大詰めを迎えたセ・リーグCS争い＋α

　パ・リーグのCS出場チームがほぼ決まった感がある一方で（ライオンズの可能性も残っていますが、かなり厳しいでしょう）、セは「最後の一枠」を巡る激しい争いが最終局面を迎えたようです。
　昨日の試合で3位カープがジャイアンツに勝利。一方、4位ドラゴンズが敗れたために、両チーム間のゲーム差は4.5となり、ドラゴンズの自力でのCS進出が消滅。カープにCSマジック10が点灯したとのことです。
　少し前までは4チーム、その後スワローズが脱落したとはいえ、3チームが泥沼の戦いつばぜり合いを繰り広げていたはずが、いつのまにかカープが抜け出したという現状。
　詳しくはどういうことになっているのか、先程Yahoo!の順位表を基に計算してみました。

　計算式等が間違っていたら済みません。責任は取りませんが優しく教えてくれたら直します。
　さて、この表からすると、ドラゴンズは残り試合を全勝して勝率が.504。一方、カープは10勝すれば勝率.507となります。
　そして、両チームの残りの対戦試合は4。ということは、カープはこの4試合に全敗しても、残り10試合で全勝すれば3位以上（3位、ではないんですよね。この点は後で少し）が確定するのです。
　逆にドラゴンズは4勝10敗でCSが消滅。これまた現実離れしたように見える数字ですが、今の勝率を考えると、一つ間違えればそうなりかねない恐れはあります。
　さらに苦しいのはベイスターズ。ですが、ジャイアンツ戦を除けば分が良いカードばかり残っているのが救いでしょう。ここまでタイガース戦は11勝8敗、ドラゴンズ戦は11勝9敗、スワローズ戦が12勝7敗です。
　中でもポイントはドラゴンズ戦。先日ナゴドで勝ち越したばかりですし、目標は3勝1敗、あわよくば全勝。そうなればCS争いの最後の追走者として生き残れるでしょうし、最悪でも4位の可能性は大きくなります。
　逆に、ドラゴンズはこのカードを何が何でも勝ち越す以外ありません。はたして意地を見せられるでしょうか。
　そして、スワローズはもはやこれまで、と言わざるを得ません。ただ、先の阪神戦のように上位いじめに成功する能力は持っているチームです。何らかの形でCS争いをかき回す可能性は十分あります。
　とはいえ、5位のベイスターズとは現時点で5ゲーム差。実は、ここからが「もう1つ気になるアレ」、プラスアルファの話になってきます。
　ベイスターズとスワローズの対戦は残り5試合。そして、今日から両チームの3連戦が横浜で開催されます。
　で、ここでスワローズが1つでも敗れれば、自力での5位以上が消滅。ということは、なんとベイスターズに自力最下位脱出マジックが点灯するのです。
　聞いた話では、マジックは以前にも点灯していたので、だとすれば再点灯が正確ですが、いずれにせよ点灯するのは間違いありません。
　上の表から計算すると、もし今日ベイスターズが勝てば、点灯するマジックは11。6年ぶりの最下位脱出がいよいよ近づいてくることになります（繰り返しますが間違ってたら済みません）。
　バレンティンの記録更新、さらにはブランコの打点王争いも含め、今日のハマスタ、否応なしに注目です。