普段の生活の足として使っている1981年式 BMW R100CS。自分の年齢からすれば、これが一番似合っているかな? いわゆるOHV 空冷ボクサーツインの代表的なバイク。生産されてすでに40年が経過している。当時は青春の真っ只中で、このバイクは憧れの的だった。けっこう大きなフライホイールを積んでいるので、低中速の圧倒的なトルクで、さほど回さなくても街中をスイスイ走る。パラパラと歯切れの良いサウンドも相まって、流す分には、これほど心地よいバイクも他にない。またボクサーツインの低重心なエンジンなおかげで、1000ccとは思えない走りの軽さと安定感を併せ持ち、回さないとパワーが出ないバイクと違って、この手のバイクは、常用域で最大トルクを発生させるので、ほんと長距離走っても疲れないのである。簡単に言うと1000ccのスーパーカブ。長いことボクサーツインに乗って来た率直な感想だ。同じBMWでも4気筒のS1000XRとは対称的。こんなアナログなバイクを長く乗ってると、いまのデジタルなバイクに興味が湧く。S1000XRを買ったのも最新のデジタルテクノロジーバイクを知りたかったというのもあるのかもね。
このバイクに乗る時だけは、デジタルな装備はつけない。ジェットヘルにグローブとサングラスだけ。アナログな昭和の時代にタイムスリップするのだ。
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