蒼天離宮

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Third time pays for all.

こころ・・・が・・・3

2016-02-19 | 2016
あれから・・・夏目漱石が本当に苦手になった。


でも、それより前に彼の作品には因縁がある。

小学生か中学生くらいの時、青い鳥文庫の「坊ちゃん」という有名な作品(青い鳥文庫だよ!!!何故か協調)を母に買ってもらおうとしたら(漫画は買ってくれないけど、本ならたいてい買ってくれる)・・・。

「この本は難しいからだめ」
と言われた。夏目漱石でも、青い鳥文庫だよ、なつめそうせき(わざわざ平仮名でっ)だよ!

難しいと言われても、そんなに難しい漢字があるわけでもなく・・・母の思い込みかもしれないが。

で・・・なつめを断念したあの日(って?)。

あれが1発目。

二発目が こころ

そして・・・大学卒業後。このまま夏目(もう呼び捨てっ)を嫌いになっては人生1000円は損をすると思い。思い切って、本屋で夏目の「彼岸過ぎまで」という本を買った。

夏目の先入観はあるけれど、本自体の知識は全くなかった。

これでどうにか夏目を克服したい!そう固く決心した1冊だった。

まえがきで・・・夏目はこう語る。
どうしてこの本の題名が彼岸過ぎまでなのかというと、朝日新聞連載のこの作品が彼岸過ぎまでだから・・・とかなんとか・・・・

なんじゃこりゃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

これで、トリプルショック・ナツメ伝説が私の中に生まれたのです。

彼岸過ぎまでも最後まで読みましたよ。読んだだけで、味わったとも言えず、心のどこかでは早く読み終わらないかな、と。

そうそうもちろん坊ちゃんも読んだ記憶があります。でも・・・内容忘れた。

夏目って何?なんでそんなに偉いの?何で1位なの?(樋口一葉は5000円なのに)何で1000円なの?

もうあかんっ。私が東大生にも京大生にもなれんのはこのせいなの?(そこ、比べるとこちゃうっ)

私の こころ にあるのは、そんな夏目である。

打倒!夏目!そんな ここを を抱いて 私の人生は たぶん 終わると思う。(まだまだ生きる予定だけど)

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