キラサビタイムス☆彡

~錆猫責任編集~
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積読拾読(人生いろいろ編)

2021-07-01 | 
7月になりました!
カレンダーの祝日を直すべし!

毎日が猫まみれ!作家・大佛次郎の『ねこのいる日々』はエッセイと後ろに短編ちょこっと
大佛先生は飼い猫はもとより、訪問先に居る(と思われる)猫たちにも気遣いを忘れない
奈良の山寺の猫にはお年賀(目刺し)を差し入れしていた
猫たちに会えなくても、猫が目刺しを見つけて貪り食うのを空想してひとりニヤけるのである
それを読んで私もニヤける
大佛先生が、先生と同様に多くの猫と暮らしていた木村さんのお通夜に行くと
「弔客のひざに猫が配当されて分かれて座っていた」そうだ
なんと!想像してみるだけでも面白すぎる
エジプトの猫、歌舞伎を見る側のスタンス、慶喜の猫、の話も興味深い
大佛先生は雑巾猫と呼んでいたが
画家の猪熊弦一郎が気に入って褒めた猫は多分サビ猫だと思うよ

『IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅』は2019年に見た映画の原作
テンポも良くて、いろんなお国柄が見えて面白い
しかし、何だか滑稽だけど上手くいってしまう主人公の周囲には
明日がどうなるか分からない密航者が常に大勢いるという現実があるのだ

奈良でパン屋さんを営んでる店主が奏でる『サンドイッチブルース』
お店にまつわるあれこれよりも
有意義な時間の使い方、逆境や継続についてのエッセイが私には刺さった

NHKの「ふるカフェ系 ハルさんの休日」で流れる「ハッとして!GOOD!」
を歌う二階堂和美さんが『気になってるん!01』
「着かけの服」という謎のタイトルのインタビューで二階堂さんにすごく親近感を持った
毎回洗濯しなくても、毎日風呂に入らんでも、夜に爪切っても、寝る前にコーヒー飲んでも
ええじゃないかええじゃないか!
そうそう、スタジオジブリの「かぐや姫の物語」の主題歌を歌うのも二階堂さん
映画館でその歌声に衝撃を受けたのを思い出した

雑貨を知りすぎた雑貨店店主が訴える『雑貨の終わり』
著者は、本・食品・服・美術品・工芸品・骨董品など
身の回りのあらゆるものが「雑貨化」してしまったことを憂いている
レディメイドやデュシャンのことは知らなかったが
その概念が都合よく解釈されて価値が反転してしまった様子には私も腹が立った
そして無印良品の雑貨化最終形やMッキーのぬいぐるみ電報の恐怖!
その雑貨の背景を理解し、置く場所をちゃんと想像して
売ったり買ったり選んだり贈ったりしてるのか
ということを非常に著者は気にしている気がした
で結局、身の回りのあらゆるものが「雑貨化」して何が悪いのか
この本を読む前の私は少なからずそう思っていた…いや今もそう思っている
今や消費者は多くのものを「雑貨化」した状態で買うしかないから
しょーもないものを買わないように気を付けたい
(しかししょーもないものがまた可愛かったりするんだよな)

『人生で大切なことは月光荘おじさんから学んだ』という人、多数あり
色や絵の具というものは発明品だったんだなー
この本を読みながら、そういえば友人の美術家はどんなスケッチブック使ってたかしら、とか
学生時代は月光荘に行ったりしていたのかなー聞いてみたいな、などと思っていたら
その友人から松本俊介の絵葉書が来てびっくり!
松本俊介もきっと月光荘で絵の具買ったりしていたに違いないよね

『民族衣装を着なかったアイヌ』はとても読み応えがあった
著者自身がアイヌをルーツとする女性であり、取材も一人一人濃密だ
サハリンで生まれ、40歳で日本に来たというAさんの人生が衝撃的だった
Aさんはサハリンで終戦を迎えた瞬間に
自分がこれから何人として生きて行くのか決断を迫られる…そして放った言葉が…
解説によると、現在アイヌと日本人は全く違うわけでもないし同じでもない「あわい」ところにあるという
研究者もその「あわい」感じを表現しきれなくてうまく伝わらなくて悩んでるようだ
ところで、去年開館し、共生を謳うウポポイについては著者はどう思っているのか聞いてみたい

世界一シンプルな『ハーブカタログ』である
1頁に1つのハーブの絵と簡潔丁寧な紹介
後半は簡単なハーブの使い方説明
一家に一冊!

今回もいい話だった『髪を切りに来ました。③』
見た目は若干チャラいが超真面目なお父ちゃんみたいな人、何人か知ってるわー

『空挺ドラゴンズ①~⑩』一気読み
これは世界の龍料理漫画である
端々にジブリっぽい感じが出ちゃってる
絵が上手い

『はじめてであうすうがくの絵本2』で家の者が数学に目覚めたらしい
後ろの解説も含めてすんごい絵本だ
プログラミングを勉強しているちびっこにもおすすめ

待ってました!「てくり29号」
盛岡行って蕎麦食べてぶらぶらして喫茶店行ってまたぶらぶらして
川覗いてまたぶらぶらして冷麺とちょこっとカルビ食べたりしたい
コメント (2)
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積読拾読(巻き込まれ編)

2021-05-25 | 
『日本沈没(下)』しました
「科学者にとっていちばん大切なことは?」
「カンです」
これは上巻にあった田所博士の台詞ですが、いいですなぁ
いいタイミングで映画(1973年の)もテレビでやっていて、日本また沈没
キャストもばっちり!左京さんもちゃっかり出演されていました
特撮がとても贅沢な映画でした

『家で食べるごはんが一番 アルネのかんたん料理』の豆ごはんレシピ、完璧です

電話で数学の問題を出す人がいて(ちょっと迷惑(^^;)『数学する身体』を
コンピュータは二進法なのに普段我々は何で十進法を使っているのか、
虚数はなんなんだ、数や図形は単なる道具だぞ、などなど
そういうことかーがいっぱいの文系にもおすすめの数学の読み物です
後半は岡潔愛が炸裂でした

『数学する身体』にユクスキュルの「環世界(Umwelt)」の話が出てきたので
日高先生訳の『生物から見た世界』を出してきました
あらゆる動物はそれぞれの周りに閉じたシャボン玉のような環世界を持っていて
そのシャボン玉と一緒に常に動き回っていると想像すると分かりやすい
環世界を知ることは環境問題を考えること、なのかもしれないです

弱いものなりに快適に生きる術を『苦労の節約』からちょっとだけ学ぼう
ヨガのことや、嫌いな人を一度頭に取り込んで光が…みたいな部分は全然理解できないけど
仕事の正しいサボり方の中の「自発的にテーマを持つ」だとか
病苦の予防のための正しい運動として「日常の用を自力で精いっぱいやる」だとか
あの世の人があなたに直接話したいことがあるなら、直接言うか気づかせるだろ!
(だから霊媒師とかに金使うんじゃないよ)だとかは
ちょっと偏屈感があって好きでした

とにかく巻き込まれて『へろへろ』の著者です
巷で話題の宅老所「よりあい」を作っていくノンフィクションですが
人との信頼、より良い社会環境やまちづくりの話でもある気がしました
いろんな段階でのお金集めは目からうろこが落ちます
ケセラセラ~ボケても普通に暮らせる社会に!
装画は著者が唯一巻き込んだ近所の少年(現在高校生)モンドくんです

『ダンス・イン・ザ・ファーム』@周防大島
著者は元銀杏boyzのギタリストです
よそ者だから見えてきたあれやこれや、島に移住してからの8年の記録です
この著者も割と巻き込まれている人ですが、自然に島に馴染んでいて巻き込まれ上手と言えます
これからの時代、ペットはヤギだよね

装丁がかっこいい新☆ハヤカワ・SF・シリーズ『人之彼岸』でまたAIの勉強です
前半はAIについてのエッセイ(後半は短編集)
AIの弱点から今後の課題を導き出していました
そしてAIと付き合っていく我々に必須なのは
AIを理解する能力の他に「AIを超える能力」を身につけなければならない、とのことですよ
あと大事なのは、人と付き合う能力!結局はこれなのだよねー

巻き込まれて『浮遊霊ブラジル』へ…は短編集でした(またエッセイだと思っていた)
コルネさんがキレた話、店主の言い分も聞いてみたいわー何にも考えてなかったりして
装画は横浜フランセのパッケージ等でおなじみの北澤平祐でかわいらしい

巻き込まれていない『ぼくにはこれしかなかった。』
盛岡で小さな本屋さんを営んでいる店主の静かで熱い自伝です
面倒なのかもしれないけど、この人はもっと周囲の人を巻き込んでいい人だと思います
お店が長く続くこと、願っています

『公認 野球規則』はテレビの前に一冊!

ここからは雑誌

下の2冊は「DEAN & DELUCA マガジン」です
真面目に活字部分を全部読もうとすると非常に読みずらい雑誌です
レシピも参考にならないし…ライフスタイルが合わないんだろうなー

ジュンク堂「書標 2021.4月号」
最後のページの書店員さんのうらばなし、ほっこりしました

「図書 2021 4」
世の中には天秤にかけてはならないものがあります
政府が人の命と経済を天秤にかけて、経済の方を選んでから数カ月…
なんとなーくそのまんまになっていて何も良くなっていない各地に緊急事態宣言発令中のコロナ第4波
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積読拾読(北海道を極める編)

2021-05-20 | 
左:道東のアンオフィシャルガイドブック『.doto(ドット道東)』です
「道東」のヘリの定義は人それぞれかもしれませんが
この本がカバーしているエリアを見ると、十勝や興部も道東です
牛の尿から消臭剤を作った会社や小さな映像制作会社のインタビューが読み応えありました
そして北海道と言えば美味しい食べ物!
変わらず一押しは興部のノースプレインファーム
気になるのは…こころ旅で正平さんも食していた「無量寿」、ホームランやき、
ふじもりのインデアンカレー、麦音のパン、清月の「蝦夷めぐり」…と魚介無しです
まだ見ぬ陸別津別根室へ行きたいぞ!がんばれ道東

右:カバー写真が印象的な「pen No.516」の特集は北海道です
気の遠くなるような時間をかけて織った「二風谷のアットゥシ」という布の織り手が
使命感を持ちながらもとても楽しそうなのが印象的でした
道内の土器の進化については、こちらの雑誌にきれいなビジュアルがあって、
『.doto』の方に年表と文化圏の説明があって、合わせて見たら面白かったです
そして忘れちゃいけないのがボールパーク(日ハムの専用球場)
グーグル先生マップを見ると、ボールパークのすぐお隣が高校だったりします
騒がしくないんだろうかと心配しちゃうなー
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積読拾読(ケーキを等分するには編)

2021-04-13 | 
やっと『日本沈没(上)』を読み始めた
海底から話が始まり、閉所が苦手な私は最初から息苦しくなってしまった
リアルすぎて、怖すぎて、ちょっとずつ読んでいて、全然進まない
ということで気を紛らわすために合間に漫画ばかり読んでいたのである
今回の漫画、全部おすすめ!

食いしん坊にはグルメ漫画エッセイの『いつか中華屋でチャーハンを』がおすすめ!
日本全国の中華屋でラーメンやチャーハン以外を食べまくる
なんでそうなったのか曖昧だけれど、地域やその土地に根付いちゃった料理がいろいろ登場
皿やどんぶりに盛られた御馳走を俯瞰で描いた絵が満載で幸せだ
広島の天津飯、食べに行きたいなぁ

前回の積読の『ベルリンうわの空』の続編『ベルリンうわの空 ウンターグルンド』を
ウンターグルンド=アンダーグラウンドである
工事がストップしている土砂むき出しの空地の真ん中に、ぽつんとエレベーターだけあって
その下に商店や貸シャワー室がある…?
日本ではあんまり想像できない不思議な設定だけど、お客さんは来るのだ
ちょっと出かけただけでいろんな世代や立場の人とのコミュニケーションが成立していて
さりげなく手助けする様子など、こうありたいよなーと思う事多々あり
街が活気付いてゆくってどういうことか、もっと考えたくなった
続編も期待!

『山を渡る①~➂』はうっかり大学の山岳部に入ってしまった女子たちと先輩たちの物語
かわいい新入部員たちと山に登って、頂上で一緒にぱぁ~と感動したりよく頑張ったと泣いたりできる
新入部員だけでなく、先輩の成長も描かれているのもいい
山道具のメンテ、装備、山岳文学など、情報量も多いし絵が上手い
私も新入部員と共に成長してゆくぞよ!
と影響されまくったので久々にモンベル行ってみたらまさかの休みだった
続き楽しみ!

大学入学したての、特に理系の人は読んではいけない『数字であそぼ。①~⑤』
これは大学生活が過去のものとなった人でも
読後にうなされたり身につまされたりする人がいるかもわからん漫画だなーと思った
出てくる数学的なことを全部理解しようとすると頭ぷっしゅーとなるのでご注意
とはいえ少女漫画であるから…華やかなキャンパスライフ☆彡…いやほんとに少女漫画?
作者は取材や勉強、大変だろうなー
極端な理系あるある…ケーキの等分や理系がする料理が最高に笑えた
上で紹介した『ベルリンうわの空』にもケーキを切る話が出てくる
何でそうなっちゃうのか、それぞれ結果は全然違えど、どちらも可笑しい

今月ドラマが始まる『コタローは1人暮らし①②』
コタローはなぜ1人暮らしなのか
だんだんリアルな社会問題が見えてきて
コタローが可愛くて健気なだけに読むのが辛くなってきた

いろんな国の文学を読んでみたいなと『翻訳文学Ⅱ』を
外国語で書かれた物語をどうしても日本語に翻訳したいという人にチャンスをという目的がこの本にはある
トラウビソーダの話は続きが気になった
猫嫌いが書く猫の話もなかなかだ

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』ねー
キーワードはカハヴィタウコシス
あと会議前の根回しと共感しない勇気

『ルチカ図鑑 結晶』を参考に折り紙で立体(くす玉)を!と思ったのだけど
それこそ数学や結晶構造の理解が必要だし、面倒になってしまって見るだけにしてる

「図書 2021 3」
「いずれ時が来たら話せる日が来るかもしれません」
東日本大震災から10年、まだ時は来ていない
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光る

2021-03-25 | 
付箋
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積読拾読(本で旅する編)

2021-03-04 | 
『湖畔の愛』は吉本新喜劇である
バイトなのに偉そうにしている茂造じいさんが大暴れするホテルシチュエーションの!

北海道開拓の先駆けは『赤い人』たちだった
関東から北海道の樺戸に押送された囚人たちや看守たちの過酷な日々の記録である
二章で話が違う方へ行っちゃったよー大丈夫かな?と思いつつ読み進めたところ
最後の2行できっちりすっきり回収するスゴ技だった
大津事件や日清戦争当時の海外との関係や北海道経済への影響も分かりやすかった
圧巻の調査力と飽きさせない表現力!永久保存版資料である

『AIの壁』について養老さんが4人の叡智と対談
そもそもAIって何の略か聞かれてもすぐに思い出せない
えーとアーティフィシャルインテリジェンス(artificial intelligence)の略で、人工知能のこと
詳しくは自分で!
結局AIが何のか、かえってよくわからなくなったけれど
AIと人が罵り合いをする毎日は近い気がする

水曜日のおじさんの一人、 嬉野雅道氏(うれしー)ご推薦の 『コーヒーが廻り 世界史が廻る』
コーヒーの起源やコーヒーハウス誕生までと第二次大戦後の話は面白かった
その間がねー世界史がよくわからないのよ
我々が今美味しいコーヒーを飲めている状態は不自然だということ、肝に銘じとく

『センス・オブ・シェイム 恥の感覚』は人によって違うものだのぉというエッセイ
私も意見したいいくつか↓
・全てのエッセイは自慢話なんじゃないか問題
・SNS自慢話多い問題
・若者が母親のことを人に話す時に「お母さん」と言っちゃっている問題
・比較的よく外出する引きこもり問題
・自国開催オリンピックをどうとらえたらいいのか問題
・ブックカバー問題
・人前で緊張しなくなった問題
・俺の話を聞け問題

ここからは本で旅に出る

瀬戸内海に浮かぶ『豊島の空気』を吸いに行く
豊島(てしま)は産業廃棄物が大量に不法投棄され、かつてはゴミの島と呼ばれていた
今はアートの島…これはその島の写真集
地元の人が「こんなに風が強いのは珍しい」と言ってはいたものの
1月に直島などに行った時の印象が良かったので、冬は特に瀬戸内に行きたいなーと思う
一番印象的だった写真は空だった
(実際は陸までの左右見開き写真で、右に90度回転して見る)
なぜかというと、空だけの写真でも上下の向きが分かるものだなーと実感したから

『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』で芸人のオードリー若林君と
キューバ、モンゴル、アイスランドの三か国へ
格好つけて導き出した「キューバに来た理由」は、その他大勢の観光客と同じ平凡なものだった
でも本当の理由が最後に分かる。いい話だな
モンゴルでは緊張しない技を、アイスランドでは自己責任を学んだ

大阪の雑貨屋さん「チャルカ」の店主と行く『東欧 好きなモノを 追いかけて』
店主の雑貨への情熱と買い付け行脚の記録である
カバー以外写真皆無!だから想像力を掻き立てられる
似たようなものなら、つくり手や店主の愛情が籠った雑貨を手にしたいものだ

『パリのガイドブックで東京の町を闊歩する1』とか言いながら某本屋さんへばかり行く
果たして本日あれはいただけます?ぷぷぷ
意外にドキドキさせられるし出てくる本や音楽がいちいち気になるエッセイ続きあるらしい

なんとなく居ちゃって『ベルリンうわの空』
今季一押し漫画の一冊
観光地なんか出て来ないし、劇的な何かがあるわけじゃない
だけど、彼(著者)や友人や町の人の言動をきっかけに私たちは考えさせられる
ちょっとでも地域に貢献できることがあるんじゃないのか
こういう場合はこういう行動が出来るんじゃないか
こんな考え方は差別ではないのか…などなど
続編もまた後日ご紹介

はい、帰ってきた

美容室で読ませてもらって続きが気になって『自転車屋さんの高橋くん③』
高橋君がものすごいイケメンなのかどうかだけよくわかんないけど
各キャラクターもキャラが発する言葉もいいし、上手いなーと思う

湖北野鳥センター企画・編集『湖北の野鳥図鑑』
疑問に思ったことの答えが書いてある!わかりやすい!

本の『サピエンス全史 上・下』を読むのがしんどそうだったで
『漫画 サピエンス全史 人類の誕生編』を
とにかく重量が重い本だ
そして「人類の誕生編」ってことは続編もこのサイズで出る?困った

『Advanced Style ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』
でファッションのお勉強
おしゃれは自由だ!

大宮方面から頂いた『〈盆栽〉の物語』
これから日本画や屏風絵などを見る時には盆栽にも注目したい
栽培の方は枯らす自信あり

『OZmagazine 文具の楽しみ』で文具熱が上がった
気になるのはプラスのチームデミのリバイバル
うちには昔のチームデミのメジャーだけ残ってて、普段使っているのだ
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積読拾読(文学食堂編)

2021-02-08 | 
食べ物系の本シリーズ…今回は小説から
マメさんの表紙イラストはチキン南蛮!の『東京近江寮食堂 宮崎編』
東京近江寮食堂』の続編である
もともとややこしいタイトルに〇〇編が付いて地名が3つ…さらにややこしくなってしまっている
え、おばちゃん今度は宮崎に出張?と思ったらそういう事では無かった
料理やおばちゃんたちの動きの描写がすごく丁寧で楽しい
醤油のことも調べたくなった
わー続き読みたいわーと思ったところ3作目が出てたので早速購入

マメさんの表紙イラストは生姜味噌おでん!の『東京近江寮食堂 青森編』
イガメンチ作ってみた…揚げてないんでちょっとべちゃっとなった
・フード・ファディズム
・塩は人体にとって両刃の剣…塩のこと、調べてみたい
・津軽弁の「迷惑だ」は「悪いね、申し訳ないね」の意味
さて次はどこ編かなー

言わずと知れた食べ物系の本の名著『散歩のとき何か食べたくなって』初読み
池波正太郎さんは八日市の招福楼さんみたいなところでいつもご馳走を召し上がっているのかと思いきや
そうでもないところが親近感。子どもの頃から知らない街をうろうろしちゃうのにも親近感
コロナ禍で外食も儘ならないし、もう無くなったお店もあるなぁ
「この後20年もたてば、この本は小さな資料になるかも知れない」まさに!

『つまみぐい文学食堂』に美味しそうなものはほとんど出て来ない
海外文学作品より選りすぐった不味そうな一品をこれでもかとお見舞いされる
小説の中の惹かれる食べ物シーンを書いたら大体不味いものの話になっていたそうだ
あとがき対談で思わず都甲幸治さんが著者に放った一言がすごい
「おいしい食べ物への執着はないんですか」

最後にフランス最優秀料理小説賞(そんなのがあるんだ!)受賞作『至福の味』を
主人公の料理評論家が間もなく人生を終えようとしている
美食家だった彼が最後の晩餐に食べたいものは何だったのか
この本、カバーを剥いてもかわいい
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積読拾読(知識と知恵と知性編)

2021-02-05 | 
北海道胆振東部地震(2018年9月6日)の時、全道が停電したのは記憶に新しい
想定外の全域停電の背景を北海道新聞社が大検証!『検証 ブラックアウト』
読んでいてドキドキしてしまって全然進まなかった
稚内の風力発電所が停電時に稼働できなかった理由や
液状化してしまった土地の話は非常にショック

『たのしい知識』で天皇(憲法)、隣の国、コロナを知ろう!
高橋源一郎先生が今伝えたいことがたっぷり
しかし著者のインプットは続くわけで、あとがきにあるように
「時間が許すなら、この本は、絶えず書き換えられてゆくものになるはず」

『「国境なき医師団」になろう!』おー!
組織で活動しているのは医者だけではないのだ
ところでこのコロナ禍、国境なき医師団はちゃんと活動できているのか調べてみた
…コロナ禍ならではの問題はありそうだけど引き続き活動されている!
最低でも英語(そんでもって+フランス語)はちゃんとやっておけよということだ
そうすれば世界は広がるはず

どうしてそんな行動に出たのか…『動物たちの不思議な事件簿』
著者が笑いすぎてコーヒーに時々むせながら「最高のエピソードだろ」と話してるみたいな本だ
鳥は飼うまいと思った。特に話す鳥
この間チコちゃんに出てきた雄鶏も午前3時には鳴いてたから駄目だな
軍用イルカの話はショッキングだ
著者が言うみたいに「彼らのために、彼らがダメな兵士だったことを祈るばかりである」

後半の食べ物系の本は次回へ
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積読拾読(愛のカタチ編)

2021-02-03 | 
『将棋の渡辺くん①~⑤』の主人公は棋士の渡辺明名人!
これを描いているのはその奥様です
奥様にとってご主人は観察し甲斐のある非常に面白い存在
こんなにいろいろ描かれて渡辺くんは嫌じゃないのかなーと
読者は心配になるところですが
仕事(将棋)に何ら影響はないので気にしていない様子です
続きが楽しみだなー
因みに、このgooブログには渡辺明ブログがありますよ
あ、新しい「ぬい」買っちゃってる!

水曜どうでしょうを愛する漫画家が描く『水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~①②』
大泉さんが水曜どうでしょう番組内でしゃべったホラ話を劇画化しています
そもそもがしょうもないホラ話なので面白くはないです
②の帯の「この話に長年付き合わされた者の気持ちを察してください」というミスターのコメント…
意義あり!
あんた(ミスター)がどんどん質問するからでしょ!自業自得ですよ
水曜どうでしょうメンバーの座談会は面白かった

『アルスラーン戦記⑭』出てた!
相変わらず誰だっけ迷子にはなっています
これを読んだ後に、水曜どうでしょうの「試験に出るどうでしょう 日本史」の
信長関連の戦いの説明を見ていたらすごく楽しかったのです
大泉さんが説明上手だというのもありますが、逆にアルスラーン原作者の歴史愛を感じました
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積読拾読(おなかがへった編)

2021-01-06 | 
食べ物系の本シリーズ…今回スタートは『いしいしんじのごはん日記』
9.11の翌日から翌2002年の末までの日記が収録されている
美味しいお魚とお野菜天国の三浦半島の三崎に引っ越した著者の
ちゃんとした料理の数々と東京との往来、近所の人たちとのふれあい
(向かいの家の子供が勝手に入ってくるの)が楽しかった
しかし付箋貼ってるところを改めて見ると、ほとんど食べ物は無いのだよね
そして人の日記を読んで、あの時自分はあーしてたなーなどと思い出すのである
・油壷の地名の由来、こわ~
・著者、おしたし好き
・「琵琶」の漢字の「王」は弦楽器のフレットをあらわした表形文字
その下の「比(ぴー)」は右手を下におろす時の音
「巴(ぱー)」は右手を上にあげる時の音
・三崎に、台風なんてこないだよ!三崎はさけていくんだよ!(嘘やん)
・2002年6月、横浜港大さん橋国際客船ターミナル(新ターミナル)オープン
・2002年、ヨーロッパで大規模水害
・雑誌やテレビでやたらと谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』について喧伝している
それも、羊羹のくだりばっかり、偶然かもしれないけど、やたらと目にはいるのです
いまみんなそういう(?)気分なのか
…同じような現象を時々感じるなー野呂邦暢や震災後の書店などなど

『春情蛸の足』で食に妙なこだわりを持つ男性を観察
全体的に憎めないがめんどくさい人々

食堂のおばちゃん』の昭和時代の物語『恋するハンバーグ』
東京の下町ぶらりの途中でこんな食堂でご飯が食べたい
美味しそうなレシピ付き…でも揚げ物は家でしたくない

『ほんとうのリーダーのみつけかた』は
梨木さんはこういう本も出すのかーと意外だった本
これを読む前に、某最近のベストセラー本を読まないとよくわからなくなる部分あり
とりあえずこの本は若者向けの講演の記録を文書化したもの

『空洞のなかみ』は猫の家政婦も演じる、俳優の松重豊さんの本
前半は役者あるあるを元にした少し緊張感のある短編小説
芝居の最中に台詞が出て来ないという夢を見てしまう…なんかはよく聞く話だ
後半は「孤独のグルメ」にまつわる話などの食べ物エッセイ

チャールズ・リンドバーグの妻が書いた『海からの贈物』
女性必読!ですってよ奥さん
登場する貝が実際どんなものか調べた上でまた読んだらしっくり来るかしら
日々一人で過ごしてて何が悪い!
日々世界中の出来事を理解した上で一つ一つの解決策を考えなければならないのも無理!
…みたいな話は非常に同感

『シャーロック・ホームズの叡智』でシャーロック・ホームズ、コンプリート
ページ数がやたら多くなる、という理由で各短編集から抜かれたものを
「叡智」に集結したらしいのだけど、順番に並べたのもそろそろ出してもいいのでは?
分厚い文庫なんていっぱいあるし
「蜘蛛の巣の一端におこった静かなトレモロ」って表現いいね!

ここからはコミック
癖になる『はなうた散歩道』
今気づいたのだけど、かわいいイラスト入りのサイン本だった(私は古本で購入)
レンジ先生、最高

すんごい時間が開いちゃったがまだ続く『動物のお医者さん⑤⑥』
三毛猫怖い
汁粉ドリンクの悲劇

①と②は読んでないけど『ニューヨークで考え中③』はコミックエッセイ
この本、見開きで置いておける製本
差別に気づいた第158話、無意識の怖さだな
ダブリンの図書館
ニューヨークのスズメ
マッツァボーを食べてみたい、と食べ物で絞め
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