昨日映画館で黒澤明監督作品の「生きる」を観て来ました。黒澤作品を映画館での鑑賞できる数少ないチャンスです!観ない訳にはいきません!
会場内は私と姉夫妻以外は平均年齢50代で、しかもほぼ満席(後ろ座席だけですが)さすが黒澤映画です。
主人公の渡辺課長を演じる志村喬の存在があってこその作品ですよね。小雪の舞う夜、完成したばかりの公園のブランコで「ゴンドラの唄」を幸せそうな表情で口ずさむ名シーンは有名ですよね。このシーンにいたるまでの見せ方がいいんですよね。
映画はいきなり1枚のレントゲン写真から始まる。
ナレーター「これは、この物語の主人公の胃袋である。幽門部に胃ガンの兆候が見えるが、本人はまだそれを知らない」
ここから映画が始まるのですが家族を守るために、黙々と働く姿は、「生きている」といえるだろうか。この主人公は『生きながら死んでいる』はたして今の仕事をただ時間つぶしのためにしていないか?など深い問いに考えさせられます。
「生きる」には、いわゆる正論の凄みがある。人間にとってもっとも大きなテーマを、まっすぐに投げかけられている感じの映画です。ストレートなメッセージ。奥深い問いかけ。その問いに対するひどくまっとうでまっすぐな回答。
今の若い世代には一度見て欲しい作品だと思います。
映画館でみて良かった、そう心から思える作品です。
会場内は私と姉夫妻以外は平均年齢50代で、しかもほぼ満席(後ろ座席だけですが)さすが黒澤映画です。
主人公の渡辺課長を演じる志村喬の存在があってこその作品ですよね。小雪の舞う夜、完成したばかりの公園のブランコで「ゴンドラの唄」を幸せそうな表情で口ずさむ名シーンは有名ですよね。このシーンにいたるまでの見せ方がいいんですよね。
映画はいきなり1枚のレントゲン写真から始まる。
ナレーター「これは、この物語の主人公の胃袋である。幽門部に胃ガンの兆候が見えるが、本人はまだそれを知らない」
ここから映画が始まるのですが家族を守るために、黙々と働く姿は、「生きている」といえるだろうか。この主人公は『生きながら死んでいる』はたして今の仕事をただ時間つぶしのためにしていないか?など深い問いに考えさせられます。
「生きる」には、いわゆる正論の凄みがある。人間にとってもっとも大きなテーマを、まっすぐに投げかけられている感じの映画です。ストレートなメッセージ。奥深い問いかけ。その問いに対するひどくまっとうでまっすぐな回答。
今の若い世代には一度見て欲しい作品だと思います。
映画館でみて良かった、そう心から思える作品です。
私も、観てみます。