日本。そして、彼らは有り余る称賛になお称賛を重ねてられるに値するチームです。
ただ、都市対抗だけではなくて、2011年の社会人野球そのものに、勝者が存在すると。
そして、その勝者とは、特定のチームや個人だけではない。この年にグランドに立った、ベンチに入った、球場に乗り込んだ、すべての社会人野球の選手、監督、コーチ、そしてスタッフではないかと。
三大大会の1つ、東京スポニチ大会の試合中に発生した東日本大震災。被災地のチームのみならず、日本選手権や対象となる大会がすべて取り止めになるなど、社会人野球全体が深刻な打撃を受けたのです。
だからこそ、それを乗り越えたチームや人々が、それを乗り越えたがゆえに勝者として讃えられるべきだろうと思うのです。
もちろん、中には今シーズン野球を断念したチームや人々もいるでしょう。認めたくないことですが、その中には再び野球に戻れない人もいるかも知れません。
しかし、心さえ負けていなければ、いつか勝者になれる。グランドで、球場で、あるいは別の新たなフィールドで―
今年戦ったすべての社会人野球の選手、スタッフに称賛を。戦えなかった選手やスタッフも、いつか必ず勝者になれるようにエールを。そう思っています。
Suicaペンギン編は、また後日。