今日は天気も良く、時間もあったので久し振りに散歩してみました。やっぱり除雪していなかったので明治一周はできませんでしたが、その場所から海を見ると正面に帽子岩。いい眺めです。そして行きには気づかなかったのですが、戻ってくると道路脇からYHに向かって動物の足跡がついている。うさぎっぽいですね。やっぱり歩くと気持ちいい!
遠軽にある厳望岩からの眺めです。季節は5月。20年以上前の写真ですね。
見ての通り、断崖絶壁の場所で高所恐怖症の人は絶対に行けません。
だって柵もないのですから。
僕も岩の手前までしか行けず、その向こうで背中を向けているコボ君は
ちょんと押したら真っ逆さまに落ちるってぐらい、先っちょにいます。
怖いもの知らずというか、バカです。
しかし景色は絶景で、眼下に広がる遠軽平野には石北線の線路が伸び
阿寒や大雪の山々までもが見渡せます。
網走からは車で2時間かからないぐらい。
このときはコボ君と二人、チャリで来たんですよ。
お気に入りの場所です。
うちでやっている流氷大冒険クロカン。昔から大人気を博していましたが、ここ数年はあまり行っていません。
予定を決めずに訪れる人がいないため、連泊しない、すぐ移動する、時間がない、よってツアーなんかに参加できない。
そんな仕組みができあがってしまいました。
でも実は宿泊客が少ないってのが一番の理由です。
お客様が多ければ情報交換を通じて「こんな楽しいことやってるよ」とか「一人で参加してもすぐにみんなと仲良くなれるよ」とか
「スキーが苦手でも全然大丈夫だよ」とか、話が広がるのですが、いかんせんその口コミがない。
こちらもこちらで参加者が減るにつれ、三人以上集まらないとできないとか、連泊しないとできないとか
制限をつけざるを得なくなってしまいます。
そんなわけで10年前までは2月3月はほぼ毎日行っていたこのツアーも去年はなんと0回!
なんか、寂しいなあと思ってしまいますが、これも私の営業努力のなさの結果。受け止めるしかありません。
もっとも今、毎日このツアーに行っていたら体が持ちませんけど。さすがに50過ぎて、体力的に無理があるでしょう。
でも今年は何回かは行けるようにしたいと思っている今日この頃です。
僕の大好きな川瀬さん、法医昆虫学者シリーズです。今回もグロかったですよー。
しかも赤堀先生最大の危機です。さすがに「まさか、これで最終回か?」と、愕然としてしまいました。
これだけ面白くて第4シリーズまで出ているんだから、連ドラ化されてもいいと思うんだけど、映像的には厳しいかなあ。
食事中の人なんか、絶対に観られないでしょうからね。
さて、FBではここまでしか書いていませんが、せっかくブログしているのでもうちょっと突っ込んでみますね。
川瀬さんは「よろずのことに気をつけよ」で乱歩賞を受賞された作家さんです。
同時受賞したもう一人の女性作家はほとんど新作を書いていませんが(?)
川瀬さんはこのシリーズが大当たりして、今や押せ押せの作家さんですね。
まず「法医昆虫学」という新たなジャンルを切り開いたことは称賛に値します。
主人公も脇を固める人物も魅力的で、いわゆるキャラクターがたっている。
そしてこの昆虫学者の目から見た事件の謎が、読者の興味を惹きつけます。
これまでにない推理小説の新境地を一緒になって歩いている、そんな気分にさせてくれるのです。
ただ、このシリーズは読者を選びます。なにしろグロいのです。
一作目なんか、焼死体の中からウジボールが出てくるんですから。
さすがに読んでいても「げっ」ってなるので、もしドラマ化なんかされたら大変ですよ。(おそらくドラマ化不可能)
でもそんな困難な道を敢えて選ぶ川瀬さん、ドラマにはならなくてもこれからもこのシリーズ続けてほしいなあ。