最近、バイクのブログすくねーなという読者の方も少なくない?と思う今日この頃。
タイトル通り、ZX-14Rを降りました。
更に言うと、売りました。
今回はその顛末をお知らせしたいと思います。
犬を飼い始めた、というのも大きな要因ではあるんですが、それは飼う前からわかっていたし、その頃には以前ほどにもバイクには乗らなくなっていたのも本当でした。
よく大型バイクは乗るまで億劫、なんてことを言われます。
それでも私はZX-14Rを買った最初の1年で12000キロを走り、その後も8000キロ平均ぐらいで走っていました。
が、50歳を超えて本当に落ちた気力と体力。
昨今の夏の暑さは誰しも知るところですが、50歳を超えるとどうにも体が動かなくなります。
更に「乗ろう」という気力も無くなります。
それがここ2,3年続いてました。
少しは乗っていたのですが、今年の2月か3月に一度乗ってから半年、一度も乗らないまま夏が終わりました。
今年の1月に「過走行79000キロ ZX-14Rを買取査定してみた」と書きましたが、その頃からどうすべきか悩んでいました。
それから半年以上、乗らない自分に違和感も不満も感じないことに気づき、売却を決定。
9月の連休に行動に移しました。
ひと先ず前回利用させてもらったカチエックスに査定をお願いします。
最近またYouTubeでの案件動画が増えてきましたね。
前回利用した感じでは電話でのしつこい営業もなく、前回は断ったのですがその時の対応もあっさりだったので、気持ち的に楽だという思いから今回も査定依頼。
査定に際してアップした画像。この他にも燃料タンクの中や車検証の画像も上げました。
今回の売り文句。前回よりも細かく記載。
前回の査定額が455000円。
あれから半年以上、おそらく査定額も下がっているだろう、、、同額なら御の字、、、
という考えから、ネットからバイク館、バイク王、レッドバロンにも査定依頼。
ただしこの3社は主に年式と走行距離しかネットでは入力できず、ほぼ見てからの査定になると想像できました。バイク館だけカチエックスと同様の文章を送付。
さてさていくらになるのやら。
カチエックスは買取御者間のオークション的なシステムですので、査定開始後から買取金額提示という形で金額が上がっていきます。
開始から数時間で前回の金額を超えてきました。初めて付いた金額は40万円だったと思います。
それからあれよあれよという間に上がって54万、、、すでに10万弱高くなりました、、、なぜ?
これは予想外の展開。
そんなところへ前述の3社からの電話。
個人的感覚では54万でも高すぎる金額。3社がこれを上回るとは考えにくい。
電話では正直にカチエックスで54万付いていることを伝える。
バイク館 「うちも同じぐらい頑張るんで、一回見せてください!」
バイク王 「とにかく一度見せてください!」
レッドバロン 「うちでは10から20万ですね」
とのこと。バイク王とレッドバロンは年式と走行距離だけなので、このような結果になったと思います。バイク館も画像が無い文章だけなので。
バイク館、バイク王の2社が査定に来ることに。めんどくさいので2社同時に見てもらうことにした。この点ではバイク館は他社と同時でも構いません!と言ってきたので、それなり買う気があったのでしょう。
査定開始から一夜明けて、次の日。
カチエックスの査定画面を見てびっくり。
更に上がっとる!
これにはさすがにびっくりした。54万でも高いと思ったのに、さらに上乗せされるとは、、、余程の良い客がいるのか?
この日の午後に2社が査定に来る予定ではあるけども、これを超える金額を出せるとはとても思えません。ので、双方に断りの電話を入れました。バイク王はあっさりしたもので、「わかりましたー」と電話を切られた。バイク館は担当の方に代わって、ちょっと話をさせていただいた。やはり相場を超える金額のようです。「もし、今の金額から下がることがあるようでしたら、もう一度お電話ください!」なかなかに熱心な方だ。それでも押しが強いわけでも無く、感じの良い方だった。
予想外の高い金額が付いたZX-14R。
カチエックスはその後もオンラインでの手続きが続き、車両引き取りの日時を決める時だけ業者から電話がありました。
その週末に引き取りに来られた。
話の中でどうやら引き取りに来た若い方が入札したらしい。
高いのでは?というこちらの疑問に、「今はうちの会社の名前を売っていきたいんで!」と言われていたが、カチエックスを通して売ってもしょうがないのでは?とも思ったが、、、。
1月に出した時は45万だったんですよ、と正直に話してみたら、少し微妙な空気が流れたが、その頃はコロナ禍でのバイクブームも陰りを見せていて、業者間のオークションも低調で市場が冷えていた。最近は輸出も増えてきて、このバイクも海外に行きますよ、といっていたので、まあそんなもんなんでしょう。
売ったことに後悔しているかと聞かれれば、後悔はない。
手元に置いておきたかったという気持ちもなくはないのが正直なところだが、それでもいざ乗ろうとしたら車検を通すところからはじめなければならない。それで年に何回乗るのだろうか?と考えると売ることに後悔はない。
知り合いには30年前に買ったZZR-1100(D型)を未だ持っているが、走行距離は2万キロにも満たない。30年で2万キロ以下。車検はもちろん切れっぱなし。「持っている事」に価値を見いだすのなら構わないが、私は走ることに価値があると思っています。
新車で買って11年、走行距離79000キロ。
免許を取ってからいろんな車バイクに乗ったが、ZX-14Rが一番長く一番多く乗った愛車となった。
性能は素晴らしく、整備も初めてのこともやったりと非常に充実したものとなった。
今後、このようなハイスペックのバイクに乗る機会は無いだろう。
それでも世界最速の一台に乗れたことは、とてもうれしい。