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1000ccにスーパーチャージャーで200馬力。車では最近はやりのダウンサイジングターボだ。が、バイクの場合は今までターボのバイクが少なかったのでダウンサイジングというのは厳密には違う。むしろターボの本来の意味を体現しようとしてるのかも。
以前にも書いたが今後排ガス規制はさらに厳しくなるだろうから、スーパーチャージャーがカワサキが出した適応させたハイパワーの答えなのだろう。SCなら低速からトルクが出せる。ヤングマシンの記事の中では小さく軽いエンジンでパワーを出せ、軽量化はハンドリングにも良いと書いてある。
が、そうだろうか?
具体的なデータがないが1400ccと1000ccのエンジンの重量がそれほど違うのだろうか?同じ4気筒で大きく変わるとは思えない。しかもSCにはタービンをはじめ補機類が必要となる。記事ではインタークーラーを使用しないとも書いている。吸気温度は下げたいだろうが、、、。
ゴルフなどで使用されているターボは1400ccのターボは確かに燃費とパワーの両立を実現しているとは思うが、それはミッションや車体の軽量化も含めた結果であってエンジンだけの成果ではない。
それをバイクにそのまま当てはめることはできない。確かに現在はインジェクションが一般的になり以前ではキャブターボだったものが、制御がしやすく製品としての信頼性も向上するだろう。が、それが車のようにうまくいくとは思えない。
現時点でのzx-14RとZX-10Rのエンジンはパワー、燃費ともさほど差がないと思う。実際走らせると最高速以外は10Rの方が速かったりするし。となるとSC化するにあたってエンジンは新規だろうか?車体はもちろんの事エンジンも新しいと考えるのが自然だろう。さあカワサキはどんな具合に仕上げてくるのだろうか?
この記事を読んで「あぁ、14R買って良かった」と改めて思ったね。